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オクトパストラベラー2・クリア [ゲーム]

前作がそれなりに好きだったのと、続編を制作したのであれば前作の不満点を解消してくる作りになっているはず、という期待を込めてプレイしてみることにしました。
なお、前作はSwitch専売だったのが今作はマルチプラットフォームとなったので、PS4版でプレイすることにしました。

まず最初に結論から言うと、名作でした。
前作で絶望した人、今作は大丈夫です。望んでいたものがあります。
ここからは延々とどの辺りが素晴らしかったのかを語っていきます。

システムは前作の不満点をほぼ解消してくる作りになっていて、かなり快適でした。
前作は中盤の敵が硬くて進めるのが結構大変だったのですが、今作では各マップの推奨レベルに到達していればザコ戦で苦労することはあまりなかったです。
1番大変だったのは各キャラ最終章に到達したタイミングがレベル40だったときで、最終章の推奨レベルが45なので、ボスが強すぎてどうにもならなかったです。
ただ、そのときは未踏地域に行ってみたり、サブクエストを進めたりすることでサクサクレベルが上がったので、レベル上げが大変だったという感覚はありませんでした。

ストーリーも前作は各キャラ4章、1章毎に1ダンジョン1ボス、と固定化されていたのですが、今作は各キャラ3~5章、ダンジョンのみ・ボスのみ・会話のみで終わる章もある、という構成で、いろいろ緩急ついていてよかったです。
中でも、今作では8人全員が最終的にラスボスに向けて結束していく流れになっていて、こういう展開が見たかったんだよ、というのをキッチリやってくれていました。
前作はクリア後の裏ボスに向かう段階で実は8人の物語には共通するものがあったというのがわかるだけだったのですが、今作は8人それぞれの話が最終的に1つにまとまる、というのをメインストーリーでキッチリやってくれていました。
前作はボイスありイベントで8人の仲間が絡むことはなかったのですが、今作の最終章は8人全員参加のボイスありでストーリーが進んだので、前作の状態を知っているだけに、余計に感動しました。
前作は8人で旅をしているのにボイスありイベントでの絡みがないせいで個別に旅をしているようにしか見えなかったのですが、今作はちゃんと8人で旅をしている感じがしました。
戦闘中は仲間を名前で呼び合ったりしますし、キャラによってはあだ名で呼んだりしますし。その辺りも一緒に旅をしている感を強調してくれていました。

また、クロスストーリーとして8人を2人ずつに分けた4本のストーリーの前半部分を序盤に入れることで、今作はちゃんとボイスありイベントでキャラ同士が絡むよっていうのを示してくれていたのもよかったです。
ちなみに、クロスストーリーの後編が出るのは各キャラのストーリーをクリアした後なので、前編の段階ではあくまでクロスストーリーはクエスト的なサブストーリーだと思っていて、8人の中から2人組を作る組み合わせは28通りあるから、そんな数作れないからとりあえず2人組で4本の話を入れたのかなぁ、くらいに思っていました。それが、実はメインストーリーの核部分だったと判明して、だからこの組み合わせで4本のストーリーにしたんだ、というのがわかったときは結構ビックリしました。

前作と変わらなかった不満点は、ダンジョンが狭いという部分と、ランダムエンカウントなのでマップ探索中に戦闘に入るとイラっとする、という部分だったのですが、他の不満点が解消されたことで、これはこれでいいのかな、と思えるようになっていました。
ダンジョンに関しては多分前作よりも全体的にどこも狭めだったのですが、その分数を増やしていた感じがしました。

なお、私が最初に選んだキャラはヒカリでした。やっぱり剣士がいいよなぁ、と思って。
今作でも剣士はかなり火力の出るジョブで、いろいろ重宝しました。
クリアまではおおよそ90時間で、サブクエストも豊富でしたし、結構楽しめた感じでした。

では、ここからネタバレありの感想です。

各キャラのストーリーを終えた段階で、話としてキッチリ終わったと感じられたのはアグネアとパルテティオくらいで、他のキャラはいろいろ含みのある終わり方をしていました。
それがクロスストーリーの後編でいろんな疑念が出てきて、最終的にエクストラストーリーで黒幕が明らかになるわけですが、その関係者は意外な人ばかりでした。

1番ビックリしたのは新聞記者のオリで、会話の中で何度となく出てきた兄について最後まで言及がなかったのは気になっていたものの、完全な元気キャラだったというのもあって、まさか黒幕側の人だったとは、と。新聞記者の元気キャラっていうのも割とテンプレ的なキャラだったので、油断していました。
カザンはそれなりに裏がありそうかも、と思っていたものの、ク国復興のためにサクッと30億リーフを出してくれたので、完全に味方キャラだと思っていました。
タンジーとミントも全くの想定外ではありましたが、そこまで話に絡んでこなかったので、ビックリはしたけど、こいつも裏切り者だったのか、という感じで、まさかこいつが裏切っていたなんて、という感じではなかったです。
なお、ミントに関しては1章の段階でキャラ紹介の縦読みで既にネタバレが仕込まれていたとのことで、それに気全く気付きませんでした。

最終的にカザンが全ての黒幕ではあったのですが、なぜ明日を奪おうとしたのか、というのは実はヒカリの1章で既に明らかになっていた、というのもまたビックリさせられました。
オボロ=カザンだということには全く気付きませんでした。
序盤に大きなネタバレが仕込まれている、というのは上手いなぁ、と素直に感じました。

その辺りを含めて、今作の出来は素晴らしかったです。
ラスボス戦は8人全員参加という熱い展開でしたし、エンディングでタイトルロゴが出てきたときは本当に感動しました。
1と関係しているのは裏ボスくらいで話的なつながりはないので、興味のある人はぜひとも2からでもプレイしてもらいたいな、と思います。
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