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白銀の墟 玄の月(十二国記)・読了 [小説]

読んだのはもう1年くらい前になるのですが、なかなか感想を書く機会がなかったので、この機会に書いてみます。

十二国記を読み始めたとき、このシリーズは大きく分けて陽子の話と泰麒の話の2つが軸になっている、と考えていました。というのも、このシリーズで2作以上主役扱いになっているのがこの2人だけだったから。
でも、シリーズを読み進めていくとどうも陽子は後々「黄昏の岸 暁の天」で泰麒を助けるという役目があるために事前に掘り下げられていただけで、実際は泰麒が大きな軸になっている、というのがわかりました。
泰麒は生まれる前に蓬莱に流されたものの「風の海 迷宮の岸」で蓬莱から連れ帰られて王を選んだわけですが、「黄昏の岸 暁の天」で王とともに行方不明になって再び蓬莱へ流れてしまます。最後の最後で麒麟として全ての能力を失った上で再び崑崙に帰って来るわけですが、その再び蓬莱に流れたときの暮らしが「魔性の子」で描かれていたわけで、これはもう泰麒の話なんだな、と。そもそも「魔性の子」が1番早く出版されているというのもありますから、ここまでの十二国記は「魔性の子」の中の泰麒がなぜそういう立場に置かれているのかを壮大に説明する前振りだったのかな、とすら思いました。

※ここからネタバレありです。

で、今作「白銀の墟 玄の月」は全ての能力を失った泰麒が帰ってきた後の話。
本来泰麒が選んだ王である驍宗が治めるはずだった戴国は偽王の阿選が治めている……はずだったのに、いろんなものを放置して阿選は城の奥に閉じ籠ったまま。驍宗の味方を徹底的に排除する恐怖政治を敷いた後、全てを放り出してしまったようで、国の機関はかろうじて官僚たちが回している状態。
そんな中で泰麒が戴国に帰っては来るものの、角を失っているので本来感じるはずの王の気配が感じられず、わずかに残る驍宗の最後の目撃情報を追っている、という絶望状態から話はスタート。

この状態からどうやって驍宗を見つけ出すのかと思いながら読んでいると、次々に新たな問題が出てきます。
全く政治をしなくなった阿選は実は死んでいるのではないかという疑問が出てきたり、仲間と一緒に驍宗を捜していたはずの泰麒がいきなり単独行動で城に乗り込んで、阿選こそ新王だと宣言したり、戴国の片隅で大怪我をした武将らしき人の描写が度々入って来て、その人が亡くなったり。
阿選が生きているとわかったらわかったで、なぜ政治を放り出しているのかが不明なまま。驍宗を殺してまで手に入れたかった王座なのに、驍宗の信奉者たちを排除する以外何もしないのはなぜなのか。
ブラフと真実が入り乱れて話が進んでいくので、片時も目を離せない状態になり、ついつい先を読み進めたくなりました。

それで話の主軸である驍宗の探索が続くわけですが、驍宗は最後に目撃された場所からどこかへ落ち延びているから死んでいない(王が死んだときに鳴くという白雉が鳴いていないので)と思われていたのが、実は同じ場所に留まり続けている、とわかったときは、なるほどな、と唸りました。
この世界では王になると神籍に入って不老不死になるので、即死するような攻撃を受けない限り死なず、餓死もない。なので、満足に食料もない出口のない洞窟の中でも生きていられる、という。
大怪我をして亡くなった武将はブラフ、慢性的な物資不足の貧しい戴国であっても神に祈ってお供え物を川に流す親子の描写は単なる情景描写ではなく、そのお供え物が巡り巡って驍宗の元に流れ着いていろいろと役立つなど、実はそっちが伏線だったのかというあって、本当に飽きさせない展開でした。

