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ゼノブレイド3 新たなる未来・クリア [ゲーム]

本編と同時に購入していたエキスパンションパスの新ストーリーがついに配信されたので、プレイしてみました。

そもそもエキスパンションパスは4段階に分けての配信となっていて、3段階目までは本編への追加要素でした。本編で役立つアイテム、衣装、ヒーロー2人、ノポンの試練とあって、一通り出揃った後でまとめてプレイしておおよそ3時間くらいで終わりました。
ヒーローはキッチリ本編に絡んでくるように追加されていたのですが、ユニークモンスターを全て倒してしまった後の追加だとそこまでありがたみが感じられず、残念でした。
特に特殊アクセサリーの作成は本編進行時にやりたかったな、と。
でも、それだったら全て出揃うまで本編プレイしなければいいじゃない、という話でもあるので、そこはやっぱり我慢できなかったなぁ、とも思っています。

そして、ここからは大型の新規追加ストーリーの話。
エキスパンションパスのメインはむしろこちらです。
プレイ時間はおおよそ30時間で、3000円でこれだけ遊べれば十分だったな、と感じました。

システムは本編システムを更に扱いやすいようにしていて、特に不満はなかったです。
いろいろな追加要素もあり、特にコレペディアやエネペディアなどの収集要素が強化されていて、集めれば集めるほどキャラも強くなるようにしてあったのは特によかったです。
重要アイテム付近では音が鳴って近くに何かあると教えてくれるので、アイテムの取りこぼしが極力少なくなるようにできていたのも便利でよかったです。
本編ではモンスターのドロップアイテムのために何度もマラソンをするとかありましたが、エキスパンションパスでは成長に必要なアイテムは該当モンスターを倒せば必ず手に入るようになっていたので、サクサク進められてよかったです。

マップに関して、本編では2の世界を思い出させる場所はそこそこあったものの1に関してはあまりなくて残念だったのですが、エキスパンションパスでは結構いろんな場所で出てきて楽しかったです。
あぁ懐かしいなぁ、という場所がいくつもありました。

では、ここからネタバレありのストーリーの感想です。

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ガレリアの地下迷宮と魔女ノ旅団・クリア [ゲーム]

新たなゲームを探している中でストーリーがいいという評判を見つけて、プレイするならシリーズを最初からということで「ルフランの地下迷宮と魔女ノ旅団」をプレイし、そうしてようやく本作に辿り着きました。

システムは前作を順当に進化させた形となっていて、更に様々な要素が足されたりもしていたので、これは前作でおおよそシステムを把握しておいてよかったな、と感じました。システム自体が複雑……というより把握しておかないといけない要素が山ほどあるので、いきなり本作から入ったら慣れるまでかなり時間がかかっただろうな、と。

人形兵を作って、それを結魂書に登録して(最大8人)、それが5つ配置できる、という仕組みは前作同様で、今作では24体ほど作成しました。
選べる職業は前作の8種類から大幅に増えて24種類、前作では育て直し要素である魂移しをしてもスキルは最大8種類しか選べませんでしたが、今作では魂移しでスキルを全て継承できるようになっていたので、より魂移しが意味あるものになっていました。
前作では1体につき2回くらい魂移しをしましたが、職業を変える意義があまり見い出せずにずっと同じ職業を選び続けていました。でも、今作ではザックリ育成プランを考えて1体当たり6職ぐらいは経験させました。まぁ、これに関してはこのくらい魂移しをしないとクリアレベルに到達できなかった、というのもありますが。
前作はノーマルエンドに到達するまでは魂移しなしでも行けるくらいだったのですが、今作では最低でも魂移しを3回はやらないととても表ラスボスが倒せなかったです。で、裏のラスボスに勝つには6回必要だったわけです。
ただ、レベル自体は凄く上がりやすい作りになっていたので、レベル上げ自体はさほど苦痛ではなかったです。24体同時に育てていると、10分に1回くらいの頻度で魂移しをやる機会が巡ってきたりしたので。

結魂書のシステムは前作とほぼ同じでしたが、今作はドナム(魔法)が100%結魂書依存というわけではなく、結魂書にももちろんドナムは付いているのですが、人形兵自体にもスキルの1つとしてドナムを覚えたり、結魂書の空スロットに任意の魔法を付け加えることが出来たり、それなりにカスタムが可能になっていました。
ただ、前作であまりにドナムが強すぎたせいか、中盤までドナムメインの結魂書はアタッカー枠が1つしかないものしか出現しなかったり、アタッカー枠が3つあるドナム系結魂書が表のラスダン直前辺りになるまで出なかったりして、とにかくドナムでごり押しできる状況が少なくなっていました。
これは攻撃を引きつけるタンク枠に関しても同様で、こちらは裏のラスダンのラスボス直前辺りになるまでアタッカー枠が3つある結魂書は出現しませんでした。
前作の攻撃セオリーだった、前衛のタンク枠で敵の攻撃を受けつつ後衛のドナム枠で焼き尽くす、というのがかなり終盤になるまで実行できませんでした。

という感じで結魂書はカスタムできるようになった代わりに全体的に弱体化された感じはあったのですが、ゲーム難易度としては表のラスボスに到達するまで割とぬるめだったな、と感じました。
前作はザコ戦が楽勝でもボス戦で詰まることが多々あったのですが、今作は表のラスボスの前哨戦まで詰まることはありませんでした。
まぁ、詳しくはネタバレありのところで語りますが、表ラスボスの前哨戦でどうしても勝てなくて攻略法を調べたら単純に実力不足だから鍛えるしかないという結論に達して、5時間くらいただひたすらレベル上げする羽目にはなったわけですが。
表ラスボスの前でいきなり求められるレベルが跳ね上がった感じでした。

