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ゲームレビュー追加 [ゲーム]

ゲームレビューは詳細版をこちらに、星付きの簡易版をアーカイブ用にと分けていたのですが、簡易版のレビューが溜まりまくっていたので、こちらでまとめて掲載します。
後々アーカイブの方にも追加していきます。

アーカイブの方はエッセイが一通り掲載し終わったので、今後はコミックとゲームのレビューを追加しつつリクエストのあった評価基準の話とか何でスクエニ(エニックス)に傾倒するようになったのかとか、その辺りの話を載せていく予定です。


「CHAOS;HEAD DUAL」
ニトロプラス・ADV
★ ★ ★
「CHAOS;HEAD NOAH」とファンディスクである「CHAOS;HEAD らぶ☆ChuChu!」がセットになった作品。
通常選択肢はほとんどなく、妄想トリガーというポジティブな妄想をするか、ネガティブな妄想をするか、妄想しないか、で話が分岐していく。
ストーリーへの吸引力はかなりのもので、妄想が現実になる、ということが本当に起こり得るのではないか、と思わせてくれる。
ただ、周回プレイや個別ルートでの差分が少なく、特に個別ルートはバッドエンドに近しい終わり方をするものが多いというのもあって、残念に感じる部分がある。
ファンディスクに関しても、6人分のストーリーがあるのに展開がほぼ全て同じでなのが残念。
グラフィックに関して、全体的にデッサンは狂い気味で、立ち絵と一枚絵で別人かと思えるキャラもいたりする。

「CHAOS;CHILD」
ニトロプラス・ADV
★ ★ ★ ★
上記作品の続編。前作の6年後が舞台となっている。
ストーリーはボリュームもさることながら、個別ルートもしっかり差別化されていてよかった。謎解きなどの吸引力もかなり強い。
ただ、前作を知っていること前提で話が進むので、今作からプレイするのは少しきつい。
グラフィック、妄想トリガーの扱い方など、システム面も順当に進化していた。


「AI:ソムニウムファイル ニルヴァーナ イニシアチブ」
スパイク・チュンソフト・ADV
★ ★ ★
「AI:ソムニウムファイル」の続編。
前作から3ヶ月後、及び6年後が舞台で、登場人物が一部共通しているが、ストーリーは独立している。
システムは前作を踏襲しているが、イージーモードがあったり、クリア後は制限時間が撤廃されたり、いろいろプレイしやすくなっている。
ストーリーはかなり無茶なことを強引に成立させるためにかなりの空中技を使っているので、矛盾はないけれど何となく納得できない、という部分は残る。


「ゼノブレイド3」
モノリスソフト・RPG
★ ★ ★ ★
上記作品の続編。
人の寿命が10年しかなく、2つの大国が終わらぬ戦いをしている世界が舞台。
物語の終盤で前2作との関係が明らかになるので、前2作をプレイしていることが前提の話になっている。
ただ、集大成という割には話の規模が前2作よりも小さめで残念。
また、全編通してムービーが非常に多く、2時間程度イベントが止まらないこともあるので、プレイするならしっかり時間を確保しないといけない。
システムは1と2のいいとこ取りをしていて、より扱いやすいものになっている。


「ディオフィールドクロニクル」
スクウェア・エニックス・SLG
★ ★
中世ファンタジー世界を舞台にした戦記物。
戦闘はRTSで、それなりのエフェクトが付きつつ必殺技がサクサク出るので、割と楽しくプレイできる。難易度もあまり高くなく、調整もできる。
ただ、ストーリーは、おそらく設定自体はかなりしっかり作られているのだと思うのだが、その大半がダイジェストで進んでしまうのに加え、敵側のストーリーがほぼ語られないなどもあって、かなり中途半端。いろいろ謎が謎のまま話が終わってしまっているので、プレイするならそれなりの覚悟を。
また、キャラデザは素晴らしいのにモデリングが悪く、どうしてこのキャラデザからこのCGが生まれたんだ、という状態なので、ある意味パッケージ詐欺的な部分もある。