また、読者として既に植え付けられていた麒麟とはこういう生き物だという先入観によっていい意味で騙される展開も多くて感心しました。
例えば、麒麟は慈悲の生き物で基本的に人を疑わない、というのがこれまで何度となく描かれてきたので、麒麟は嘘をつかない=泰麒が阿選が新王だと言っているのだからそれはもう真実なのではないか?、と思ってしまうわけですが、実は蓬莱で嘘にまみれた人間世界でもまれた泰麒は平気で嘘をつくようになっていて、阿選が新王だというのは嘘だとわかります。
そして、自らが選んだ王以外には決して跪かない麒麟である泰麒が阿選に対して血を流しながらも叩頭礼ができたのは角が失われているから可能だったのかな……とおぼろげながらに考えていると、最後の最後で実は角が復活していたことがわかる辺りは、本当に読者の心理誘導が上手いな、と感じました。
麒麟は血の穢れを最も嫌うという性質についても最後の最後でどんでん返しに使われていて、そういう風に使ってくるか、と感心しきりでした。
ただ、この辺りは「魔性の子」をちゃんと読んでおいた方がいいだろうな、と感じました。崑崙で蝕を起こして行方不明になったときの泰麒のイメージのままだとちょっとギャップがあるかも、なので。

作品としては今後短編集が出るとのことですが、長編としてはこれが最後のようです。
慶国も戴国もそれなりに明るい未来が見えているところなので、これで終わりでいいのではないかな、と感じています。
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ゼロサム・7月号感想 [スクエニ]

本日はゼロサムの感想を書きました。

では、さっそく総評です。
面白かったのは、貧乏令嬢、悪役令嬢、悪の華道を行きましょう、など。
全体的に割と読み応えがあってよかったです。

来月で「エンド・オブ・バロル」が最終回、とのこと。
先月センターカラーだったので、もしかしたら連載続行あるかな……とも思っていたのですが、やはり終わるようです。まぁ、内容的には完全に終わりに向かっている展開ではあったのですが。
ただ、カラーイラストの締め切りは早いと言われているので、センターカラーが決まった時点では連載続行予定だったけど、その後打ち切りが決まって内容を変えたからこうなったのかな、と思わないでもなく。
この展開なら誰が死んでもおかしくないと思うので、その辺りどうなるかに注目したいです。

今月からの新連載「悪の華道を行きましょう」。
悪役令嬢だった主人公が王子の策略で、デブで不細工でガマガエルそっくりで超年上の宰相と結婚することになったものの、結婚式の途中で枯れ専だった前世の記憶が甦り、宰相にベタ惚れになって、2人で王子に復讐する、という話でした。
ネット広告でやたらと見かける作品だったのでどんなものだろうと思っていたら……素直に面白いと感じました。読んでスカッとしましたし、絵も上手くて読みやすかったです。
元々はなろう小説が原作で1話のみコミカライズされていたものが人気を得て連載化されたようなので、今後にも期待したいところです。


先日「貧乏令嬢の勘違い聖女伝」と「ボクラノキセキ」のコミックスが欲しくて本屋さんに行ったのですが、A店は「貧乏令嬢の勘違い聖女伝」のみ入荷していて、B店は「ボクラノキセキ」のみ入荷しているという状態でした。
スクエニ系は最初の1巻目だったらある程度の規模がある本屋さんならまず入荷しているのですが、一迅社系はない場合がそれなりにあって、「ボクラノキセキ」を必ず入荷している本屋さんで売っていなかったときは結構ビックリしました。
「ボクラノキセキ」は店売りがすごく少なくて、知っている限り池袋とか秋葉原の超大型店以外だと入荷しているお店は1店舗しか知らないです。
なんやかんやで最初の1巻はまず入荷する本屋さんで「貧乏令嬢の勘違い聖女伝」は手に入ったのですが、女性向けのコミックスは近年更に刷らなくなっているように感じています。
その辺りはやはり電子版が普及してきているのと、女性はそこまでコミックスをコレクションしないからなのかな、と思ったりも。

また、最近夫がここ10年くらい集めていなかったコミックスを改めて集めようとしていたのですが、もう5年前くらいの作品だと超人気作でもなければまず店売りしていない、ということに気付かされました。
そこまでマイナーな作品を集めようとしているわけではないのに、最新刊から5巻前くらいまでしか店売りしていないものばかりでした。
例えば「カイジ」は「和也編」の途中から集めたかったのに、その後の「ワンポーカー編」もお店になく、現行連載の「24億脱出編」しかないとか。
本当にお店で在庫を抱えないんだな、と感じると同時に、やはり昔の作品は電子書籍で読んでねという感じになっているのかな、と思ったりも。
まぁ、ただ読みたいだけならマンガ喫茶に行けば確実に読めそうではあるとは思います。