ダンジョン探索に関しては、前作同様マッピングの楽しさはあったのですが、踏破済みのダンジョンを何度も行き来させられたり、ものすごくわかりにくい場所にストーリー上必須のアイテムが置いてあったり、極めつけはクリア後の裏ラスダンの凶悪さがあったりして、ストレスが溜まることの方が多かったです。
最後はもう本当に作業感が溢れてしまって、もっとサクサクストーリーが楽しみたかったな、と感じました。
覚えなければいけないシステムが大量にあるせいか、最初の30時間くらいはチュートリアルみたいなもので、進みたいけど進めないもどかしさが序盤はずっと続いていて、最後は最後で作業感が溢れていて、という感じだったというのもあり。

また、途中でどう進めたらいいのかわからなくなる場合がそれなりに発生して、路頭に迷う場面が多々ありました。見つけるべきアイテムが見つけられていなかった場合がほとんどなのですが、ヒント少なめだったりするので、攻略サイトに頼ることがそれなりにありました。

その他、特定のアイテムを集める依頼メモは今作にもあったのですが、集めるべきアイテムがいい意味でも悪い意味でも格段に増えていて、便利なアイテムがもらえることも多々あれど、ランダム発生のアイテムを獲得するためにひたすらダンジョンをマラソンしまくっていたときはかなりストレスがありました。
前作は猿の手マラソンだけだった気がするのですが、今作は10種類くらいマラソンしました。1番大変だったのはチョコドングリマラソンでした。

システム周りのUIは前作がかなり不親切気味だったのが今作大分改善されてはいました。
編成画面で結魂書のドナムが確認できるとか、アイテムソートの種別が増えたとか。
でも、人形兵の魂移しの履歴がステータス画面でしか確認できなくて、魂移しの前になって、そういえばこの人形兵はどういうコンセプトで育てていたっけ?、みたいになってステータス画面に戻る、みたいなことは何度もありました。
改善はされたけど、不満点はまだ残っていた、みたいな感じでした。

ストーリーに関しては、言われるだけあって面白かったです。
一から十まで全て説明してくれるストーリーではないので、後半は結構ストーリーをかみしめながらプレイしないと置いて行かれそうになりましたが、よく練られているなぁ、と感じました。
キャラの個性もかなり強くてよかったですし、いい意味でも悪い意味でも印象に残るというか胸糞悪い展開もこのシリーズらしいな、と思いました。
クリアまで130時間ほどかかりましたが、そこまでの長さは感じませんでした。

では、ここからネタバレありの感想です。

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探偵撲滅・クリア [ゲーム]

推理物のゲームは定期的にプレイしたくなるので、何本かストックを持っているうちの1本をプレイしてみました。

孤島に閉じ込められた14人の探偵が、仲間の中に隠れた連続殺人犯を探す、というのがメインストーリー。
14人の探偵にそれぞれ固有の能力がある、という設定は「ダンガンロンパ」のようであり、「探偵紳士」シリーズのようであり、その辺りは割と二番煎じな感じがしました。

序盤の展開はまんま「ダンガンロンパ」で、14人が集められた孤島で仲間殺しが発生し、その犯人は仲間の中にいる、という展開だったときはあまりシナリオに期待は持てませんでした。

でも、3章くらいから少しずつ流れが変わってきて、単純に殺人事件を解決する話以外にも、迷宮で敵から逃げる展開とかが入ってきたり、犯人が逃亡して再び襲ってくる展開があったり、次第に個性が出てきて一気に話に引き込まれて、最終盤はゲームが止められなかったです。
5章以降は非常に吸引力が高かったです。

システムはなかなか凝っていて、探索パートがターン制限付きのSLG方式になっていたのは素晴らしかったです。これはすごく楽しかったです。
ただ、見えない敵に捕まると即ゲームオーバーとか、全体移動を知らないと確実にターン不足で詰むとか、何度となく試行錯誤しないといけない部分もあり、難易度調整が微妙だったかな、とは思いました。
また、すごくいいシステムなのにゲーム内で合計10ヶ所くらいしか出て来なかったので、物足りなさを感じました。

その他、探索パート以外は基本的にセリフで進むADVで、たまに選択肢が出てくる以外はとにかくボタンポチポチするだけで話が進むのは残念でした。
他の推理物のゲームだと、場所移動とか誰と話すかとか、シナリオ的には一本道でもそれなりにプレイヤーの操作を求めてくるのであまり飽きないというのがあるのですが、このゲームはほとんどボタンポチポチのみ。プレイヤーが介入できる部分が非常に少ないのは残念でした。
探索パート後の推理パートにしても、犯人指定以外は全て3択で、難易度は低めでした。
推理しているというより単純に話を読み進めている感じで、ゲームらしさが薄かったです。

全編フルボイスで音楽もよかっただけに、もっと推理している感じがほしかったです。

では、ここからネタバレありの感想です。

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ゲームレビュー追加 [ゲーム]

ゲームレビューは詳細版をこちらに、星付きの簡易版をアーカイブ用にと分けていたのですが、簡易版のレビューが溜まりまくっていたので、こちらでまとめて掲載します。
後々アーカイブの方にも追加していきます。

アーカイブの方はエッセイが一通り掲載し終わったので、今後はコミックとゲームのレビューを追加しつつリクエストのあった評価基準の話とか何でスクエニ(エニックス)に傾倒するようになったのかとか、その辺りの話を載せていく予定です。


「CHAOS;HEAD DUAL」
ニトロプラス・ADV
★ ★ ★
「CHAOS;HEAD NOAH」とファンディスクである「CHAOS;HEAD らぶ☆ChuChu!」がセットになった作品。
通常選択肢はほとんどなく、妄想トリガーというポジティブな妄想をするか、ネガティブな妄想をするか、妄想しないか、で話が分岐していく。
ストーリーへの吸引力はかなりのもので、妄想が現実になる、ということが本当に起こり得るのではないか、と思わせてくれる。
ただ、周回プレイや個別ルートでの差分が少なく、特に個別ルートはバッドエンドに近しい終わり方をするものが多いというのもあって、残念に感じる部分がある。
ファンディスクに関しても、6人分のストーリーがあるのに展開がほぼ全て同じでなのが残念。
グラフィックに関して、全体的にデッサンは狂い気味で、立ち絵と一枚絵で別人かと思えるキャラもいたりする。

