SSブログ

中学受験日記②~塾選びの結果~ [日常]

ゴリゴリの受験勉強ではなく、それなりの場所を目指してのほどほど受験をしようと選んだ塾はEゼミナールだったのですが、ふたを開けてみたら結構ゴリゴリの受験塾でした。

難関中学受験と言えばSAPIX、それに続くのが早稲田アカデミー、四谷大塚、日能研、というのは塾に入ってから知ったことでしたが、これらの塾は基本的に難関校以上の受験向きで、Eゼミナールは中堅校の受験もしっかりカバーしていきますよ、という感じでした。
Eゼミナールのコンセプトは「自分の第一志望に合格しよう」というものでしたし、難関校以上を目指すなら難関選抜ゼミというのに参加していくことになるので、幅広い層をカバーしてくれていました。

娘の塾選びの段階では、ほどほど受験が出来る大手塾がいいだろう、くらいの感覚でとりあえず無料授業を受けてみた感じでしたが、最終的にそのまま最後まで居続けることになりました。

結果的に、塾選びは正解でした。
それもこれも、先生との相性が良かったこと、クラスメイトに恵まれたこと、これが大きかったです。
特にクラスメイトに関しては、4年生スタート時は3人しかいなかったものの、娘とほぼ同じか少し上の実力の男の子(Aくん)がいて、最後の最後までいいライバル関係でした。
志望校がほぼ被らないという意味で異性であったことも大きかったですし、学校で接する男子とは別格に頭がいい&礼儀正しいというのがあり、この子がいたから塾に通う意義を見出しているんだろうなぁ、とはずっと思っていました。
他の大手塾だったら、Aくんがいなかったら、続いていなかったかもしれない、と思うこともありました。

そんな感じでほどほど受験をするつもりで塾には楽しく通っていたわけですが、それなりの成績を取っていると自然と難関中学受験に向けた流れに巻き込まれて行っていました。

Eゼミナールでは、塾内模試の偏差値で既定値以上になると難関選抜ゼミというものに招待されます。
コピー用紙に印刷したものとはいえ、「あなたは規定以上の成績となったので難関選抜ゼミに招待します」と書かれた認定証を渡されたら、参加したくなるのが人というもの。
一応娘に確認すると即答で参加したいという返答だったので、なんやかんやで4年生からずっとこのゼミに参加することになっていました。
この辺りで、結構なゴリゴリ受験になるのではないか、と感じ始めていました。

難関選抜ゼミは普段通っている教室とはまた別の場所の大きめな教室で行われるのですが、周りの親を見てみると、受験に対する意気込みみたいなのがオーラとして見えてくる感じすらありました。普段の塾と比べて雰囲気そのものが何か違う、という。
ただ、この難関選抜ゼミに参加したことにより、難関中学受験に向けた勉強はしっかりできていた感じがして、SAPIXのレベルまでとはいかなくとも、他の3大手塾と同等レベルの学びは得られたように感じました。やはり大手なだけあって、上位層もキッチリカバーしてくれるのだな、と。

なお、難関ゼミの上には最難関ゼミというものもありましたが、これについて娘は国語の偏差値が足らなくて(基準は総合偏差値63以上、国語58以上)参加できませんでした。
最難関ゼミの場合、国語以外の科目でも読解力が必要ということなのだと思います。
この最難関ゼミに参加できるような子の場合、Eゼミナールでも御三家に合格したりします。

最終的には、なんやかんやで御三家に行くとなったらSAPIXが圧倒的になるかとは思うのですが、それよりも少し下の難関中学レベルだったらEゼミナールで十分だった、と感じました。
Eゼミナールに在籍していて1番恩恵があったのは、最難関ではなく難関中学に行くくらいのレベルでも塾内模試でトップ層に食い込めること、でした。これにより、娘の自己肯定感が高められていたように感じました。
春・夏・冬の集中講座の後は塾内模試の上位200名くらいが全教室に貼り出されるのですが、娘はその中に常に入っていたものの(もちろんAくんも)、そのレベルでもSAPIXのオープン模試では真ん中くらいの成績になるので(6000人中3000位くらい)、これだけ頑張っているのに真ん中くらいの成績?、となるより、きっちり上位に入っている方がやる気にもつながっていたかな、と。

6年生の夏前になると、いきなり中学受験をさせることにした親によって無理矢理入塾させられた子、SAPIXなどの大手塾から転塾してくる子、などがいるとか、全員が全員受験に対するモチベーションが高いわけではないので、娘からするともっとみんな緊張感を持ってほしいと思う部分もあったりして、そのあたりはやっぱりSAPIXでは違うのだろうな、と思う部分もありました。
そもそもEゼミナールは少人数制ですし、娘が通っていた場所は成績別にクラス分けされるほど人がいなかったので、全レベルの子たちが集まってしまうという少人数制の悪い部分も感じていました。

そんな感じでマイナス面もあるにはありましたが、トータルすると塾選びは成功だったと感じています。
nice!(2)  コメント(0) 
共通テーマ:コミック

nice! 2

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。