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ガンガン・4月号感想 [スクエニ]

本日はガンガンの感想を書きました。

娘が「おおかみこどもの雨と雪」が見たいというので、かなり久しぶりにレンタルショップに行ったのですが、配信が主流になってきている現在、レンタルDVDの市場規模がかなり縮小していて、1件目では目的のDVDを見つけられませんでした。
結構な有名作なのにレンタルで置いていないという衝撃。
既に何度もテレビ放送されている昔の作品っていうのは、見たければ配信でってことなのかもしれません。
それなりに昔のジブリ作品とかもなかったです。
一応2件目でレンタルは出来たのですが、紙のコミックスもアニメ化するような作品であっても数年で絶版になってWebでしか見られないとかもう普通ですから、これが時代なのかもしれません。

では、ガンガンの総評です。
面白かったのは、黄泉のツガイ、無能なナナ、鬼殺しの我道再演、など。
今月は王道展開のものが多めで、全体的にちょっと残念でした。

今月からの新連載「VTuberのエンディング、買い取ります」。
小説が原作のコミカライズ作品と言えば、最近はなろう系が主流となっていますが、この作品はライトノベルが原作ということで、割と久しぶりにこういう作品が来たな、と感じました。
連載初回は推しのVTuberが炎上したところまでしか描かれていなかったので、とりあえずタイトルの意味が分かるまでは様子見な感じです。
いろいろ伏線を張っている感じはあったので、それが上手くまとまってタイトルに結びついたら化けることもあるのかな、という気がしないでもなく。
絵はかわいらしくて、読みやすかったです。

今月号では「とある魔術の禁書目録」の掲載位置が実質最後となっていて、ここ最近どうしてしまったの?、と感じています。
一昔前だったら「とある魔術の禁書目録」がセンターカラーなら巻頭カラーの次が定位置で、掲載位置も最初から3番以内であることがほとんどでしたし、表紙になることも度々あったのに、ここのところ掲載位置はどんどん後ろになっていっていますし、センターカラーも1番後ろなことが多くて、これはもう連載終わるのかな?、と思わないでもなく。
アニメ3期をかなり駆け足でやってしまって評判が散々だった辺りから様子が変わってきたかな……とは感じているのですが。
一応、アニメで描いた部分はコミカライズもされるとは思うのですが、新の方は連載しないのかもな、という気がしています。

今月号に掲載されていた読み切り「いとこのねねねぇ」。
田舎の日常を描いた作品で、話の起伏がほとんどない系の話でした。
個人的にこういう系統の話は割と好きなのですが、どういうわけだかこの作品にはハマれませんでした。
「あの山越えて」とか、ただただ田舎の日常を描く話は結構好きで、話に起伏がなくても、むしろそういうところがいいんだよ、という感じなのですが……
「いとこのねねねぇ」は背景をキッチリ描き込んでいますし、押さえるところは押さえていると思うのですが、何か違うなぁ、という。
ハマれる・ハマれないは最終的に感覚的なものになるので、その辺りはやっぱり難しいなぁ、と思います。
狙ってヒット作が描けたら、打ち切り作品なんて出てきませんし。

では、ここから全作品感想です。

新連載

VTuberのエンディング、買い取ります
珍しくなろう系ではない小説が原作のコミカライズ作品。
連載初回は推しのVTuberが炎上したところまでしか描かれていなかったので、タイトルの意味が分かるまでは何とも言えない感じ。
明らかに何か含みのあるイベント参加メンバー、何が原因で炎上したのか、などなど伏線をいろいろ張っている感じだったので、それが回収されたときに今後が見えてくることになりそう。
絵はかわいらしくて読みやすかった。

レギュラー連載

ながされて藍蘭島
やっとあやねと美咲の修行話が完結。
長かった割にそこまでパワーアップした感じもなく、最後に出てきた必殺技は再度出てくることあるのかなぁ……くらいにしか思えなかった。
多用されてもそれはそれでよくないとは思うが……

とある魔術の禁書目録
回を追うごとに掲載ページ数が少なくなり、掲載位置も後ろの方になってきていて、このまま最終回になるのでは?、と思えなくもない感じになってきている。
戦い自体は盛り上がっているのだが……

無能なナナ
今月もリンの回想。
かつて島で能力者同士の殺し合いがあった、ということの詳細が語られていて、リンの過去がここにつながっていたのか、という流れの作り方が上手いな、と感じた。
次回にも期待したい。

英雄教室
今月はイライザとジェームズがメインの話。
実がジェームズが超絶美形だった、ということで、この辺りの設定はベタだな、と感じた。下手に美少女が出て来ないだけよかったのかもしれないが……
今後に派生する話も仕込まれていたので、近いうちに続編的な話が出てきそう。

不徳のギルド
今月はちょっとミステリーっぽい雰囲気のある話になっていた。
フォーネ殺害の犯人は幻術士と屍術士とのことで、一応筋は通っているけどミステリー的にはちょっと反則だよなぁ、と思ってしまった。まぁ、元々ミステリー作品でもなく、今回の話も下手に謎を引っ張っているわけでもないので、これはこれでそういうものだと思った方がいいのかも。