「CHAOS;CHILD」
ニトロプラス・ADV
★ ★ ★ ★
上記作品の続編。前作の6年後が舞台となっている。
ストーリーはボリュームもさることながら、個別ルートもしっかり差別化されていてよかった。謎解きなどの吸引力もかなり強い。
ただ、前作を知っていること前提で話が進むので、今作からプレイするのは少しきつい。
グラフィック、妄想トリガーの扱い方など、システム面も順当に進化していた。


「AI:ソムニウムファイル ニルヴァーナ イニシアチブ」
スパイク・チュンソフト・ADV
★ ★ ★
「AI:ソムニウムファイル」の続編。
前作から3ヶ月後、及び6年後が舞台で、登場人物が一部共通しているが、ストーリーは独立している。
システムは前作を踏襲しているが、イージーモードがあったり、クリア後は制限時間が撤廃されたり、いろいろプレイしやすくなっている。
ストーリーはかなり無茶なことを強引に成立させるためにかなりの空中技を使っているので、矛盾はないけれど何となく納得できない、という部分は残る。


「ゼノブレイド3」
モノリスソフト・RPG
★ ★ ★ ★
上記作品の続編。
人の寿命が10年しかなく、2つの大国が終わらぬ戦いをしている世界が舞台。
物語の終盤で前2作との関係が明らかになるので、前2作をプレイしていることが前提の話になっている。
ただ、集大成という割には話の規模が前2作よりも小さめで残念。
また、全編通してムービーが非常に多く、2時間程度イベントが止まらないこともあるので、プレイするならしっかり時間を確保しないといけない。
システムは1と2のいいとこ取りをしていて、より扱いやすいものになっている。


「ディオフィールドクロニクル」
スクウェア・エニックス・SLG
★ ★
中世ファンタジー世界を舞台にした戦記物。
戦闘はRTSで、それなりのエフェクトが付きつつ必殺技がサクサク出るので、割と楽しくプレイできる。難易度もあまり高くなく、調整もできる。
ただ、ストーリーは、おそらく設定自体はかなりしっかり作られているのだと思うのだが、その大半がダイジェストで進んでしまうのに加え、敵側のストーリーがほぼ語られないなどもあって、かなり中途半端。いろいろ謎が謎のまま話が終わってしまっているので、プレイするならそれなりの覚悟を。
また、キャラデザは素晴らしいのにモデリングが悪く、どうしてこのキャラデザからこのCGが生まれたんだ、という状態なので、ある意味パッケージ詐欺的な部分もある。


「The Last of Us」
ノーティドッグ・ADV
★ ★ ★ ★ ★
人がゾンビ化するウィルスが蔓延した世界で、ウィルスに感染しても発症しないという少女を研究所まで連れて行く。
難易度は高めだが、イージーモードにすればエイムアシストもあるし、サイレントキルを利用すればアクションが苦手でもどうにかなる。敵も人間が相手なのか感染者が相手なのかで戦い方が変わり、いろんなパターンが用意されているので、飽きずに最後までプレイできる。
謎解きの難易度もいいバランスで、わからなければヒントが出るというのもあり、まず詰まることはない。
ストーリーはエンディングの解釈によって感じ方が変わって来るが、いろいろ考えさせられるもので、なかなかよかった。


「いけにえと雪のセツナ」
スクウェア・エニックス・RPG
★ ★ ★
「クロノトリガー」の戦闘システムを踏襲し、往年のRPGの感覚でプレイできるという触れ込みの作品。
往年のRPGと言えば聞こえはいいが、システムには結構難があった。ダンジョンからすぐに脱出する方法がない、ノーセーブで1時間半くらい進めないといけない場所がある、戦闘から逃げるにはアイテムがいる、などなど。
世界の全てが雪に覆われていたり、音楽が全てピアノ曲だったり、という制作者のこだわりは感じられる。
ストーリーは王道ではあるが、最後にちょっとした捻りが入るところはよかった。その部分だけで評価の★を1つ上げたくらい。


「レイジングループ」
ケムコ・ADV
★ ★ ★ ★ ★
とある田舎の集落で人狼ゲームに巻き込まれた青年の話。
とにかくすごいと感じたのは、シナリオに穴がないこと。
全ルートクリア後に解放される暴露モードにより、あのときはどういう心情であのセリフを言っていたのか、裏で何が起こっていたのかなどが明らかになるので、2周目も楽しくプレイできる。
グラフィックがどう見ても1970年代くらいの絵に見えること、フルボイスではあるものの全体的に声優さんたちがそこまで上手くないことが気にはなるが、シナリオが完璧なのでこの評価。


「穢翼のユースティア」
オーガスト・ADV
★ ★ ★ ★
空中都市の最下層で暮らす青年が謎の少女を見つけたところから、空中都市の謎を追うことになる話。
システムはオーソドックスなADVで、選択肢により話が分岐する。
全部で6人のヒロインがいるが、個別ルートに入るとその時点でメインルートが途切れるため、謎が謎のまま終わってしまう。ただし、作中で発生する悲劇もまた起きないので、各エンドにも一長一短ある。
全ての謎が解明されるグランドヒロインルートの出来はかなりのもので、吸引力はかなりのものがあった。
元々PC18禁ソフトからの移植なので、作中からHシーンがごっそりカットされているというのもあり、おまけシナリオはややボリューム不足気味に見えた。


「ニーアオートマタ」
スクウェア・エニックス・A・RPG
★ ★ ★ ★
上記作品の続編。
前作から数千年後の世界が舞台なので、基本的にストーリーは独立しているが、前作を知っていた方が話は楽しめる。
前作よりもアクション要素が強くなり、難易度を下げることで対応可能ではあるが、シューティング技術も必要になったのは少し困った。
フィールドはオープンワールドとなったが、移動範囲がさほど広くないのに移動が面倒だった印象もあった。
ストーリーは前作に続いて心を抉ってくるものがいくつも用意されていたり、全ての内容を知るには考察サイトが必須であったりするところは共通していたが、心に残るいいものだった。
周回プレイをする上でほぼ展開が被らないようになっていたところは評価したい。


