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ガンガンJOKER・3月号感想 [スクエニ]

本日の更新はガンガンJOKERの感想を書きました。

娘の受験が終わって一息ついたものの、入学準備で制服だのなんだの一通りそろえたりしてお金は出ていく一方で、娘が生まれてから一番お金を使っているんじゃないかな、と感じる日々です。入学して割とすぐにオリエンテーション合宿というものがあって、それに参加するには娘用の旅行カートが必要だよね、後々修学旅行にも使うし、みたいな想定外の買い物とか結構あります。
それはそれで楽しいけど、本当にお金かかるなぁ……っていう。
娘は娘で遊べるのは今だけだからとしばらく触っていなかったゲームをいろいろプレイしたりして、そっちはそっちで忙しいようです。

では、ガンガンJOKERの総評です。
面白かったのは、龍とカメレオン、京兼家の花嫁、など。
全体的にそこそこ面白かったのですが、休載多めでちょっと物足りない感じもありました。

今月で最終回だった「恋愛自壊人形 恋するサーティン」。
最終回は伊邪那美が何を考えていたのかという独白がメインで、それなりに謎解きはあったものの最終的な決着はついていないまま終わっていたので、全体的にフワッとした感じに曖昧なまま終わってしまっていました。
作者らしい終わり方と言えば終わり方かもしれませんが、打ち切りの終わり方だったな、と感じました。
「ハッピーシュガーライフ」の実績があるので、次回作はほぼ確実に出てくるとは思うのですが、内容的には「ハッピーシュガーライフ」に寄せたような内容になるのではないかな、という気がします。

来月では「嘘の子供」が最終回、とのこと。
そろそろ終わろうとしているのではないかな、という雰囲気が何ヶ月か前からあったのと、これ以上話を広げるのが難しいのではないかな、と感じていたというのもあり、ここで終わることについて驚きはありませんでした。
話に区切りは付けるものの、これからすいかという人間として生きていきますと宣言して終わり、みたいなことになるような気がします。

今月からの新連載「獣の王真の世界再征服」。
「渋谷金魚」を連載していた蒼伊宏海さんによる新連載です。
獣人たちの世界を統一して平和な世界を築いた王が隕石を砕いたことで行方不明&300年の眠りについてしまい、目覚めたときには戦乱の世になっていた。平和な世界を作るため、再び1人の獣人の立場から世界再統一を目指す、という話となっていました。
なろう系の話として、過去に戻ってやり直すパターンはたくさんありますが、未来の世界に飛んでやり直すというパターンは見たことがなかったので、そこはちょっと珍しくていいな、と思いました。
ただ、話自体は勧善懲悪的なかなり王道展開なので、連載初回のインパクトとしてはちょっと弱かったかな、と感じました。
「渋谷金魚」のときのような、いきなり人食い金魚が現れて友人が死ぬ、というレベルのインパクトに比べると、やっぱり弱いなぁ、と。
ただ、「渋谷金魚」の読み切り版の前に掲載されたマンガ賞の受賞作はかなり王道な話だったように記憶しているので、新連載の方が本来の作者らしい作風の話なのではないかな、という気がしました。
全ては今後の展開次第という感じなので、しばらくは様子見な感じです。

では、ここから全作品感想です。

新連載

獣の王真の世界再征服
「渋谷金魚」を連載していた蒼伊宏海さんによる新連載。
獣人たちの世界を統一した王が隕石を砕いたことで300年の眠りについてしまい、目覚めたときには戦乱の世。再び世界を統一するために立ち上がる、という話だった。
過去に戻るのではなく未来に飛んでやり直しを行う、というのは設定としてちょっと珍しくていいな、と思ったが、それ以外の部分が王道展開だったので、初回のインパクトは弱かったな、と感じた。
絵は安定して上手かったので、今後の展開次第かな、と思う。
しばらくは様子見。

レギュラー連載

賭ケグルイ
今月も休載。
数ヶ月後に連載再開予定、とのこと。

ソード・オラトリア
序盤で戦線崩壊しそうになるも、いろいろ準備してあったので大丈夫でした、という展開。
全体的に理屈っぽいな、と思ったものの、これはこれで仕方ないのかも。
話としてはいい感じに盛り上がっている。

ヴァニタスの手記
今月は休載。

ラグナクリムゾン
そこまで人間側が負けているように思っていなかったので、最後人間側にかなり損害が出ているという話があってちょっとビックリした。
ここから人間側の逆襲が始まると思うのだが、そこまで結構時間がかかりそう。

ジャヒー様はくじけない!
今月はジャヒーの飼い犬にドゥルジが嫉妬する話。
ドゥルジなら確かにそういう行動を取りそうだな、と思ったのだが、そこに魔法少女が加わるのはちょっと違うような気がしてしまった。ドゥルジだけでは確かに弱いとは思うが。

怪人麗嬢
今月は敵が圧倒的に強いというのを見せつける話だった。
最初の拠点の制圧はそこまで時間がかからないかも、とも思っていたが、これは時間がかかるだろうな、という展開だった。
あと2~3回くらいでまとめてほしいところではあるが……

