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Gファンタジー・6月号感想 [スクエニ]

本日はGファンタジーの感想を書きました。

先日、たまたま電車に乗る機会があったのですが、そこにどこかの有名なピアノの先生に教えてもらいに行っていただろう母親と男の子がいました。
男の子は多分小学校2~3年生くらい、でも握りしめていた楽譜には音符がビッシリで、おそらくかなり出来る子なのだろうと推測出来ました。
ただ、教えて貰いに行ったのに結果が良くなかったようで、母親の方がずーっと男の子にグチグチ文句を言っていて(どうしてできなかったの、今日行くだけで交通費入れたら3万以上かかってるのに、反省することはないの、などなど)、果てしなく居心地が悪かったです。男の子の方は終始無言でした。
まぁ、リアルで「おじさまと猫」のピアニストを目指す子供の世界を見た感じだったのですが、これ普通に子供が潰れていくやつじゃないのかな、と感じました。
中学受験の世界でも、模試の成績が悪かったり志望校に落ちたりした子にずーっと文句を言い続ける親のせいでその後の受験結果も望むものが得られなかった、みたいなのもあったりしますし。

では、Gファンタジーの総評です。
面白かったのは、黒執事、地縛少年花子くん、妖怪学校の先生はじめました!、など。
最終回作品が多かったので、読み応えがありました。

今月での最終回作品1作目「アラフォー男の異世界通販生活」。
原作のある作品が道半ばで終わることになった場合の王道ルートである、まだまだ旅は続いていくEND、となっていました。
原作を改変するわけにもいかないですから、こう終わるしかなかったのだと思います。
旅の仲間に王妃が加わったり、ケンイチが爵位を得たり、今後に向けた展開があった上での終わりだったので、より寂しい感じがしてしまいました。
コミカライズされたなろう系の作品としては頑張っていた方だと思うのですが、きれいに終わるのはやっぱり難しいな、と改めて感じました。

最終回作品2作目「傷の特異種」。
センターカラーがつかないのではないかと思っていたのですが、2P分ついていて、扱いとしては悪くない最終回となっていました。
割とページ数が多めだったので、展開が急ぎ足だということもなく、きれいなハッピーエンドとなっていました。
さすがに人と獣人と特異種の関係については棚上げされた感じでしたが、サクッと解決できる問題でもないですから、これ以上は望めないだろうな、と感じました。
ただ、次回作があるとしたら、原作が付くのではないかな、という気がします。

最終回作品3作目「ゴーレムさん、崩れてます!」。
こちらは完全に打ち切りだったので、無理矢理まとめた感じが強かったです。
日常が続いていくENDではあったのですが、全体的に絵が乱れているように見えましたし、話もあまり練り込まれていないな、とも感じたので、どうにかこうにか突貫で終わらせた、という雰囲気がありました。
これだと次回作は出て来ないだろうな、という気がします。

また、来月では「竜の花嫁お断り」と「結合男子-Commitments to Dawn-」が最終回になる、とのこと。
「竜の花嫁お断り」は、序盤からずっと打ち切りが心配だった作品だったのですが、何やかんやで謎解きもすべて終えてのハッピーエンドとなりそうで、予定通りの終わり方になりそうです。
コミックスを買っている作品でもあるので、打ち切りにならずに終わることになって、本当によかったです。

「結合男子-Commitments to Dawn-」は先月の段階でいきなり話が動いていたので、終わることについてはやっぱりなと思う部分と、ゲームがサービス終了するまでは続くと思っていただけにここで終わるのか、と思う部分がありました。
ゲームのサービスはまだ終わらないけど、コミカライズの人気はあまり出なかったから終わる、という感じのように見えました。前回の展開が結構いきなりだったというのもありましたし。
ただ、きれいに終わりそうな感じは全くなく、むしろどうやって話を終わらせるの?、という感じなので、本編に続く形でのバッドエンドになるのかも、と思わないでもなく。
とりあえず、きれいに終わりそうにはないかなぁ、と。

では、ここから全作品感想です。

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ガンガン・6月号感想 [スクエニ]

本日はガンガンの感想を書きました。

GWはどこへ行っても人混みだろうと思いつつ、どこへも行かないというのも寂しいな、と思って池袋のアニメイトとポケモンセンターに行きました。
アニメイトは娘がプレイしているスマホゲーのプロセカのグッズコーナーを見せたかったというのがあり、ポケセンではポケモンカードとぬいぐるみが見てみたかったというのがあったので。
で、行ってみたらアニメイトはいつも通りの混み具合だったものの、ポケセンがとんでもなくて、入店するまでに200人くらい並んでいて、入ったら入ったでレジ列が100人以上みたいな感じで、体験した中では過去最高でした。
それで、娘が欲しかったものは買えたものの、個人的に欲しかったハラバリーのぬいぐるみとテラスタルドラバルトのデッキシールドのどちらも売り切れで、ただただ人が多いのを味わっただけで終了しました。
なお、買えなかったものは後日公式通販で買いました。
本当は現物を見て選別したかったのですが。