「デスエンドリクエスト」
コンパイルハート・ADV+RPG
★ ★ ★
1年前に行方不明になった同僚がなぜか開発中止になったオンラインゲームにログインしているのが発見され、現実世界の主人公と協力してエンディングログアウトを目指す、という話。
ストーリー部分はADVで進み、ダンジョンはRPGで進むシステムで、比率としては7:3くらい。
ゲームの世界と現実世界を任意で切れ替えてそれぞれで話を進めていくのは単純に楽しく、戦闘システムもいろいろ粗は目立つものの、ストーリーをシステムに組み込んだ新しいものを作ろうとした気概みたいなのは感じられる作りだった。
ストーリーもなかなか凝っていて、ネタが枯渇している中で新しいものを生み出そうとした努力が見えるものだった。
マルチエンドではあるが、メインヒロイン以外の仲間キャラのエンディングがほぼ同内容だったのは残念。


「デスエンドリクエスト2」
コンパイルハート・ADV+RPG

上記作品の続編。
主人公は変更されているが、前作のキャラも登場する。
ADVとRPGで話が進むというのは前作と同様だが、前作は任意で切り替えができたのに今作はストーリー進行で切り替えるようになってしまっていた。
戦闘システムは完全に前作の流用で、ストーリーとの融合性が消えてきて残念。
同じダンジョンを何度も巡らされたり、百合展開が多かったり、そもそもストーリーがきちんと終わっていなかったり、登場人物の行動に一貫性がなかったり、とにかくツッコミどころが目立つ出来になっていた。
終わり方も前作と似たり寄ったりで前作ほど納得ができないなど、全てが前作を下回ってしまっていた。


「ルフランの地下迷宮と魔女ノ旅団」
日本一ソフトウェア・RPG
★ ★ ★ ★
キャラメイクをしてチームを作り、オートマッピング式のダンジョンを探索していく。
プレイヤーが操作できるのはあくまで人形兵という兵士たちで、ストーリーはその人形兵を作った魔女のドロニアが中心となっている。なので、内容はかなり濃い。
ストーリーは全容を把握しようとなると考察サイトは必須で、特にラスボスの過去などはわかりにくい。
胸糞悪い展開は多々あるが、エンディングにはちゃんと感動できる。
システムにはやや難があり、戦闘システムが独特であること、魔法の内容がわかりにくいなど、慣れるまでが辛い。また、特定のボスに勝つためのアイテムとして何が必要なのか、というヒントが非常に少なく、この辺りは攻略サイトが必要。
難易度はやや高めで、雑魚敵に比べてボスが圧倒的に強い。
ダンジョン探索は素直に楽しめる。


「オクトパストラベラー2」
スクウェア・エニックス・RPG
★ ★ ★ ★ ★
上記作品の続編。
前作の不満点のほとんどを解消してくる作りになっており、システム面での不満はランダムエンカウントがそのままだったことくらいだった。
今作では8人の仲間たちが全員ボイスありで参加するイベントがちゃんと用意されており、最終的に8人がラスボスに向かって行く流れは素晴らしかった。
8人それぞれの旅にもきちんと緩急がつけられており、ワンパターンではなくなっていた。
音楽も前作同様素晴らしかった。
ストーリー的には前作との繋がりはないので、この作品からプレイしても問題ない。

「探偵撲滅」
日本一ソフトウェア・ADV+SLG
★ ★ ★ ★
孤島に閉じ込められた14人の探偵たちが、その中に隠れた連続殺人犯を探す、という話。
序盤は「ダンガンロンパ」に非常に似ていると感じたが、中盤以降はキッチリこの作品としての個性が出てくる。
探索パートがターン制限付きのSLGになっているところは素晴らしく、この部分はとても楽しめた。
ただ、それ以外の部分でプレイヤーが介入できる部分がかなり少なく、基本的にボタンを押すだけで話が進み、推理パートですら犯人指定以外では3択なので、難易度は低めだった。
ストーリー自体はかなり楽しめたので、もっとストーリーに介入できれば評価も変わってきたと思う。
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デスエンドリクエスト2・クリア [ゲーム]

前作のストーリーがそれなりに面白かったこと、ちょうど前作プレイ中にDL版が半額セール中だったことが重なり、プレイしてみることにしました。

この作品は2ということで続編扱いなわけですが、そもそもゲームの続編というものには、

1.前作とストーリーが完全に独立していていきなりプレイしても問題ない。(テイルズシリーズなど)
2.前作を知らなくても話の9割は理解できるが、知っていた方が楽しめる。(ニーアオートマタなど)
3.前作を知らないと話の半分もわからない。前作プレイ必須。(大逆転裁判など)

という大まかに分けて3パターンあります。
プレイするまでこのソフトは2のパターンだと思っていたのですが、ふたを開けてみたら3のパターンでした。特に2周目。
ここまでガッツリ絡んでくるとは思っていませんでした。

これはシステムにも言えることで、戦闘は基本的に前作の流用でした。
前作の不満点だったSP使用量、属性以外の敵の弱点がわからない、に関しては調整されていたのですが、フィールドバグに関しては特にストーリー上何の説明もなく、こういうものがあるから利用してね、というチュートリアルのみしか説明がなかったことには結構ビックリしました。他にも、ショップの店員が全員同一人物である理由など、前作でストーリー上の設定としてキッチリ説明されていたことが今作は「前作で説明してるから別に今作独自の説明はしなくてもいいよね」という感じで何の説明もなく当たり前に存在していたのはどうなのかなぁ、と感じました。
前作は「バグで浸食されたオンラインゲームの世界」というのを上手く利用していたのに、今作は前作でそうだったんだから今作も同じ感覚でやってくれればいいよ、というだけで、どうしてこういう戦闘システムなのかの説明が一切なく、残念でした。
オンラインゲームと現実世界を行き来するという設定ではなくなったせいで、ハッキングによるサポートがなくなったりもしていて、2なのにむしろ退化しているのでは?、と感じる部分が多かったです。