では、ここから全作品感想です。

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ガンガンJOKER・6月号感想 [スクエニ]

本日はガンガンJOKERの感想を書きました。

では、さっそく総評です。
面白かったのは、ラグナクリムゾン、遺書公開、など。
今月はそこまで雑誌が薄い感じもなく、読み応えもあってよかったです。

今月からの新連載「百姫夜会-傷痕契ル乙女達-」。
サモンナイトシリーズを手掛けた都月景さんが原作、「アラクニド」の作画を担当していたイフジシンセンさんの作品です。
いじめられっ子・ヒナコを助けるポジションとしてスクールカーストの最底辺より少し上に辛うじてしがみついている女の子・タカミ。心霊スポットにヒナコと2人で行くことになり、そこで自殺した幽霊に体を貸したことで幽霊に取り憑かれて……という話でした。
扉の絵を見る限り、タカミと同じように幽霊と契約した女の子が今後いろいろと出てくる話になりそうです。
「サモンナイト」シリーズは名前くらいしか知らないのですが、タカミの性格が終始一貫して自分の保身しか考えていない、という辺りは主人公としてあまりいないタイプでいいと思いましたし、こういう主人公が出せるということはシナリオに関しては心配しなくても大丈夫そうだな、と感じました。
絵も話の雰囲気に合っていていいと思いましたし、初回としては十分な出来だったと思います。
今後どれだけ伸びてくれるかに期待したいです。

先月の段階で既にアニメ化が発表されていた「ジャヒー様はくじけない!」ですが、なんと2クール放送とのことで、思っていたより大きなアニメ化になっているな、と感じました。
情報があまり出ていないというのもあり、先月の段階では5分アニメという可能性もあるんじゃないかとすら思っていたのが、まさかの30分枠で2クールとは、と。
7月末からの放送ということで、スタートが1ヶ月くらい遅いというのもありますが、それでも出ている情報が少ないのがちょっと怖いところではありますが……ひとまず、見てみる予定ではいます。

では、ここから全作品感想です。

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Gファンタジー・6月号感想 [スクエニ]

本日はGファンタジーの感想を書きました。

「ブレイブリーデフォルト2」を先日クリアして、シナリオ重視のADVがプレイしたいな、と思ったので、8年くらい前に買ったまま封印していたPCゲーム「この大空に、翼を広げて」をプレイしてみることにしました。
それでプレイし始めてみたのですが……話は決してつまらないわけではないのに、プレイし始めて30分くらいするとどうにもこうにも眠くなって続けられず、一旦30分くらい休憩してからまたプレイする、というのを繰り返すことになっています。
考えてみれば「Root:Film」をプレイしたときも似たような感じで、単純にクリックするだけで進めていくゲームが出来なくなっているようでした。
これも年なのか……

では、Gファンタジーの総評です。
面白かったのは、王室教師ハイネ、黒執事、紅い霧の中から、など。
今月も雑誌が厚くて読み応えがありました。

今月での最終回作品1作目「王室教師ハイネ」。
続編など一切考えず、後腐れなく終わるために全て描けるだけ描いた、というすごくきれいな終わり方をしていました。
全王子のその後の人生に加え、最終的にグランツライヒ王国がどうなるか、まで描かれていましたし、それがこの先1000年平和が続きました的なものではなかったのも素晴らしいな、と感じました。
これはぜひともアニメ2期で最後まで描いてほしいくらいですが……完結してしまうと難しいのかも。
次回作は必ずどこかで出てくると思います。

最終回作品2作目「その恋はいちごのように」。
すでにコミックス最終巻は発売されているので、この作品が面白いと思った人はぜひコミックスを買うのをお勧めします。コミックスだとかなり描き下ろしがあって、雑誌だけだとわかりにくいサブキャラたちの恋愛模様とか、サラの2人目出産エピソードとかいろいろ読めて楽しいです。
この作品は元々Pファンタピーでの連載作品でしたが、これだけきれいに終わったのであれば、次回作は本誌に帰って来るのではないかな、と思っています。

では、ここから全作品感想です。

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ガンガン・6月号感想 [スクエニ]

