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中学受験カルチャーショック(後編) [日常]

中学受験塾に通い始めて半年。
夏休みがやってきました。

春期講習があるのだから夏期講習はもちろんあるわけですが、4年生なのだから夏休みの半分くらい塾に行くことになるのかな、くらいに考えていました。
そうしたら、基本となる夏期講習の他に、特訓講座とか成績優秀者のみ参加できる講座とかいろいろなオプションが出てきて、全て受けたら夏休みの予定がほぼ埋まってしまう、という状態になりました。
それに加えて宿題もガッツリ出され、4年生だったら夏休みでトータル300時間は勉強してください、と言われて結構な絶望感を味わいました。
どう計画を立てても1日5~6時間は勉強しないといけないのに加え、毎日何を何時間勉強したのかという記録を提出させられる、という逃げようのない仕組みが用意されていて、とてもじゃないけど遊んでいられる余裕などない、むしろ学校の宿題にかけられる時間すらほとんどない、ということがわかりました。

ここにきて、学校の夏休みの宿題代行を業者に頼むのは中学受験をする家庭が多い、という意味がようやく理解できました。塾で膨大なカリキュラムが用意されているのに、学校レベルの問題を解いている時間はない、ということなのだと。
ただ、我が家は学校の宿題もちゃんとやる、ということにしているので、ドリルを2日、読書感想文を1日、その他を3日くらいでやり切って他はほとんど塾の勉強をしていました。
4年生でこんななのに、6年生になったらどうなるの?、と怯えつつ。

そんな感じで塾通いをしていて、娘の成績は御三家に行けるほどではないけどそれなりの難関中学には行けるだろう、くらいの感じになっています。
そういう子に対して塾は結構手厚い感じで、難関受験用の特別講座があるからどうですか、みたいな案内が結構来ます。(カモられてるんだろうなぁ、とも思いつつ)
御三家に何十人も送り出すような第一戦級の塾なら娘のレベルでここまで手厚くしないだろうな、と思うところもあり、娘は誉められるとやる気を出すタイプなので、娘に合った塾だったんだなと思っています。
娘も娘で、難関講座を案内される成績なんだ→私出来る→やってみたい、という流れで基本的には案内された講座には全参加しています。
それに付随して保護者セミナーみたいなのもあって、私も私で難関校受験ってどんな感じなんだろう、と思って参加してみたりしました。

そこで聞かされたのは想像以上の世界でした。

・中学受験をするのは全小学生の内で25%くらい。
・基本的に4年生から受験勉強を始める子が多いが、どんなに遅くとも5年生の春には始めないとまず間に合わないので、この時期におおよその受験生の数が決まる。
・ドラマとかであるような、6年生から受験勉強して難関中学に受かるなんてまずありえない。
・受験勉強を頑張れない子は5年生の夏休みで脱落する。ここを乗り越えたら大抵の子は受験本番まで行ける。
・中学受験は受験生全員が必死になって頑張っているので、6年生になって偏差値が劇的に上がることはまずない。

と、こんな感じの話。
マジコワイ。
中学受験マジコワイ。
中学受験を辞める選択肢はないけど、すごい世界に足を踏み入れてしまったな、と感じました。
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