仲間になるキャラは全部で9人いるのですが、新キャラは3人だけで他の6人は前作からの流用なのもどうかな、と思いました。前作の仲間キャラは今作のストーリーにも若干絡んでくるのですが、戦闘で使うのはアバターキャラという設定で、メインの3人がストーリー上離脱することが何度かあるので、その穴埋めとしてとりあえず入れておきました、みたいな感じで残念でした。
戦闘も基本的には新キャラ3人で戦っていくことになるので、前作キャラを使うメリットはなかったです。
前作キャラ加入時のレベルが低めに設定されているので、使ってみたところで弱いというのもありました。

ストーリーに関しても、前作はダンジョンで進めなくなったら現実世界に切り替えてバグを消して……みたいな並行世界同士での連携みたいなものがあったのですが、今作は夜になると街に化け物が出現するという設定になっていて、昼は寮生たちとの会話イベント、夜は街に出てダンジョン探索、という完全時間経過で話が進むようになっていて、これシステム的に劣化してないか?、と思ってしまいました。
夜に街に出る理由も寮生の誰かがいなくなったから捜しに行く、というワンパターンばかりで残念でした。夜間外出させるための理由を無理矢理ひねり出しているみたいな流れで、前作のような自然な流れはどうした?、となってしまいました。

他にも、探索中に見つけたパスコードを入力すると謎のPCの機能がいろいろ解放されるという設定があるのに、解放したけど何も新しいことはわからない、という流ればかりで、何なんだよこれ……と思うこともしばしば。
前作では、現実世界で見つけた制御構文を適用するとオンラインゲームのバグが消えて進めるようになる、という素晴らしい設定があったのに。

前作はやたらに広いマップが多かったのですが、今作はかなり狭いマップばかりで、極端から極端に走り過ぎじゃないかな、と感じました。
女子寮を拠点として東西南北に広がるマップをストーリーに沿って巡っていくのですが、必ずマップの途中でイベントが発生して1回寮に強制的に帰らされて、翌日もう1回最初からダンジョンに入らないといけない、という流れがあって、同じ道を何度も行き来しないといけないのは結構苦痛でした。

バッドエンドを回収する楽しみもあったのですが、バッドエンド以外のエピソードを回収してもお金しかもらえないとか(前作はアイテムがいろいろあった)、そもそもバッドエンドの数が少ないとか、続編なのにほぼ全てが前作を下回る出来具合ってどうなのよ、と頭を抱えるような展開ばかりでした。

ここからはネタバレありの感想ですが、メインストーリーも結構ツッコミどころが多かったです。

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オクトパストラベラー2・クリア [ゲーム]

前作がそれなりに好きだったのと、続編を制作したのであれば前作の不満点を解消してくる作りになっているはず、という期待を込めてプレイしてみることにしました。
なお、前作はSwitch専売だったのが今作はマルチプラットフォームとなったので、PS4版でプレイすることにしました。

まず最初に結論から言うと、名作でした。
前作で絶望した人、今作は大丈夫です。望んでいたものがあります。
ここからは延々とどの辺りが素晴らしかったのかを語っていきます。

システムは前作の不満点をほぼ解消してくる作りになっていて、かなり快適でした。
前作は中盤の敵が硬くて進めるのが結構大変だったのですが、今作では各マップの推奨レベルに到達していればザコ戦で苦労することはあまりなかったです。
1番大変だったのは各キャラ最終章に到達したタイミングがレベル40だったときで、最終章の推奨レベルが45なので、ボスが強すぎてどうにもならなかったです。
ただ、そのときは未踏地域に行ってみたり、サブクエストを進めたりすることでサクサクレベルが上がったので、レベル上げが大変だったという感覚はありませんでした。

ストーリーも前作は各キャラ4章、1章毎に1ダンジョン1ボス、と固定化されていたのですが、今作は各キャラ3~5章、ダンジョンのみ・ボスのみ・会話のみで終わる章もある、という構成で、いろいろ緩急ついていてよかったです。
中でも、今作では8人全員が最終的にラスボスに向けて結束していく流れになっていて、こういう展開が見たかったんだよ、というのをキッチリやってくれていました。
前作はクリア後の裏ボスに向かう段階で実は8人の物語には共通するものがあったというのがわかるだけだったのですが、今作は8人それぞれの話が最終的に1つにまとまる、というのをメインストーリーでキッチリやってくれていました。
前作はボイスありイベントで8人の仲間が絡むことはなかったのですが、今作の最終章は8人全員参加のボイスありでストーリーが進んだので、前作の状態を知っているだけに、余計に感動しました。
前作は8人で旅をしているのにボイスありイベントでの絡みがないせいで個別に旅をしているようにしか見えなかったのですが、今作はちゃんと8人で旅をしている感じがしました。
戦闘中は仲間を名前で呼び合ったりしますし、キャラによってはあだ名で呼んだりしますし。その辺りも一緒に旅をしている感を強調してくれていました。

また、クロスストーリーとして8人を2人ずつに分けた4本のストーリーの前半部分を序盤に入れることで、今作はちゃんとボイスありイベントでキャラ同士が絡むよっていうのを示してくれていたのもよかったです。
ちなみに、クロスストーリーの後編が出るのは各キャラのストーリーをクリアした後なので、前編の段階ではあくまでクロスストーリーはクエスト的なサブストーリーだと思っていて、8人の中から2人組を作る組み合わせは28通りあるから、そんな数作れないからとりあえず2人組で4本の話を入れたのかなぁ、くらいに思っていました。それが、実はメインストーリーの核部分だったと判明して、だからこの組み合わせで4本のストーリーにしたんだ、というのがわかったときは結構ビックリしました。