本日はガンガンの感想を書きました。

連休明けで娘が学校に行きたくないなぁ、と言い出して、理由を聞いたら、クラスの男子がよくよくふざけてそのとばっちりが来るからとか、塾で勉強しているから授業が簡単すぎて面白くないとか、まぁ4年生になって塾に行き始めたら出てくる悩みの典型ではあるよな、という感じでした。
なんやかんや女の子の友達と久しぶりに会えるというのをモチベーションにして出かけて行ったのですが、娘を説得する中で、ママだって5年生のときは学校に行きたくないピークだったという話をしました。
小学5年生で初めて男の先生が担任になったのですが、まぁとにかく怒鳴ることと暴力が酷い先生でした。今だったら大問題になるレベルで。
怒鳴った後グーで頭を殴るというのがパターンで私も2回くらい殴られましたし、友達の女の子は殴られた後の目つきが悪いという理由で突き飛ばされた後でもう1発殴られるとかあって、理不尽極まりなかったです。
授業の進め方も恐怖政治そのもので、先生が何か問題を出して手を挙げて答える生徒が出るまで20分でも30分でも待ち続けて授業が進まず、チャイムが鳴っても授業が終わらないなんて日常茶飯事。休み時間、給食、掃除の時間が他学年とずれることも頻発していました。手を挙げて答えたら答えたで間違っていたら怒鳴られるから誰も手を挙げなくなるという悪循環。
結局1年間でやるべき教科書の内容が終わらず、それを知った親たちが徒党を組んで学校に抗議した結果、ほぼ担任が持ち上がりになるはずの6年生の担任は別の先生になった、なんてことがありました。
……っていうのに比べたら、今の学校なんて天国じゃん、という話をしたところ、娘にママは何をして殴られたの?、と聞かれ、それを全く覚えていない自分にビックリしました。
何が悪くて怒られたのかを記憶せず、ただただ殴られたことだけ覚えているもんなんだ、と。
本当、暴力って何も生まないんだな、と思いました。
(そういえば、余計に殴られてた女の子はその直後に本気で先生に自由帳で呪いをかけていたので、恨みは生んだかも。)


では、ガンガンの総評です。
面白かったのは、無能なナナ、おじさまと猫、など。
連載攻勢が始まったので、そろそろ終わりそうな作品が2~3作品あって、入れ替わりの時期に入った感じがしました。

今月からの新連載「オウルナイト」。
「彼の彼女に何かようかい」を連載していた高津カリノさんの新連載です。
北海道すすきののニュークラブ(世間一般で言うキャバクラ)を舞台にした話、となっていました。
主人公は女装が趣味の大学生で、それぞれ強めの個性を持った従業員たちがいるということで、これはファミレスからキャバクラに舞台が変わっただけの「WORKING!」だな、とまず感じました。
「俺の彼女に何かようかい」は結局アニメ化まで行かなかったので、今回はよりアニメ化を狙えるようにあえて「WORKING!」に寄せてきたのかな、という感じもしましたが、割と話には入りやすかったので、悪くはないスタートだった気がします。
今後の伸びに期待したいところです。

それでは、ここから全作品感想です。

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レイトンミステリージャーニー カトリーエイルと大富豪の陰謀・クリア [ゲーム]

「Root Film」をクリアし、「ブレイブリーデフォルト2」の発売まで3週間くらいあるから何か軽めにできるソフトないかな……と思ったいたところで、そういえば数年前に夫がクリアしたら貸してくれると言っていたレイトンがあったな、と本作のことを思い出しました。
夫は既に投げ出していたソフトだったのですんなり貸してくれたというのもあり、いい機会だと思ってプレイしてみました。
ちなみに、3DS版です。

それでプレイし始めてみたのですが、私はゲームの前にアニメを全話視聴済みだったので、ストーリーがほぼわかっている状態でプレイすることになってしまって、それはちょっと失敗だったかな、と感じました。
今までのレイトンシリーズは壮大な1つの話を少しずつ解明しながら進んでいく作りだったのが、本作は12の別々のエピソードを細かく進めていく作りになっていたので、アニメが壮大なネタバレになった……という感じはなかったものの、やっぱり話が既に分かっているというのは、ゲームがつまらなく感じてしまう要素の1つでした。