では、ガンガンの総評です。
面白かったのは、無能なナナ、黄泉のツガイ、おじさまと猫、など。
全体的に割と面白く読めました。

今月からの新連載「リモート授業になったらクラス1の美少女と同居することになった」。
ラノベ原作のコミカライズ作品で、コロナ禍が続いている世界。
学生寮が突然閉鎖されて路頭に迷っていたところにクラス1の美少女が声をかけてきて、なんやかんやで同居することになる、という話でした。
同居することになるまでの流れが結構強引に見えはしたのですが、コロナ禍で実家も頼れない状態だったとか、そもそも超美少女の方が男の子に惚れていて何とか同居に持って行きたかったとのことなので、強引だけど筋は通っているな、と思うことが出来ました。
ただ、読んでいると何となく「履いてください鷹峰さん」みたいだな、と感じましたし、そもそも似たような設定の話は数多あるので、ここからどう個性が出るかに今後がかかって来るかな、と感じました。
絵は安定していましたし、割と上手い方だな、と感じられたので、悪くはないとは思います。

では、ここから全作品感想です。

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中学受験日記③~偏差値~ [日常]

志望校を決めるに当たって、やっぱり最初に気になるのが偏差値。
ただ、ネット検索で「中学受験 偏差値一覧」などで調べても、同じ学校なのに出てくる偏差値がバラバラで、これはどういうこと?、と最初は混乱しました。
中学受験の偏差値も高校受験みたいにおおよそ統一されていると思っていました。
大学受験のときも受験する模試によって多少上下はあるもののそこまで大きな差はないので、中学受験も似たようなものなのだろう、と思っていたら、全く違っていました。

また、ここ最近は高校募集をしない中学が増えているものの、高校募集をする学校もそれなりにあるのですが、高校の偏差値が60くらいあるのに中学は45みたいな学校も多々あって、これはどういうことなんだ?、というのも混乱する原因になっていました。

結局、何でそういうことが起こるのかといったら、各模試での受験者層が違うから。
中学受験は全小学生の中で25~30%がすると言われていますが、これは小学生の中で勉強ができる層が集まっているわけで、高校受験はその層が抜けた状態での争いとなっています。なので、同じ学校でも中学受験と高校受験では偏差値が15~20違ってくるのは当たり前、というのを初めて塾で聞かされたときは、なんだかすごい世界に足を踏み入れてしまったんだな、と感じました。
偏差値というのはあくまでその試験の受験者層の中でどの位置にいるかというのを示した相対評価、という大前提を改めて思い出させてもらいました。

それで、中学受験の中でも模試によって受験層がさらに細分化されて、それがバラバラの偏差値となって表れてくるわけです。
娘のレベルがどの辺りにいるのか、これはもう該当の模試を受験して偏差値を出して、その模試が提示している各学校の偏差値と照らし合わせるしか方法がありませんでした。

ちなみに、各模試の偏差値の出方はこんな感じでした。

首都圏模試
中学受験をする児童が1番多く受験すると言われている模試。
難易度は低めで、偏差値が68以上くらいになると上位陣が団子状態になって正確な志望校判定が出来なくなる。
中堅校以下を受験する子向け。

アタックテスト
Eゼミナールの内部模試。一部外部生も受験する。
難易度は首都圏模試よりもやや難しめで、首都圏模試-5くらいの偏差値が出る。
難関校の判定は割と正確になるものの、御三家に相当する最難関校の判定は難しい。

合不合判定テスト
四谷大塚が主宰する模試。
アタックテストで60以上をとると6年生の後半にこの模試を案内される。
難易度はわりと高めで、首都圏模試-12くらいの偏差値が出る。
最難関校の判定にも使える。

SAPIXオープン(合格力・学校別判定テスト)
SAPIXが主催する模試で、完全に最難関校を受験する子向け。
アタックテストで65以上、もしくは首都圏模試で70以上をとると5年生から案内される。
首都圏模試-20くらいの偏差値が出る。
首都圏模試とは逆に偏差値40以下が団子状態になるので、中堅校以下の受験には向かない。