「The Last of Us」
ノーティドッグ・ADV
★ ★ ★ ★ ★
人がゾンビ化するウィルスが蔓延した世界で、ウィルスに感染しても発症しないという少女を研究所まで連れて行く。
難易度は高めだが、イージーモードにすればエイムアシストもあるし、サイレントキルを利用すればアクションが苦手でもどうにかなる。敵も人間が相手なのか感染者が相手なのかで戦い方が変わり、いろんなパターンが用意されているので、飽きずに最後までプレイできる。
謎解きの難易度もいいバランスで、わからなければヒントが出るというのもあり、まず詰まることはない。
ストーリーはエンディングの解釈によって感じ方が変わって来るが、いろいろ考えさせられるもので、なかなかよかった。


「いけにえと雪のセツナ」
スクウェア・エニックス・RPG
★ ★ ★
「クロノトリガー」の戦闘システムを踏襲し、往年のRPGの感覚でプレイできるという触れ込みの作品。
往年のRPGと言えば聞こえはいいが、システムには結構難があった。ダンジョンからすぐに脱出する方法がない、ノーセーブで1時間半くらい進めないといけない場所がある、戦闘から逃げるにはアイテムがいる、などなど。
世界の全てが雪に覆われていたり、音楽が全てピアノ曲だったり、という制作者のこだわりは感じられる。
ストーリーは王道ではあるが、最後にちょっとした捻りが入るところはよかった。その部分だけで評価の★を1つ上げたくらい。


「レイジングループ」
ケムコ・ADV
★ ★ ★ ★ ★
とある田舎の集落で人狼ゲームに巻き込まれた青年の話。
とにかくすごいと感じたのは、シナリオに穴がないこと。
全ルートクリア後に解放される暴露モードにより、あのときはどういう心情であのセリフを言っていたのか、裏で何が起こっていたのかなどが明らかになるので、2周目も楽しくプレイできる。
グラフィックがどう見ても1970年代くらいの絵に見えること、フルボイスではあるものの全体的に声優さんたちがそこまで上手くないことが気にはなるが、シナリオが完璧なのでこの評価。


「穢翼のユースティア」
オーガスト・ADV
★ ★ ★ ★
空中都市の最下層で暮らす青年が謎の少女を見つけたところから、空中都市の謎を追うことになる話。
システムはオーソドックスなADVで、選択肢により話が分岐する。
全部で6人のヒロインがいるが、個別ルートに入るとその時点でメインルートが途切れるため、謎が謎のまま終わってしまう。ただし、作中で発生する悲劇もまた起きないので、各エンドにも一長一短ある。
全ての謎が解明されるグランドヒロインルートの出来はかなりのもので、吸引力はかなりのものがあった。
元々PC18禁ソフトからの移植なので、作中からHシーンがごっそりカットされているというのもあり、おまけシナリオはややボリューム不足気味に見えた。


「ニーアオートマタ」
スクウェア・エニックス・A・RPG
★ ★ ★ ★
上記作品の続編。
前作から数千年後の世界が舞台なので、基本的にストーリーは独立しているが、前作を知っていた方が話は楽しめる。
前作よりもアクション要素が強くなり、難易度を下げることで対応可能ではあるが、シューティング技術も必要になったのは少し困った。
フィールドはオープンワールドとなったが、移動範囲がさほど広くないのに移動が面倒だった印象もあった。
ストーリーは前作に続いて心を抉ってくるものがいくつも用意されていたり、全ての内容を知るには考察サイトが必須であったりするところは共通していたが、心に残るいいものだった。
周回プレイをする上でほぼ展開が被らないようになっていたところは評価したい。