システムはこれまでのシリーズと同様、謎解きをしつつストーリーを進めていく形でした。
レイトンと言えば謎解き、というシリーズ名物となっているわけですが、これまで謎解きの監修をしていた多胡さんが亡くなってしまったことで、本作から謎解き監修が変更になっていました。
それで感じたのは、やはり多胡さんは偉大だったのだな、ということ。
全体的な難易度バランスは悪くないと思うのですが、何問か英単語など一定の知識があることを前提とした問題があって、小学生とかだと解けない問題では?、というものがありました。
別に小学生でも解けるよっていうのを謳っているわけではないですが、これは今までのシリーズでは感じたことがなかったので、多胡さんは多分そういうところはちゃんと省いていたのだろうな、と感じました。
何かを知っている前提の謎解きって謎解きではないと思うので、そこは結構気になりました。
問題数自体、本編で185問、日刊ナゾ通信で480問あるので、問題数としては十分だったのですが。

声優さんは本作から新シリーズということで新たな俳優さんたちがメインキャラの担当していたわけですが……それなりに聞けたのが、シャーロとアスポワロのみ、カトリー、ノア、ジェラルディンはかなりの棒読みで聞くのがかなりきつい感じでした。
シリーズを重ねていけばおそらくこれまでのシリーズ同様上手くなっていくのでしょうが、やっぱり1作目ということで厳しかったのかな、と。
アニメではこの辺りの声優さんは総替えしていてみんな上手い人ばかりだったというのもあり、余計棒読みに聞こえたというのもありました。

では、ここからネタバレありの感想です。
なお、アニメ版のネタバレもあるので気を付けてください。

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ゼロサム・6月号感想 [スクエニ]

本日はゼロサムの感想を書きました。

緊急事態宣言が出ているということもあり、GWに出かける予定はありません。
家族全員1日中家にいても何のストレスも感じないというのもあり、ゲームして過ごそうかなぁ、という感じです。ゲームも今は便利なDL販売がありますし、GW特売みたいなのもありますし。

では、ゼロサムの総評です。
面白かったのは、ふつつかな悪女ではございますが、宝石商リチャード氏の謎鑑定、など。
ページ数多めで読み応えがあってよかったです。

今月で最終回だった「GETUP!GETLIVE!-ゲラゲラ-」。
最終回という雰囲気は全くなく、いつも通りの話がいつも通り掲載されていた感じでした。
まぁ、ページ数も少ないですし、このページ数で最終回を演出しろと言われても難しいとは思います。
なお、コミックスは本編と同時収録で発売されるようです。

来月からの新連載「悪の華道を行きましょう」はまだ読んだことはないものの、スマホとかの広告に頻繁に出てくる作品なので、割と気になっています。
少し前だと「虫かぶり姫」、最近だと「ふつつかな悪女ではございますが」が広告に出てくることが多くて、ゼロサム系作品の作者をスマホ検索することがそれなりにあるからかとも思うのですが、それでも出てくるってことは根本的な人気もあるからなんだろうとも思うので、期待が膨らみます。

ここ4ヶ月ほど掲載のない「ガラクタファミリア」は、もう連載立ち消えかな……という雰囲気が出てきました。
来月の掲載予定もないですし、掲載終盤はどうも話作りに詰まっているな、という雰囲気が出ていましたし、コミックス1巻が出た直後で続きが描けなくなってそのままフェードアウト、みたいな作品はそれなりにありますし。
「先生もネット世代」も、多分もう復活はないのではないかな、と。
本誌は編集長が代わってから、長期休載する作品ははっきり長期休載すると告知を出していたのですが、フェードアウトパターンもまた出てきてしまったのは残念です。
ただ、こういうパターンに陥る作家さんって圧倒的に女性が多いんですよね。メンタル病みやすいのだと思いますが……

では、ここから全作品感想です。

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ガンガンJOKER・5月号感想 [スクエニ]

本日はガンガンJOKERの感想を書きました。

では、さっそく総評です。
面白かったのは、渋谷金魚、遺書公開、ヴァニタスの手記、など。
相変わらず雑誌は薄いものの、2作品同時にアニメ化が発表されたので、今すぐ休刊、ということはなさそうです。