FINAL FANTASY LOST STRANGER
アレキサンダーを倒せる流れができたかな……と感じた今月。
ただ、そこに至るまでまだいろいろありそうで、足踏み展開になりそうなのがちょっと怖い。
話の流れは悪くないのだが……

裏世界ピクニック
今月は空魚の日常に裏世界が侵食しつつある、というのを示すための話だった。
裏世界にばかり行っていて大学生生活はどうなっている?、という疑問を晴らしてくれる展開だったのはよかった。

金装のヴェルメイユ~崖っぷち魔術師は最強の厄災と魔法世界を突き進む~
今月は敵側の話がメインで、中ボス同士で争っているところにラスボスが出てきて場を収める、というかなり定番の展開だった。
話として一応終わりを見据えた展開になっては来ているが、ここからが長そうだな、とも思った。

おじさまと猫
今月は変装したおじさまがストリートピアノを弾きに行く話。
舞台慣れするためにまずストリートピアノを弾く、という流れは割といいと思えた。
ただ、そこにおじさまの師匠が絡んでくるのは、ちょっと都合がいいように感じてしまった。

社畜さんは幼女幽霊に癒されたい。
今月も短編2本で、ホワイトデーの話だった。
1本目の話は作者の前作「はっぴいヱンド。」を思い起こさせる描写があって、ちょっと懐かしかった。
話としては普通な感じ。

ワンルーム、日当たり普通、天使つき。
今月は番外編で、ひすいとリリーシュカの出会いが描かれていた。
深窓のお嬢様が個性の強すぎる子と出会って変わる、というのは王道な展開だな、と感じた。
もう少し捻りが欲しかった。

戦隊レッド異世界で冒険者になる
今月からテルティナの過去がスタート。
いろいろ調子に乗りすぎてやらかしてしまった結果が悲劇だった、というのは過去話としては定番な感じ。
まだ過去編は終わっていないものの、ちょっと展開がストレートすぎるかな、と思う。
次回に捻りがあればいいのだが……

オウルナイト
今月は休載。

僕の呪いの吸血鬼
女体化した緒坂で遊ぶだけの話かと思いきや、緒坂の別人格・ウズメが出てくる展開となっていて、この意外性は割と良かった。
ここから少しでも謎解きが出てくるといいのだが……果たしてどうなるか。

黄泉のツガイ
今月はアサの偽物だったザシキワラシたちの視点で見た東村の話がメイン。
謎解きらしい謎解きはあまりなかったが、今後の方針が見えたのはよかった。
次回にも期待したい。

千万社異世界通商部
今月は伊藤が千万社に入社した当時の話となっていて、なぜ72の神を収集するのか、ということが語られていた。
神を集める理由はそこまで珍しいものではなく、謎解きではあったけれど、そこまで驚けなくて残念。

ひねくれ騎士とふわふわ姫様
今月は番外編で、姫が古城に住み始めた当初の話。
古城に住み始めたのがルークスと出会う6日前ということで、姫も引越し間もなかったのかとか、ルークスを婚約者に指名したのも思い詰めてのことではなかったとか、いろいろ想像していたものと違っていて、ちょっと意外性があったのはよかった。

龍神の姫
怨念の鏡を集める旅をするに当たって、いろいろ設定を固めている感じがした今月。
今後に向けて必要な設定説明もあったのだが、ちょっと足踏み展開に見えてしまって残念。
もう少しサクサク進んでほしい。

鬼殺しの我道再演
過去をやり直す系の話だと、戻った過去で死人が出るとかの展開はあまりないので、冒頭で割とあっさり死ぬ展開があったのはちょっとビックリした。
中盤以降はあまり話が動かないかな……と思っていたら、最後に話が動いてなかなかいい感じだった。
次回にも期待したい。

アナスタシアの生きた9日間
連載2回目。
今月は勇者の力がどれだけすごいのかを見せつけるための話だった。この辺りまではお約束かな、と思う。
今月の展開を見る限り、最終回がすでに想定されていて、それに向けて話を進めているように感じた。
そこまで長い連載にはならないのかもしれない。

読み切り作品

いとこのねねねぇ
5年ぶりに帰郷した田舎で6人の姉妹と1週間過ごした女性の話。
終盤にちょっとした山場はあるものの、とにかく展開が平坦で印象に残らなかった。
背景をかなり描き込んでいて、田舎の雰囲気などはそれなりに出ていたのだが……

次号の期待

新連載に期待したい。
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ああああ

遅くなりましたがお子さんの受験、第一志望合格おめでとうございます
by ああああ (2024-03-20 21:40) 

minerva

ありがとうございます。
学校からいろいろ宿題を出されてヒーヒー言いながらやっていますが、志望校からの宿題だからということで、それなりにモチベーション高くやっています。
その辺りにも第一志望校に合格したという意味はあったように思います。
by minerva (2024-03-25 17:27) 

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