各模試で難易度が全く違うので、首都圏模試で偏差値が70だったらSAPIXで50なのかといったら一概にそうとは言えなかったりもします。なので、本当にこれは実際受けてもらわないとわからない状態でした。

また、各学校の偏差値もそれぞれの模試で違うわけですが、例えば首都圏模試で栄東(埼玉の学校で、のべ1万人が受験することで有名)の難関大コースの偏差値は72で、東大特待コースは75と3しか違わないのですが、合不合判定テストだと難関大コース61、東大特待コース69と8も違っていたりします。
なので、いろんな模試を受けて、塾からのアドバイスを参考にしつつ娘の実力相応な模試はどれなのかを見極め、その模試でどの位置にいるかを把握しないといけない、というちょっとややこしいことが発生しました。

娘は最後の最後まで成績があまり安定しなくて、アタックテストで60~70の間で、平均すると65くらいの成績でした。でも、合不合判定テストは比較的安定して52~58くらいだったり、5年生まで受けていた首都圏模試では65~70くらいだったり、受ける模試によって安定感も変わりました。
ただ、塾に入って最初にアタックテストを受けたときの偏差値は58で、最終的によく伸びたものだとは思いました。4年生の終盤くらいまでは60代前半をウロウロしていましたが、5年生になったくらいの頃に社会でキッチリ点が取れるようになって一気に65くらいまで上がりました。
なんやかんや塾で勉強していなかったら志望校に合格することは不可能だったと思います。

また、塾の先生からは再三再四に渡って「偏差値で一喜一憂するな」という話をされたのですが、でもやっぱり一喜一憂してしまうのが人というもので、とりあえず娘には偏差値が高かったら誉めて、低かったら残念だったけど次頑張ろうという話をしていました。
偏差値が低かったからといって娘を責めてはいけない、ということだけは徹底ししました。

最終的に合格できるかどうかは過去問でどれだけ点数が取れるかであって、模試の偏差値で合格率80%が出ても落ちるときは落ちます。特に、難易度低めの模試でいくら高偏差値が出たからといって最難関校に合格できるとは言えません。
娘の場合も、アタックテストで偏差値71が出たときはほぼ全ての学校の合格率が80%を越えましたが、実際過去問で点数が出なかった学校は落ちました。

5年生まではとりあえず首都圏模試の受験を勧められるのですが、これは受験当日の雰囲気を早いうちから体験しておくことが目的みたいなところがありました。
首都圏模試では70以上をとるとSAPIXオープンを勧められて受験してみましたが、偏差値は48でした。Eゼミナールでトップクラスでも、SAPIXの中では平均以下なのか、と改めてSAPIXのレベルの高さを思い知らされました。

そんな感じだったので、御三家や新御三家は合格可能性が低いので、その少し下辺りで志望校を探すことにしました。
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コミックスレビュー追加 [漫画全般]

今回は期間が開いた割に新規少なめでした。

「最高の推しの見つけ方」
茅原ミハシ・スクウェア・エニックス(Gファンタジー)
★ ★ ★
女装男子の配信者を激烈に押していた少女が、実はその推しがクラスメイトだと知って、2人の少し変わった友人関係が始まる。
主人公の少女が、推しに関して女装している姿と普段の姿とを完全に別物だと考えていて、推しは推しでお金を惜しみなくつぎ込むけれど、普段の姿にはミリも興味を持っていない、という部分がいい。
脇役も個性強めなキャラが多いので、それなりに楽しく読める。

「ないない堂」
加藤元浩・講談社(月刊マガジン)
★ ★ ★
東京で弁護士を目指していた青年だったが、2度目の司法試験不合格をきっかけに、祖父の後を継いで僧侶になる。寺のある田舎の町で「ないない堂」という失せ物探し専門店を経営する少女と出会い、町で起こる様々な失せ物事件を解決していくことになる。
基本的にやっていることは「Q.E.D.」(カ行参照)「C.M.B」(サ行参照)と似ていて、失せ物探しにスポットが当たっているものの、殺人事件も起こる。前半に問題編、後半に解答編が掲載されているのも同様。
作者の作品が好きなら無難に楽しめる。

「光が死んだ夏」
モクモクれん・角川書店(ヤングエースUP)
★ ★ ★ ★ ★
とある田舎の山で1週間行方不明になり、その後帰還した親友が別の何かと中身が入替っていることに気付いた少年が親友に問いただすと、本当に人外生物と入替っていた。そして、村の中で殺人事件が起こり、少年は親友と共に村の秘密を少しずつ探っていくことになる。
冒頭の掴みがものすごくよかったことに加え、田舎の描写や擬音の表現など、絵でしっかり見せてくれる。
見えない敵へのじわじわとした恐怖もいいし、クラスメイトとの他愛無いやり取りで緩急をつけてくれるのもいい。
話の引きも非常にいいので、読む手が止められなくなる。