今月で最終回だった「渋谷金魚」。
きれいな最終回となっていました。
藻花ともキッチリ決着を付けましたし、実は金魚が生き残っていたということもなく、これ以上ない終わり方だったと思います。
私の中では、ようやくまともに終わってくれたパニックホラー系の初めての作品になったので、そういう意味でも結構大きな存在になりました。
きれいに終わっていたので、次回作は何かしらの形で出てくるかと思います。

今月からの新連載「その後の一週間フレンズ」。
「一週間フレンズ」の後日談連載のようで、そこまで長い話にはならないのではないかな、という気がしました。ページ数も少なめなので、1年くらい連載してコミックス全1巻くらいなのではないかな、と。
新たな事件が起こって話が長くなるようなことはないと思うのですが、そうなったらそうなったでせっかくきれいに終わっていた作品がおかしなことになりそうなので、そうはしないでほしいところです。
実写もアニメ化もした作品なので、これ以上のメディア展開はないと思うのですが、このタイミングで後日談連載ということは、何かしらの新たな展開もありそうではあり……その辺りにも注目したいところです。


また、前述のように今月は「ヴァニタスの手記」と「ジャヒー様はくじけない!」が夏アニメとして放映される、という告知がありました。
「ヴァニタスの手記」に関しては、これまでコンセプトカフェが開かれたりグッズが出ていたりしていたので、順当なところかな、と感じました。
ジェヴォーダンの獣編辺りまでアニメ化される感じではないかな、と思っています。
既にPVが公開されていて、見た感じ悪くはない印象でした。上手い声優さんを起用しているというのもありますが、制作がボンズということですし、駄作にはならないのではないかな、と。

逆に「ジャヒー様はくじけない!」に関しては、もうこのままひっそり終わっていくものだと思っていたので、アニメ化されるというのは結構意外でした。
2~3年前くらいだったら結構雑誌内でも推されていましたし、グッズも出たりしていて順当なところだと思っていたと思うのですが、最近は「最近雇ったメイドが怪しい」の方に推しがシフトしている感じがしていたので、もうこちらの連載は終わる方向なのかな、とすら思っていました。
「ヴァニタスの手記」と同じ時期にアニメ放映なのに、現時点で出ている情報が少なすぎるのがちょっと怖いところなのですが……

とりあえず、どちらの作品も放映されたら見てみる予定です。

では、ここから全作品感想です。

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Gファンタジー・5月号感想 [スクエニ]

本日はGファンタジーの感想を書きました。

娘が塾に行き始めたり新年度でクラス替えがあったり、という新しい環境になったときに感じるのは、ポケモンってすごいなぁ、ということ。
女の子の幼稚園時代はプリキュアなどが流行るものの年齢とともに興味がなくなっていきますし、現在だと世間的に「鬼滅の刃」や「呪術廻戦」が流行っているものの、1年後どうなっているかはわかりません。現時点では話題にできるけど、将来的にずっと話題にできるものではありません。
それに比べてポケモンは全員が全員知っているわけではないけど、クラスの1/3くらいは何かしらのシリーズをプレイしていたりお気に入りのポケモンがいたりして、それが話のとっかかりになりやすいらしく、ポケモンきっかけで仲良くなるというのが小学校入学くらいから今もずっと続いています。グッズも多いので、文房具にしろ日用品にしろ何かしら使っている子には話が通じる上に老若男女を問わないので、塾の先生とかとポケモンの話で盛り上がったりもあるそうで。
ポケモンは普遍的な存在になったんだな、と感じています。


では、Gファンタジーの総評です。
面白かったのは、王室教師ハイネ、黒執事、アフターショー、など。
今月は雑誌も厚くて読み応えがありました。

今月で最終回だった「僕はお猫様の下僕です。」。
ほぼ予想通りの終わり方でしたが、この時点で終わるには、もうこういう終わり方しかなかったのだろうな、とも思いました。
とりあえず最終回にカラーがついていましたから、円満終了にはなると思うので、次回作は何かしらの形で出てくるかと思います。ただ、絵は安定して上手いものの話作りがあまり上手い印象ではなかったので、原作が付いた方がいいのではないかな、とも感じています。