前作と変わらなかった不満点は、ダンジョンが狭いという部分と、ランダムエンカウントなのでマップ探索中に戦闘に入るとイラっとする、という部分だったのですが、他の不満点が解消されたことで、これはこれでいいのかな、と思えるようになっていました。
ダンジョンに関しては多分前作よりも全体的にどこも狭めだったのですが、その分数を増やしていた感じがしました。

なお、私が最初に選んだキャラはヒカリでした。やっぱり剣士がいいよなぁ、と思って。
今作でも剣士はかなり火力の出るジョブで、いろいろ重宝しました。
クリアまではおおよそ90時間で、サブクエストも豊富でしたし、結構楽しめた感じでした。

では、ここからネタバレありの感想です。

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ルフランの地下迷宮と魔女ノ旅団・クリア [ゲーム]

新作ゲームを待つ間に何かいいゲームがないものかとちょいちょい検索をかけているのですが、「RPG 名作」「ADV 名作」「PS4 おすすめ」などの検索ワードで出てきたものはもうあらかたプレイしてしまっていて、新たなソフトに出合えないでいました。
そんなとき、そもそも私はストーリー重視でゲームをプレイしているのだから「ストーリー 面白い おすすめPS4」で検索すればいいじゃない、と気付いて、それで検索して出てきたのが「ガレリアの地下迷宮と魔女ノ旅団」というゲームでした。
で、「ガレリアの地下迷宮と魔女ノ旅団」には前作「ルフランの地下迷宮と魔女ノ旅団」があると知り、だったら1作目からプレイした方がいいよね、と思って中古ショップで探していたらPSVita版を夫が持っていると知り、夫から借りてプレイすることにしました。(お互いどんなソフトを買ったりプレイしたりしているのかは基本的に話さないし、知らない)

ゲームシステムはオートマッピングのダンジョン探索型RPG。
同系統のゲームであれば「ザンキゼロ」を割と最近プレイしましたが、名前・職業・性別などなどのキャラメイクをして、仲間は最大40人登録できるというシステムだったので、だとすると似たタイプのゲームは「俺の屍を越えてゆけ2」まで遡るので、あまり私が触らないタイプのゲームになっていました。

仲間はカヴンと呼ばれるチーム的なものに登録しないと戦闘に参加することが出来ず、このカヴンが全部で5つ設定可能で、1つのカヴンに最大8人配置できるということで、合計40人という計算。ただし、戦闘に直接参加できるのは最大で15人、残りの25人はサポートという形で戦闘参加メンバーの力を底上げするのに使うだけなので、最終的に私が作成したキャラは23人でした。

また、このゲームの魔法はキャラ個人に付属するのではなくカヴンを登録する結魂書に依存していて、魔法が強い結魂書には魔法が得意なキャラを配置するなど、システム的には結構独特なものがありました。

で、これを理解するまでが結構大変でした。
まず結魂書にどんな魔法が付属しているのかを見られる場所が編成画面の限定的な場所で、その魔法にどんな効果があるのか確認するには実際の戦闘画面で魔法を選択しないといけないというのもあり、戦闘を重ねていって3つめのダンジョンくらいでようやくシステムがわかってくる感じでした。
全体攻撃魔法がどれかわからない状態で敵が7匹出てくるとか、序盤の地獄でした。

編成画面については、ボタン1つで最強装備に出来るのはいいのですが、ソート機能がそこまで充実していなくて、回避率でアクセサリをソートしたいのにその機能がないので、全てのアクセサリーの回避率を一々チェックしたりとか大変でした。

戦闘に関しても、最大15人参加できるけれど全体攻撃を受けると1人1人にエフェクトが発生するので、それが5連続とか発生したりすると、イライラが募ったりもしました。ボタン長押しで早送りは出来るのですが、長めのSE付きだと早送りが遅くなったりとかしましたし。
また、ダンジョンをしっかり探索してそれなりに戦闘をこなしてキャラを育てておけば、雑魚敵は全体的にそこまで強いとは感じなかったのですが(二つ名を持つ強敵がたまに出たりはするものの)、ボスがやたらに強くて、そこで詰まることが何度もありました。
ダンジョン内をノーダメで周れるくらいなのに、ボス戦になったら2ターンくらいで壊滅状態に陥る場面が何度もありました。
そんなときは、ボス戦前でセーブして、何度もリセットをして、運よくボスが極悪技を使わなかったときとか会心の一撃連発でボスの体力を削れた時を狙い、倒していく感じでした。
心が折れそうになったのは1回や2回ではなかったです。

その他、特定のボスにだけ効果があり、難易度を大幅に下げられる結魂書というのがあるのですが、これに関してゲーム内ではほぼノーヒント。どうも、特定の結魂書なしでボスに倒されて全滅するとヒントが出るらしいのですが、このゲームは全滅ペナルティが激しく大きいので、全滅する前にリセット賭ける場面が多く、そのヒントには気付きませんでした。
最初にラスボスと対峙したとき、防御しているのにラスボスの攻撃でキャラが次々と戦闘不能になるのを見て初めて攻略ページを見たのですが、とある結魂書がないとまず勝てないという記述を見つけ、そんなのわかんないよ、と思わず口から出ました。
ラスボス戦直前の会話にヒントがあったのですが、わかりにくぅ、と思いましたし。
攻略ページなしでクリアするのは難しいのではないかな、と。

ノーマルエンド→真エンド→追加エンドとエンディングは3つ用意されていたのですが、魂移しというレベル1から成長率が高くなった状態で育て直しができるシステムを使わないでクリアできるのは真エンドまででした。真エンド後の最初のボスが既にラスボスよりも強いので、そこからして魂移しで2周目の後半くらいまで育てたキャラがいないとまず勝てない仕様で、最終的に裏ボスを倒した時は3周目後半のキャラが半分くらいいる状態でギリギリでした。
ただ、この職業をこう育てておかないと詰まる、みたいなことはなく、全職業を満遍なく育てていれば最終的にはどうにかなる感じはありました。