「ひぐらしのなく頃に令 色尊し編」
夏海ケイ・スクウェア・エニックス(ガンガンONLINE)
★ ★ ★ ★
「鬼熾し編」「星渡し編」の解答編。
問題編のときよりも昭和時代の登場人物が多く登場するので、本編を知っている人は懐かしく読める。
本格的な謎解きは2巻以降になるが、出し惜しみすることなく出てくるので、吸引力は強い。


差し替え作品

「57人の遺産相続人」
夢路行・全2巻・エレガンスイブ(秋田書店)
★ ★ ★
とある大金持ちの老人が生前関係のあった人たち57人にそれぞれ別の遺産を残した。その遺産を渡すように頼まれたスナックを経営する3人の女性と遺産相続人たちの物語。
渡される遺産はそれぞれ謎めいていて、なぜその遺産が選ばれたのか?、というのを解明していく話がオムニバス形式で語られていく。
オチにちょっとした捻りがあったりもして、各話割と面白く読める。
中には結末がはっきりしないような話もあるが、それも味になっている。

「一ノ瀬家の大罪」
タイザン5・全6巻・集英社(ジャンプ)
★ ★ ★ ★
ある日病院で目覚めると、少年は自分が記憶喪失であることに気付く。しかも、その場にいた家族5人も全員記憶喪失だという。自分の過去に触れるうち、少年は家族の中の様々な秘密や謎に触れていくことになる。
最初は失くした自分の過去に向き合う話になっているのだが、そこから話は様々な方向へと向かって行くので、いい意味で先が見えない展開になっていっている。
コミックスで1巻進むと全く別の話になっていたりするジェットコースター的な展開が多い。
終盤はやや設定が混み合ってきてわかりにくくなる部分もあるが、それなりにきれいに完結している。

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ペルソナ3 リロード・クリア [ゲーム]

コロナ禍で何か面白そうなゲームは……と探している中で、やたらと「ペルソナ5」が面白いという話を見かけたので、これはプレイしてみたいなぁ、と思うようになっていました。
しかしながら、ペルソナシリーズは2までプレイして、以降はもういいかな、と思ってずっと離脱していたシリーズでした。シリーズものをプレイするならちゃんとナンバリング通りにプレイしていきたいので、「ペルソナ5」をプレイするなら3と4もプレイしないとどうも落ち着かないというのがあり、じゃあ3をプレイしたいところだけど、プレイできるプラットフォームがPS2とPSPということで、プレイできないことはないけどいろいろセッティングが面倒だしどうしよう……と思って、ずっと宙に浮いたままになっていました。

そんな思いを抱えたまま2~3年経過したとき、3のリメイクが出ると知り、これはもうリメイク版をプレイするしかない、と思って発売日に買ってプレイし始めました。

ペルソナシリーズはもう20年以上触れていなかったので、ペルソナが基本1人に1体になっているとか、戦闘システムとかいろいろ様変わりしていて、最初は結構面喰いました。薬局がサトミタダシではないというところにビックリしたりとかも。
ゲーム内でキッチリ月日が経過するシステムで1日の行動に制限があることには一長一短あり、正しい選択肢を確実に選びつつかなり効率よくプレイしないとステータスを全て最高値にすることができないので、全てMAXを目指すなら攻略サイト必須だったりするのはどうなのかなぁ、と思うところもありました。
ただ、ゲーム内ではペルソナを使って戦うのと並行して普通の学生生活も送ることになるので、中間・期末テストや夏休みなどなど、学生らしいイベントがふんだんに入っていたのは結構新鮮でした。
RPGになるとどうしてもダンジョン探索と戦闘がメインになって、学校の設定があっても毎日ちゃんと登校している感じとかは薄くなりがちだったりしますし。

そうしてプレイし始めて、一通りのチュートリアルが終わった頃、普段の会話シーンからペルソナ召喚や戦闘の終了画面などなど、とにかく全てがスタイリッシュというかオシャレというか、その辺りのセンスは凄いな、と感じました。
音楽も全般良かったですし、全体的にボーカル曲が多めで、やっぱり戦闘もフィールドもボーカル曲っていいよなぁ、と再認識したり。
全てがいい感じに組み合わさって、ここまでいい意味でオシャレ感があったゲームって今までプレイしたことがなかったな、と思いました。