来月では「王室教師ハイネ」が最終回、とのこと。
次期国王を決めるのが話のターニングポイントになるとは思っていたものの、決めたところで最終回になるとは思っていなかったので、次回で終わるということに割とビックリしました。
次期国王が誰かに決まったら、今度はそれを支えていく話になるんじゃないのかな、と思っていたというのもあり。
ただ、ここで終わるならそれはそれでキリはいいので、これはこれできれいに終わるのでよかったな、とも思いました。
現時点ではレオンハルトが国王になりそうな感じになっていますが……個人的には素直にアインスになるか、頭のいいブルーノがいいのではないかな、と思っています。


今月からの新連載「ヴィクトリアの電気棺」。
元々SNSで連載されていた作品を引っ張ってきたということで、連載経緯としては「紅い霧の中から」と似た感じなのかな、と思いました。
ただ、内容的には生きている死体(フランケンシュタイン)もので、元死刑囚が記憶を保持したままもう1度人生をやり直す、ということで、割とありきたりだな、という印象でした。初回のインパクトとしては弱いかな、と。
しかしながら、わざわざ引っ張ってきたからにはここから面白くなるのだろうとも思うので、今後に期待したいところです。

今月掲載された読み切り「アフターショー」はすごく面白かったです。
序盤から上手く伏線が張られていて、何度となく展開がいい意味で裏切られていったりもして、読者の意識誘導も上手いなぁ、と感じました。話としてすごく練られていたのがわかってよかったです。
絵も安定して上手いですし、このまま連載していっても面白そうなので、これは連載化を期待したいです。


アニメ「ホリミヤ」は全13話で出会いから卒業までを描き切って無事終わっていました。
ただ、13話の中で出会い・サブキャラ紹介・告白・髪を切る・トラウマ克服・プロポーズ・卒業、というどうしても外せないイベントがあったせいで、割と扱えるエピソードに制限はあったのかな、と感じました。いいところをピックアップしていたのは確かでしたが、月日の経過はかなり早かったですし。
原作でゆっくり2人の仲が進んでいく感じがアニメでは感じられなかったのは残念でした。
しかしながら、思っていた以上に丁寧に作られていもいて、普通ならここの場面はここまで動かないのによく動かしているな、と思ったところも結構ありました。
最終回のエンディングロールで取り上げられなかったエピソードを少しだけ見せてくれていたのは原作愛を感じました。
2期としてアニメ化できなかったエピソードを取り上げるというのも出来そうですが……原作が完結しているだけに、2期はないだろうな、とも思いました。

一方ドラマも全6話で出会いから卒業までを描くという駆け足展開でした。
アニメの約半分しか話数がない上に入れなければならないエピソードはアニメとほぼ同じということで、アニメにはなかったけどドラマにはあったというエピソードが球技大会だけだった、というのは少し残念でした。まぁ、映画版もあるので、そこでエピソードは補完されているのかもしれませんが……
それでも、ドラマはドラマで若い役者さんたちに今後注目できるという要素もあり、主演の久保田紗友さんは今後他の作品も見てみたいなぁ、と思えたりもして、これはこれで収穫はありました。

アニメ「スケートリーディング☆スターズ」も最終回を迎えました。
ゼロサムでアニメとコミカライズが同時期だったから見てみたというのは何作かあったのですが、Gファンタジーでは初めてだったので見てみました。
よかったことといえば、コミカライズ版が思いの外アニメ通りに描いているんだなというのがわかったことだけで、内容的にはどうもなぁ……と思ってしまいました。
とにかくスケートシーンが少ないので、スポーツもののアニメとしての醍醐味が皆無でした。最終2話ではそれなりにスケートシーンがあったのですが、それ以前は不自然なほど見せてくれませんでした。
で、その演技はといえば、高校生が4回転アクセルを飛んだり、全部4回転の3連続コンビネーションジャンプを飛んだり、といくらなんでも現実離れしすぎていました。他にも、衣装でヒラヒラしたマントを採用していたり(ジャンプのとき激しく邪魔になりそう)、剣を持ってそれを振り回したり投げたりして演技したり、フィギュアスケートとしてどうなの?、という。
現実のフィギュアスケートだと、小道具禁止とか仮面禁止とかありますが、まぁそれはそういうのがOKなルールでやっているんだろうとも思うわけですが(劇中では、剣を使うのは新体操を取り入れたという設定)、小道具を使っているのが1校だけというのもそれはそれでどうなの、とも……
それならそれでキャラ萌え出来れば、競技関係なくハマれるかとも思うのですが、主役の前島がかなり後半になるまで協調性皆無の俺様で、他のキャラも結構俺が俺がっていうタイプが多く、スポーツやってるならそういう性格の人も多いだろうけど……という感じで、誰も好きになれず。

