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ガンガンJOKER・5月号感想 [スクエニ]

本日はガンガンJOKERの感想を書きました。

では、さっそく総評です。
面白かったのは、龍とカメレオン、ラグナクリムゾン、京兼家の花嫁、など。
今月は読み切り2作品の出来が良くて、読み応えがありました。

今月での最終回作品1作目「好きな子がめがねを忘れた」。
連載序盤につながるような展開もありつつ、卒業式できれいなハッピーエンドとなっていました。
今月の表紙&センターカラーでしたから、扱いとしては最上級というのもあり、次回作は絶対本誌で出てくるだろうな、と思います。
アニメ2期もありそうな雰囲気がありますから、新連載の時期とアニメ2期の時期を合わせてくることもあり得るかな、という気がします。

最終回作品2作目「ぼくとミモザの75日」。
おそらくは最初から決められた通りの終わり方だったのではないかな、と思うのですが、終わり方としてはバッドエンドでした。ただ、バッドエンドとは言ってもきれいなバッドエンドという感じで、この作品ならこの終わり方でよかったな、とも思いました。終わり方には納得できましたし。
雑誌内での扱いはあまりよくなく、もともと外部からの作家さんなので、次回作は出て来ないのではないかな、という気がしています。

今月掲載されていた読み切り「脆くて、優しい」「別れて、清水さん!」はどちらもかなり出来が良かったです。
「脆くて、優しい」は以前掲載された読み切り「微熱な私の気になる執事」と同じ作者ということで、この作者と私の感性がかなり合う、というのが今作ではっきりわかりました。
作品の雰囲気はGファンタジーとかゼロサムとか、もっと言えばココハナとかフォアミセスとかそれなりに年代が上の女性誌向けの方が合っている感じはするのですが、現時点の本誌にはない雰囲気の作品でもあるので、本誌でこのジャンルが開拓されていくならそれはそれでいいのではないかな、と思っています。
再登場、待ってます。

「別れて、清水さん!」は、冒頭のベッタベタな少女漫画展開から予想しなかった結末になっていて、話作りが上手いな、と感じました。
最後まで読むとタイトルの意味が二重になっているのがわかるのもよかったです。
これが投稿作ということで、将来性はあるように思います。

では、ここから全作品感想です。

レギュラー連載

賭ケグルイ
今月も休載。
数ヶ月後に連載再開予定、とのこと。

ソード・オラトリア
終盤間際まで、アイズが負けたところで終わるのだろうなぁ……と思っていたので、最後の展開には驚かされたし、演出もよかった。
アイズ無双が始まるのかどうなるのか、次回に注目したい。

ヴァニタスの手記
混血児たちが狩人にいらぬ疑いを賭けられて殺されそうになる、という展開で、混血児の扱いってこんなに悪いんだ、とまた感じた。混血児が差別されている、という話はもう少し続きそう。
本編が動くのはその後か。

ラグナクリムゾン
今月はこの世界でクローンはどう利用されているのか、ということを説明するための話だった。
カルラがクローンだというのは元々わかっていたが、それ以外の人たちもいろいろクローンを作られているとのことで、だから同じ時代に強者が集まるようになっているのか、と納得できた。
次回にも期待したい。

ジャヒー様はくじけない!
今月はサルワがタローマルに篭絡されてしまう話。
ここのところずっとタローマル関連の話が続いているので、ちょっとワンパターンに見えてしまった。
続きの話を考えあぐねていて、その穴埋めとしてタローマルに頼っているように見えてしまう。

怪人麗嬢
今月は優香の過去がメインで、なぜそこまで献身的になれるのか、という理由が語られていた。
話としては可もなく不可もなくな感じ。
1ヶ所を落とすのにかなりページを使っているので、これから大丈夫なのかな?、とちょっと心配になった。

事情を知らない転校生がグイグイくる。
今月は笠原さんがどうして高田くんを好きになったのか、が描かれていた。
笠原さんがほぼ茜を意識していなかった感じなのは、笠原さんならあり得そうだな、と思えてよかった。
修学旅行編は思っていた以上に長くなりそう。

好きな子がめがねを忘れた
今月で最終回。
第1話と結びつくような形を取りつつ、卒業式できれいに終わっていた。
表紙&センターカラーという最上級の扱いだったので、次回作は絶対に本誌で出てくるだろうな、と思う。
アニメ2期もありそうなので、新連載をその時期に合わせるとかもありそう。

履いてください、鷹峰さん
今月は鷹峰さんの態度がおかしいのを白田が直接訊く話。
なんやかんやでごまかされてしまうのは白田っぽいと言えば白田っぽいのかな、と感じた。
次回からは通常回になるかも。