追加エンドに向かう行程では経験値が非常に入りやすくなっているので育てるのにそこまで苦労はなかったのですが、力押しで勝てるということはなく、有効な結魂書を用意して有効な攻撃をしつつ専用結魂書で敵を弱体化させないと裏ボスが倒せないので、この辺りは何度もリセットしましたし、勝てたときはかなり幸運が重なりました。もう1回勝てと言われても無理かもしれません。
この辺りの難易度はもっと簡単にしてほしかったです。

ただ、ダンジョンを探索するのは単純に楽しかったです。
敵もそこまで多くなかったですし、拾えるアイテムもたくさんありましたし。

ストーリーについては、プレイヤーが操作できるキャラたちはあくまで人形兵という戦闘兵で、それを使っているドロニアとルカが物語のメイン。
人形兵がダンジョンを探索して気になるアイテムを見つけてドロニアに報告するとストーリーが進んでいく、という流れなので、プレイヤーはあくまでドロニアの手伝いをしている感じで話が進んでいきました。
その過程でダンジョンのあるルフラン市の謎、ドロニアの過去、ルカの正体などが次第にわかって来るので、プレイヤーに人格がないタイプの作品としてはストーリーが濃いな、と感じました。

ただその分、ストーリーは結構難解でした。
ザックリした流れはそこまで難しくないのですが、ラスボスの過去の話はいろんな部分で断片的に語られているものをまとめないとわからないもので、それに関する過去ログを読むとか資料集を読むとかがないというのもあり、クリア後に考察ページで内容を補完しました。
感覚的には「俺の屍を越えてゆけ」に近い感じで、本編よりもむしろ重要なラスボスの過去の話を各ダンジョンのボスが断片的に語る部分は似ていました。

それじゃあそこそこわかりやすかった本編はというと、内容的に結構えぐい展開が多かったです。
プレイしていて楽しい気分は決してならなかったです。
ただ、それを乗り越えた先にあるエンディングは感動的で、真エンドもよかったですが、ノーマルエンドもそれはそれでよかったです。

なお、真エンドを見ても謎のままな部分はそれなりにあって、それは追加エンドに向かう過程で明かされるので、エンドコンテンツだからといってやらなくていいということは全くなく、むしろちゃんと追加エンドまで見て完結する仕組みでした。
ボスが強くて進められないから途中で止めたという人がいたなら非常にもったいないと思いますし、だからこそ難易度をもっと下げられるようにしてほしかったです。

トータル75時間くらいプレイしましたが、本編55時間、追加20時間くらいだったので、結構なボリュームがありました。

では、ここからネタバレありの感想です。

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デスエンドリクエスト・クリア [ゲーム]

ここ最近のゲームの探し方としては、最新作以外のソフトに関して、ゲームショップに売られているゲームで気になるソフトをアマゾンで検索し、評価が★4前後あったら買ってみる、というのをやっています。
この作品は、戦闘は誉められたものではないけどストーリーはいい、と評価している人が何人もいたので、ストーリー重視でゲームを見ている私だったら楽しめるかも、と思って買ってみました。
結果として、一言で感想を言うなら買う前に見た評価の通り、となる場合がほとんどで、今作もまさにそれでした。

ゲームの内容としてはRPG+ADVで、ダンジョンの探索はRPGとしてプレイして、ストーリーはADVとして進んでいく、というなかなか珍しいものでした。割合としてはRPG:ADV=3:7くらいで、ゲームの大半は会話で進むADVパートでした。
クリア時間が1周目40時間、2周目が10時間くらいで、2周目はイベントカットしまくったので、2周目はほぼRPGパートしかプレイしていない感じはありました。

ADVパートにはたまに選択肢が出てきて、選択を間違うとバッドエンドになるものの、RPGパートで役立つアイテムがもらえたり、トロフィーのためには積極的にバッドエンドを見ていかないといけないので、バッドエンド探しは割と楽しかったです。
RPGパートでもボス戦で敵前逃亡するとか、特定のボスに負けるとバッドエンドが用意されていたりして、単純に戦って勝っていけばいい、というわけではなかったのはよかったです。

ADVパートは基本的にいつでもセーブ可能で、選択肢が出てきたらセーブしておいて、バッドエンドを回収したら次に進んでいく、というのが出来たので、割と進めやすかったです。
ただ、ボス戦直後のADVパートはセーブ不可で、ボス戦→長尺のADVパート→セーブ不可のバッドエンド選択肢、と出てきたときはちょっとどうにかならないものかな、と思ったりもしました。
2周目になればボス戦も楽々で、イベントスキップを使えばすぐに選択肢に到達できるので、私はそこでバッドエンドを回収しました。

RPGパートに関しては街が存在せずにマップがダンジョンしかない、やたらと複雑なマップが多くて迷いやすい、1つの戦闘に時間がかかりすぎる、命中率が悪すぎる、SP消費量が莫大な技が多い、カメラワークが悪い、など結構不満点がありました。
戦闘はシンボルエンカウントで敵の数自体はかなり少ないのですが、難易度ノーマルでも普通の雑魚戦で1戦闘2~3分かかるのはザラ、下手すると5分以上かかる戦闘もありました。
1キャラに対して3行動選択できる&多段ヒットする技が多いという仕様のせいか、命中率がかなり悪く設定されていて、運が悪ければ3割程度しかヒットしなかったりもしました。
また、全ての敵キャラに対して日・月・星の3属性+物理・魔法どれに強くてどれに弱いかの設定があり、ちゃんとダメージの入る攻撃をしないとほとんど敵の体力が削れないので、基本的に力押しが出来ないのは一長一短ありました。更に、後半になるに連れて通常攻撃がほぼ意味をなさなくなり、とにかく技を連発していかないといけなくなるので、常にSP不足に悩まされることになりました。
SPの最大値が999なのに、消費SP150の技とか結構あるので、1回の攻撃で一気にSP450消費してSPが枯渇するとかありました。
レベルが上がるとHP・SPが全回復するのと、早ければ2戦闘、遅くとも5戦闘くらいするとレベルが上がるというのがあったり、SP回復アイテムは比較的敵からドロップしやすいのがあって、ダンジョンの途中でSPが枯渇しても店まで戻らなくてもいいようにはなっていたのですが。