という感じで私はハマれなかったのですが、舞台化が既に決定しているそうで。
アニメが終わってすぐの発表だったので予め決まっていたものだと思いますし、話の内容からして2.5次元展開していこうというのが見える作品でもあったので、この辺りは既定路線かな、と思うのですが、あのアニメの内容だとどこまでファンがつくのかなぁ、と思ってしまったりも。

現在放映しているアニメ「バクテン!!」は男子新体操の話なのですが、こちらは初回から演技シーンがガッツリ入って来てキャラも割といい感じで、こういうのが見たかったんだよ、と感じています。
「スケートリーディング☆スターズ」がこんな感じだったらよかったのに……

では、ここから全作品感想です。

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ガンガン・5月号感想 [スクエニ]

本日はガンガンの感想を書きました。

では、そっそく総評です。
面白かったのは、おじさまと猫、無能なナナ、裏世界ピクニック、など。
今月は30周年記念号ということで、お祝いの描き下ろし企画があったり、新連載が4作品発表されたり、割といい未来が見える感じでよかったです。

その新連載4作品中2作品は読み切りからの連載昇格、もう2作品は連載歴のある作家さんによる新作ということで、全体的には手堅い印象です。
ただ、なろう原作のコミカライズがないというのは(タイトルはそれっぽいですが)、個人的にはよかったな、と思っています。まぁ、なろう原作系はマンガUP!の方にまとめているというのもあるかもしれませんが。
なろう原作のコミカライズは今も活発に行われていますが、コミカライズしたものの途中で打ち切られる作品もちらほら出てきていて、ここ最近は元から絵が上手い人が作画担当になるとか、また1歩先に進んでいる感じがします。
なろう原作が増えたのも、元からある程度人気があるものをコミカライズするのだからコケ難いというのがあると思うので、守りに入っているんだなぁ、と感じます。

ドラマ「おじさまと猫」はいい感じに最終回を迎えていました。
第1話を見終わったときはどうなることかと思ったものでしたが、第2話以降はすごく原作愛に溢れていて、下手にキー局がふくまるをCGにして1時間ドラマでやらなくてよかった、と心から思いました。
話としてはふくまる行方不明からの森山先生のライブまでだったので、2期があるにしても当分先になってしまうと思うのですが、これは2期があってもいいなぁ、と思ったりも。

逆にあまりよくなかったのがアニメ「裏世界ピクニック」。
コミカライズ版をそのままアニメにした方がどれだけ出来が良かっただろうか、と何度も思いました。
裏世界の不気味さとかアニメよりも漫画の方が上ですし、とにかく話を端折りすぎていて展開がダイジェストな上に最後は続編を匂わすような終わり方で……これはまぁ原作が続いているだけに下手な結論がつけられないというのはわかるのですが……
「とある魔術の禁書目録」みたいに、アニメの3期が評判悪くても、そもそも3期をやるだけの人気があるわけだからコミカライズ版が打ち切られることはない、という確信みたいなのがあるのですが、「裏世界ピクニック」に関しては、円盤の売り上げが悪い→これ以上のメディアミックスが望めない→コミカライズ版打ち切り、っていう流れも十分あり得る気がしてしまって。原作があるが故に打ち切りが決まったら無理矢理にでも謎解きを全部出してまとめるのは不可能なわけで、打ち切りが本当に怖いです。
本屋さんを見ていると、アニメを放映している割にコミックスを刷っている感じがなかったりしたのも不安要素の1つ。「戦×恋」のときの方が既刊増刷している感じありました。まぁ、私が考えている以上にいろんな事情はあると思うのですが。
個人的には本当に打ち切られずに続いていってほしい連載なので、いろいろ心配してしまいます。

では、ここから全作品感想です。

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