反面、作り込まれている部分は素晴らしかったものの、開発時間が足りなかったのかな?、と感じる部分もそれなりにありました。
1つはゲーム発売当初からいろんなところで言及されている、モブキャラがマネキン状態であること。
最近のRPGは全てのモブキャラに話しかけられるわけではなく、特定のモブキャラのみと会話ができるというシステムになっている作品が多いです。その辺りに関しては、特に気になることもなく何の問題もないのですが、話しかけられないモブキャラがゲーム中に一切動かないというのはこの作品が悪い意味で初めてで、プレイしていて結構違和感がありました。
話しかけられるキャラは、後ろから近づくと気にして振り向くとか結構細かいモーションまで用意されているのに、話しかけられないキャラは本当に微動だにせず、しかも全体的に色味が薄くなっていて、まるで家具みたいな扱いになっている感じでした。そこはそれなりに動いてほしかったです。特にクラブ内で話しかけられるキャラはノリノリで踊っているのに、周りが全て動いていないとか、違和感ありまくりでした。

また、ゲーム中はかなりふんだんにアニメムービーシーンが入っていたのですが、中盤のムービーシーンが極端に少なく感じられたり、ムービーが作り終われなくてアニメではないムービーシーンになっているんじゃないか、という場面がそれなりにありました。
クリア後にムービーシーンを振り返れる機能がないのも残念でした。

しかしながら、ゲーム自体はかなりしっかり作られていて、読み込みも早かったですし、フリーズすることもなく、戦闘もサクサク進んで快適でした。
唯一気になったのは、主人公が戦闘で倒れてしまうと即ゲームオーバーになってしまうのに、敵のボスが即死魔法を使ってきてボス戦をやり直さなければいけなくなるところ。
初代ペルソナのムドオン地獄を思い出しましたが、敵が主に闇属性で攻撃してくるから主人公も闇属性にして即死魔法対策をとっていたら、最後の最後で光の即死魔法を使ってきて主人公が倒れたことが2回くらいありました。
シリーズのお約束みたいなものではあるのですが、これはちょっとストレスでした。

基本的に探索するダンジョンはランダム生成のダンジョン・タルタロスのみといって差し支えないレベルで(イベント用の狭いダンジョンはいくつかある)、最初から最後までダンジョン探索はタルタロスをひたすら上を目指して登っていくだけなので、ゲーム序盤は、このゲームつまらないかも、と少し不安になりました。
でも、少しずつダンジョンの様相が変わってきたり、モナドの扉・レアシャドウなどなどの要素が追加される頃には、結構タルタロス探索が楽しくなってきていました。
難易度ノーマルで最後まで通しましたが、程よい難易度な感じでよかったです。

それで、ダンジョン探索以外の日常パートについて、この辺りは一切攻略ページを見ない方が楽しめると思って自分の勘のみを信じ、たとえ選択肢を間違えたと思ってもそのまま続けてプレイしました。
結果、人間力は全てMAXになったものの、コミュは5人ほどMAXになりませんでした。
そもそも数値的に人間力のMAXが6でコミュが10というところが罠で、人間力が足りないと解放されない場所やコミュがあるので、序盤でかなり積極的に人間力を上げに行ったら10がMAXではなく6がMAXだということに気付き、ゲーム内日付で9月半ばには人間力が全てMAXになってしまっていました。でも、以降のリンクイベント等々で人間力が上がることが多々あり、もっとコミュ上げに振っておけばよかったな、と少し後悔しました。
ゲーム開始時の日付が4月だから3月末まで進められるのだろうな……と思っていたらもっと手前でラスダンに行くことになったりするのもまた罠で、ゲーム内日付の最終日がわかった時点で、これもうコミュMAX間に合わないじゃん、となって、全員平均的に上げていたのを止めて可能な限りMAXの人が多くなるように切り替えたりもしました。
この辺りの行動数に制限があるのもまたゲーム性なのですが、クリア後2周目に入る前に日常が繰り返し無限にプレイできるモードがあったらなぁ、と思ったりもしました。
この辺り、前述の通り一長一短あるなぁ、と感じました。

ストリーに関しては、思っていた以上に基本は王道ストーリーだったな、と感じました。
各キャラの関連性とか葛藤とかそこまで驚く要素はなく、多分そうなんだろうなぁ、と思っていたことがそのまま解答だったことが多かったです。
主人公がなぜ複数のペルソナを使えるのか、という謎解きだけはちょっとビックリしました。

では、ここからネタバレありの感想です。

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