事情を知らない転校生がグイグイくる。
今月は曽根と北川の話。
未だ修学旅行2日目の早朝という時間帯で、まだまだ修学旅行編は続くのだろうな、と感じた。
脇役サイドの話だと本編的な進展はあまりないのがちょっと残念。

好きな子がめがねを忘れた
今月はお互いの高校の制服を見せ合う話。
今までは卒業式で最終回になると思っていたのだが、今月の内容を見ると高校生になっても話が続いていきそうな気がしてきた。
水面下ではアニメ2期も決まっている雰囲気もある。

履いてください、鷹峰さん
今月はなんやかんやあって鷹峰さんと白田の関係が元通りになる話だった。
内容的には今月もかなり攻めていて、よくこれで寸止めできるものだな、とすら思う。
次回からは新展開になりそう。

ブラトデア
今月は休載。

最近雇ったメイドが怪しい
今月も休載。

恋愛自壊人形 恋するサーティン
今月で最終回。
最後は伊邪那美の独白がメインで、サーティンが最終的に自壊しなかったということは示されていたが、それ以外の部分は曖昧なまま終わってしまっていた。
一応、ドールが何のために作られていたのかがわかったのはよかったが……
次回作は多分出てくると思うが、内容的には「ハッピーシュガーライフ」に寄せたものになる気がする。

勇者パーティーの荷物持ち
今月は魔王が生きているかもしれないという根拠を示す話だった。
話としては足踏みをしている感じで、先の展開を考えあぐねているのかな、という雰囲気もあった。
話はサクサク進んでほしいところなのだが。

龍とカメレオン
今月は2話掲載で、深山のチーフアシスタントが決まる話。
ちょっととんとん拍子にいいアシスタントが決まりすぎのようにも感じたが、裏で大蛇が糸を引いているというのと、それくらいの人が集まらないとドラランには対抗できないと考えれば、これくらいの演出は必要なのかな、とも思った。
次回にも期待したい。

嘘の子供
なんと次回で最終回、とのこと。
話としてもう終わりそうだったというのと、これ以上話を広げることが難しいのでは?、と思っていたので、ここで終わることについて驚きはなかった。
化け狸ではなくすいかとして生きていくと全員に宣言して終わる感じになりそう。

ぼくとミモザの75日
話としてもう終わりそうな感じが強くなってきていて、次回が最終回でないならその次が最終回だろうな、という雰囲気。
結末は最初から決まっていたと思うので、そこに向けて一気に行ってほしい。

そして悪魔は正義を騙る
今月は天使会のメンバーを少し掘り下げる展開だった。
少しずつ犯人を絞り込んでいく展開になってはいるが、ちょっと展開が遅すぎるように思う。
もう少しサクサク進んでほしい。

魔王様はあいまで知りたい。
今月も2話掲載。
今月は魔王の幼少期を支えたシルバの退任式の話。
魔王の両親がもう亡くなっているとか、魔王とエレナの気持ちにシルバが気付いているとか、その辺りのことが分かったのはよかった。
次回にも期待したい。

高森君くんを黙らせたいっ!!
今月は高森くんと連絡先を交換する話。
文字や電話越しだと相手の気持ちが読めない、というのを示すための話だったように感じた。
意外とネタ切れにならずに話が進んでいるな、という印象。

ごっどくん
今月は担任教師に復讐するための下地を作る話。
単純に担任教師を幼児退行させるのではなく、いろいろ周りを固めてから復讐するという流れは割といいと思えた。
いろいろ話を捻ってきているので、ちょっと化けそうな気がしてきた。

休日のわるものさん
TVアニメ化記念でガンガンpixivから出張掲載。4号連続掲載の3回目。
今月は正義側のキャラの話で、やはり全4回の短期連載だと主要キャラの紹介だけで終わってしまいそうな感じ。話が面白いとまでは思えないでいる。

スミごもりの炭女魔王は最強従者に恋焦がれます
連載2回目。
今月はギタの掘り下げと魔界の街がどういう感じなのかを示すための話だった。
良くも悪くも定番な展開で、あまり個性が感じられなくて残念。
このままの展開だと、他の作品の中に埋もれてしまう気がする。

京兼家の花嫁
連載2回目。
何やかんやあって2人で旅に出る展開となっていて、いい感じに話がサクサク進んでいていい感じ。
今月もいい意味で話が二転三転して面白かった。
次回にも期待したい。

戦場キュンキュン
短期連載2回目。
今月はほぼ戦闘シーンのない展開で、これくらいの方が作品として活きるな、と感じた。
ただ、先輩の誘惑はもっとあからさまで大げさな方がいい気がする。「履いてください、鷹峰さん」が攻めているだけに、どうしても弱く見えてしまう。

読み切り作品

後ろ髪を引く男
モテモテの弟の愚痴を下宿先の隣に住む女性後輩に愚痴る青年の話。
話のほとんどが後輩との会話で構成されているという結構攻めた作りで、中盤くらいでちょうど弟が実在しないのでは?、と読者に思わせる思考誘導が上手いな、と感じた。
会話劇だけでこれだけ読ませてくれるのは素直にすごいな、と思えた。
絵も安定していて読みやすかった。

次号の期待

新連載に期待したい。

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