ブラトデア
今月は休載。

最近雇ったメイドが怪しい
今月は休載。

勇者パーティーの荷物持ち
今月はベロニカたちの作戦が一通り説明されていて、このまま圧勝してしまいそうな感じにはなっていたが、次回は魔物側の逆襲になるのだろうな、と思う。
イルルガルの死体を出していないので、イルルガルは生きているだろうと思うし、下敷きになった人がいるのかどうかについて言及がなかったのも残念。

龍とカメレオン
今月は2話掲載。
富嶽との勝負ルールが決まり、新しい仕事場での話がスタート。
新しい仕事場が家賃格安で幽霊が出るという設定なのはお約束だが、深山の性格のせいで幽霊が立ち去ったということで、これはこれで新人作家が広い仕事場を使える理由付けのための話としてあまり気にしない方がいいのかも。
次回に期待したい。

ぼくとミモザの75日
今月で最終回。
おそらく最初からこの終わりになると決められていたとは思うのだが、久しぶりにキッチリ終わっているバッドエンドを見たな、と思った。
これはこれでこの終わり方の方がこの作品らしいと思えたので、納得できた。
ただ、もともと外部からの作家さんなので、次回作は出て来ない気がする。

そして悪魔は正義を騙る
今月の展開を見て、一気に最終回に向けて舵を切ってきたな、と感じた。
エウリア殺害犯もあっさり出してきたし、タイトルの意味も出てきたので、これはもう残り2~3話で終わりそう。コミックス次巻完結ペースなのだと思う。

魔王様はあいまで知りたい。
魔王が勇者パーティの誰かと偶然会っていたというところまでは読めていたが、それが勇者本人だったというのはちょっと意外でよかった。
勇者パーティが魔王の顔を知らない、という設定だったのもよかったと思う。
次回にも期待したい。

高森君くんを黙らせたいっ!!
高森くんのシャーペンを壊してしまって、それをどう謝るかに四苦八苦する話となっていた。
現時点で、これもう高森くんと両想いでいいじゃん、というレベルになってしまっているので、ちょっと序盤ハイスピードで距離が近付きすぎてしまったように感じた。
今後がワンパターンになりそうでちょっと怖い。

ごっどくん
今月はマネージャーが完全にリリアンの手足となって動くことになる話で、こういう展開でないとリリアンが自由に暗躍できないから、これはこれで正解ルートだな、と思えた。
マネージャーが最初からリリアンに心酔していた、というのはちょっと都合よく見えたりはしたが。

スミごもりの炭女魔王は最強従者に恋焦がれます
スミがギタ以外の信頼のおける部下を見つける話となっていて、少しずつ仲間を増やしていく展開になるのかな、という気がした。
しばらくはサブキャラを揃える話が続きそう。

京兼家の花嫁
布由を助け出して魔物を倒す辺りまでは王道展開だったが、最後に新キャラが出てきて、話の風向きがちょっとかわったように感じた。
次回辺りで世界情勢がどうなっているのかとかがわかりそう。

獣の王真の世界再征服
今月でサクッと最初の敵を倒してしまうのかな、と思っていたのだが、さすがにそこまで展開は早くなかった。それでも、遅くともあと2回で最初の敵を倒しそうではあるが。
まだ展開が王道なので、あまり目を引く部分がない。

エンドロールの後には最高の旅を
連載2回目。
勇者が自分自身が蘇生体であることを知っていたり、やりたいことリストがちょっと違った形で叶えられり、とそれなりに展開に捻りが入っていてよかった。
もしかしたら今後伸びるかも、とちょっと思った。

読み切り作品

脆くて、優しい
母の墓参りに来ていた青年が母の兄である苦手な伯父と偶然出会い、喫茶店で話をすることになる話。
全体的な雰囲気が30代以上の女性向け雑誌に載っていそうな感じで、話作りはすごく上手いし、個人的には結構好きな作品だけど、読者層にはちょっと合わないかも、と感じた。
以前掲載された読み切り「微熱な私の気になる執事」の作者とのことで、読者がときめくポイントがわかっているだろうところは素晴らしい。
本誌でこういうジャンルが開拓されていくのであれば、それはそれでいいことだとは思う。

別れて、清水さん!
月例ガンガンJOKER新人漫画賞・佳作受賞作品。
好きな子の机に入れたラブレターが実は同じ苗字の別の子の机に入っていて、しかも告白がOKされてしまい、デートすることになる話。
序盤の展開は少女漫画で使い古されたものだが、そこからの展開と着地点が個性的でなかなか良かった。
タイトルの意味を二重に捉えられるのもいい。
絵も読みやすかったので、再登場に期待したい。

次号の期待

新連載に期待したい。

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