「デスエンドリクエスト」
コンパイルハート・ADV+RPG
★ ★ ★
1年前に行方不明になった同僚がなぜか開発中止になったオンラインゲームにログインしているのが発見され、現実世界の主人公と協力してエンディングログアウトを目指す、という話。
ストーリー部分はADVで進み、ダンジョンはRPGで進むシステムで、比率としては7:3くらい。
ゲームの世界と現実世界を任意で切れ替えてそれぞれで話を進めていくのは単純に楽しく、戦闘システムもいろいろ粗は目立つものの、ストーリーをシステムに組み込んだ新しいものを作ろうとした気概みたいなのは感じられる作りだった。
ストーリーもなかなか凝っていて、ネタが枯渇している中で新しいものを生み出そうとした努力が見えるものだった。
マルチエンドではあるが、メインヒロイン以外の仲間キャラのエンディングがほぼ同内容だったのは残念。


「デスエンドリクエスト2」
コンパイルハート・ADV+RPG

上記作品の続編。
主人公は変更されているが、前作のキャラも登場する。
ADVとRPGで話が進むというのは前作と同様だが、前作は任意で切り替えができたのに今作はストーリー進行で切り替えるようになってしまっていた。
戦闘システムは完全に前作の流用で、ストーリーとの融合性が消えてきて残念。
同じダンジョンを何度も巡らされたり、百合展開が多かったり、そもそもストーリーがきちんと終わっていなかったり、登場人物の行動に一貫性がなかったり、とにかくツッコミどころが目立つ出来になっていた。
終わり方も前作と似たり寄ったりで前作ほど納得ができないなど、全てが前作を下回ってしまっていた。


「ルフランの地下迷宮と魔女ノ旅団」
日本一ソフトウェア・RPG
★ ★ ★ ★
キャラメイクをしてチームを作り、オートマッピング式のダンジョンを探索していく。
プレイヤーが操作できるのはあくまで人形兵という兵士たちで、ストーリーはその人形兵を作った魔女のドロニアが中心となっている。なので、内容はかなり濃い。
ストーリーは全容を把握しようとなると考察サイトは必須で、特にラスボスの過去などはわかりにくい。
胸糞悪い展開は多々あるが、エンディングにはちゃんと感動できる。
システムにはやや難があり、戦闘システムが独特であること、魔法の内容がわかりにくいなど、慣れるまでが辛い。また、特定のボスに勝つためのアイテムとして何が必要なのか、というヒントが非常に少なく、この辺りは攻略サイトが必要。
難易度はやや高めで、雑魚敵に比べてボスが圧倒的に強い。
ダンジョン探索は素直に楽しめる。


「オクトパストラベラー2」
スクウェア・エニックス・RPG
★ ★ ★ ★ ★
上記作品の続編。
前作の不満点のほとんどを解消してくる作りになっており、システム面での不満はランダムエンカウントがそのままだったことくらいだった。
今作では8人の仲間たちが全員ボイスありで参加するイベントがちゃんと用意されており、最終的に8人がラスボスに向かって行く流れは素晴らしかった。
8人それぞれの旅にもきちんと緩急がつけられており、ワンパターンではなくなっていた。
音楽も前作同様素晴らしかった。
ストーリー的には前作との繋がりはないので、この作品からプレイしても問題ない。

「探偵撲滅」
日本一ソフトウェア・ADV+SLG
★ ★ ★ ★
孤島に閉じ込められた14人の探偵たちが、その中に隠れた連続殺人犯を探す、という話。
序盤は「ダンガンロンパ」に非常に似ていると感じたが、中盤以降はキッチリこの作品としての個性が出てくる。
探索パートがターン制限付きのSLGになっているところは素晴らしく、この部分はとても楽しめた。
ただ、それ以外の部分でプレイヤーが介入できる部分がかなり少なく、基本的にボタンを押すだけで話が進み、推理パートですら犯人指定以外では3択なので、難易度は低めだった。
ストーリー自体はかなり楽しめたので、もっとストーリーに介入できれば評価も変わってきたと思う。
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