戦闘にはシミュレーション要素があったりして、新しい戦闘の形を模索したのだろうという意気込みみたいなのは感じられたのですが、ストレスが溜まることの方が圧倒的に多かったです。
また、隠しダンジョンをノーセーブで進んで隠しボスまで進んだらエラー落ちして3時間くらい無駄にしたこともあり、このゲームのRPGパートはトラウマになりそうな気すらしました。

ストーリーに関しては、絶賛するものではないものの、割と面白かったです。
1年前に行方不明になった同僚がなぜか稼働停止中のネットゲームにログインしていて、現実世界の主人公がエンディングログアウトを目指して同僚のサポートしつつ現実世界でも謎を追っていく、という内容で、ゲームの世界と現実世界を切り替えつつストーリーを進めていくのは結構楽しかったです。
ゲームの世界はかなりの範囲をバグに汚染されていて、現実世界でそれを取り除かないと進行不可になっている、という設定がまず上手いな、と感じました。
ゲームの中に配置されている謎のアイテム、現実世界の中にあるゲームのバグを除去する制御コード、などなど、とにかく先が気になる作りで、引きが非常によかったです。
ただ、序盤に指定された最終目的地に辿り着くまでに結構回り道をさせられた感じだったので、変に間延びしていたというか、回りくどかった感じもありました。これだったら最終目的地が最初からわからなかった方がよかったかも、と思ったりも。

では、ここからネタバレありの感想です。

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ニーアオートマタ・クリア [ゲーム]

もともと前作「ニーアレプリカント」をクリアした時点で購入はしていたものの、別のゲームがプレイしたかったりしてしばらく置いたままにしていました。
でも、テレビアニメ化が決定したので、放送前にクリアしておこうと思ってプレイし始めました。

設定は前作から数千年後ということで、同じ地球上ではあるけれど、地理的には全く別の場所の廃墟都市が舞台。なので、前作と似た地形があるとかはありませんでした。

システムはオープンワールド。
プレイし始めたときは、「ゼノブレイド」みたいにオープンワールド的に移動できるマップがいくつか用意されているのだろう、と思っていたのですが、そうではなくマップは1つだけで、そこは「ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド」みたいだな、と感じました。
そうなるとマップは全体的にちょっと狭めで、探索できる地域がもう少しほしいな、と感じました。
ただ、中盤からはファストトラベルが使えるので移動などの苦労はあまりなかったのですが、ファストトラベルなしの状態でクエストをこなしているときは結構大変で、序盤はマップ自体そこまで広くないのに移動がやたらと大変、という印象がありました。

アクション要素は前作よりもかなり強くなっていて、特にシューティングとジャンプ技術が必要なところはちょっと大変でした。
ゲームをクリアするだけなら難易度をイージーまで落とせばオート攻撃ができるのでシューティング部分もボス戦もどうにかなるものの、《ジャンプと回避で空中を移動し続けて到達できる場所にある武器》は結局取れないままゲームを終えました。
回避→ジャンプ→ジャンプ→回避、くらいまではできるのですが、さらにその後でポッド投げやら回転攻撃で飛距離を伸ばせるといわれても、もう私の技術では無理でした。

そんな感じでなんやかんやで取れなかったものもあったので、全体の95%くらいをやり込んで終わりにしました。一応ゲーム内通貨でトロフィーを買えるシステムがあったので、形だけトロコンだけはしました。
プレイ時間はおおよそ60時間でした。

音楽は前作同様素晴らしかったです。
フィールドボーカル曲は今作でも健在でしたし、いろんなアレンジ曲とか、前作の曲が流れるところとか、いろいろと感動できました。

ストーリーは前作ほど難解ではなかったものの、アーカイブを読んだだけではわからなかった部分もそれなりにあって、やっぱりゲームクリア後にいろいろな考察サイトで補完することになりました。
また、どす黒いというか胸糞悪くなるというか、そういう系統のクエストは前作よりもかなり多くなっていたように感じました。結末を見ると、胸をえぐられるような感覚に襲われることが度々ありました。
まぁ、それがこのシリーズのいいところでもあるのですが。


では、ここからネタバレありの感想です。

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穢翼のユースティア・クリア [ゲーム]

今回クリアしたのはPS4版ですが、元は2011年に発売されたPCソフトです。
この辺りの年は、シナリオ重視でプレイするなら18禁PCソフトがいい、というのが私の中にあって、萌えゲーアワードの最優秀賞作品を買ったりしていたのですが、この作品は萌えゲーアワードにはエントリーしていませんでした。でも、ネット掲示板で「今年の18禁PCソフトの中でどれが1番面白かった?」という話題が出るとこの作品を挙げている人が結構いて、何となくタイトルだけは覚えていました。
それで、割と最近になってPS4版が出るということを知って、じゃあこれを機にプレイしてみよう、となって、買ってみることにしました。

システムはオーソドックスなADV。
立ち絵があり、基本的に会話で話が進んで、選択肢でエンディングが分岐するタイプ。
ただ、分岐するとは言っても順番に登場するサブヒロインたちの話はほぼほぼ本編に組み込まれていたので、実質1本道でした。
サブヒロインと共に生きることを選ぶと謎解きもないままその時点で話が終わる、という仕様で、個別ルートはかなり文章量少なめでした。エピローグ的なものしかなかったです。
しかしながら、謎解きがないのでいろいろ消化不良にはなるものの、その後の本編で起きる不幸も起きないので、ただただハッピーエンドを見たいだけならサブヒロインENDを楽しむべき、という感じもあり、一長一短ありました。

グラフィックは背景も含めて普通な感じでした。
いかにもなギャルゲーハンコ絵なので、気になる人は気になるかな、と。

音楽も悪くはないかなぁ、くらいな感じで、そこまで印象に残る曲はなかったです。

ストーリーの話はもうネタバレしかないので、ここから隠して語ります。

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