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ガンガン・1月号感想 [スクエニ]

本日はガンガンの感想を書きました。

今月号は荒川弘さんの新連載が来るということでかなりの数を刷ってくるだろうとは思っていたのですが、それでも売り切れが怖くてかなり早い段階で本屋さんに行きました。
いつもガンガンを買っている本屋さんでは、ここ最近おおよそ4~5冊入荷していました。
少なくとも倍は刷ってくるだろうと思っていたので、10冊くらいの入荷になるかと思いきや、私が買った時点で22冊入荷されていました。まさかの4~5倍。想像以上でかなりビックリしました。
というか、本誌が本屋さんの売り場で10冊以上積み上げられていたのなんて何年ぶり?、というか20冊以上同時に見たのはこれが初めてかも?、くらいの感覚でした。
雑誌の運命をかけているんじゃないかというレベルの刷り方で、「鋼の錬金術師」の最終回が掲載されたガンガンが売り切れたときのようなことが起こらないように、ということだとは思うのですが、ここまでやって来るとは思いませんでした。

では、ここから総評です。
面白かったのは、無能なナナ、おじさまと猫、黄泉のツガイ、など。
今月は急展開作品がそれなりにあって、割と面白く読めました。

今月号で最終回だった「魔女の下僕と魔王のツノ」。
綺麗な大団円の最終回でした。
それぞれのキャラたちの後日談があり、いろんなことに決着をつけて終わっていたので、全く文句のない最終回、という感じでした。
これなら確実に次回作はあると思うのですが、元々もちさんはGファンタジー系列で描いていたのを本誌に引っ張ってきた経緯があるので、次回作はGファンタジーに戻るとかあるかもな、という気もしています。

また、来月で「18エイティーン」が最終回とのことで、結構ビックリしました。
夏祭りが終わるところで最終回となるようなので、話としての区切りはよさそうですが、コミックス全3巻での終わりとなると打ち切りなのかな?、と思わないでもないです。
前作「ヨシノズイカラ」もまたコミックス全3巻で終わっているので、あえてこの長さにしているのか、それとも掲載位置はあまりよくないしコミックス発売記念以外でのカラーがないのは単純に人気がなかったからだったのか。最終回にカラーがついているので、人気がなかったと言い切れないところもあったり。少なくとも、夏祭りの後は秋・冬イベントが続いていくものだとばかり思っていました。
とりあえず、次回作がまた本誌に早めに来るなら打ち切りではなかった、と判断するしかなさそうです。

今月からの新連載「黄泉のツガイ」。
「鋼の錬金術師」を連載していた荒川弘さんの新連載です。
予告だと和風ファンタジーっぽい感じでしたが、ふたを開けたら現代が舞台のファンタジーでした。
一通り読んでみて、やっぱり上手いなぁ、と思いました。
序盤でユルが竜の屁だと言っているのって飛行機雲っぽいなぁ、としっかり読者に印象付けてくるところとか、ペンダントをハメる穴がゴミで埋まっている辺りのリアリティとか、細かいところが上手かったです。
連載初回からかなり伏線が張られていることによる吸引力とか、とにかく安定感がすごかったです。
これなら確実に看板作品になるだろうな、と感じました。
長期連載が円満終了した作家さんの次回作とか鳴り物入りで始まった作品とか、連載初回からヤバ気な雰囲気が出ていることってそれなりにあるのですが、「黄泉のツガイ」に関しては全くありませんでした。
ここ最近だとジャンプで「逃げ上手の若君」の連載初回を読んだときみたいな感覚で、安心して読んでいられました。

ここ最近「不徳のギルド」の掲載位置が結構上位に来ることが多くて、これはエロからシリアスにシフトしたことで人気が上がったのかな、と感じています。
内容的にエロ全振りの時はどうにもこうにも好意的には見られなかったのですが、シリアスになってからは悪くないんじゃないかなぁ、くらいには思うようになっています。
今やっているマスラオウの話が終わったらまたエロ全振りに戻る可能性もありますが、シリアスで人気が出たならこのままシリアス路線で行ってほしいです。

今月号では「おじさまと猫」のゲーム情報が掲載されていました。
多分スマホゲームだろう、という予想は当たっていたものの、パズルゲームというのは、言われてみればそうだけどちょっと予想はしていなかった、というジャンルでした。
おじさまの声に中田譲治さんを持ってくる辺り、初期のテレビCМと変えてこなかったのはわかってるな、と感じました。
パズルゲームだとどれだけ初期ステージを用意できるか、頻繁にアップデートできるか、難易度調整はちゃんとしているか、辺りが問題になって来るので、配信後がちょっと心配だったりもしています。
とりあえず、配信開始されたらちょっとやってみようかとは思っています。

では、ここから全作品感想です。

新連載

黄泉のツガイ
「鋼の錬金術師」を連載していた荒川弘さんの新連載。
予告では和風ファンタジーっぽく見えたものの、ふたを開けてみるとバリバリ現代兵器が出てきていたので、現代が舞台のファンタジー作品、という感じだった。
竜の屁って飛行機雲っぽいなぁ、と序盤で読者に思わせておいたり、ペンダントをハメるための穴がゴミでふさがっているなど、細かいところが上手いなぁ、と思った。
連載初回から大量の伏線があるけれど話的にはかなり安定している感じで吸引力も強く、これなら看板を張れる作品になると思う。鳴り物入りで始まった新連載の初回としては過去一かも。
今後にも期待したい。

レギュラー連載

ながされて藍蘭島
今月は梅梅が謎の植物を育てる話。
話としては可もなく不可もなくの感じで、枯れたと見せかけて枯れてないんだろうなぁ、と容易に予想がつく展開だったのは少し残念。

とある魔術の禁書目録
イギリスに旅立つ前に日本でやり残したことをやっておく、という感じの話だった。
飛行機内での展開はアニメ準拠になるのかどうか、注目したい。
あえて原作通りにするというのはないと思うのだが……

魔女の下僕と魔王のツノ
今月で最終回。最終回ということで、話としてのエピローグという感じだった。
各キャラそれぞれに決着をつけてのハッピーエンドだったので、読後感が良かった。
次回作は何らかの形で出てくると思うので、それが本誌になるのかどうかに注目したいところ。

戦×恋
話の展開からして最終決戦に入ったように感じた。
ただ、冥界に入ってからまだ9姉妹全員にスポットが当たっていないので、それをやるとなるとまで最終回までコミックス1巻分くらいはある気がする。
そうなると戦いが間延びしてしまいそうだが……

無能なナナ
今月で第2部が終わった感じで、結構予想外の展開が続いて驚いた。
鶴岡の強キャラ感がすごいのと、いい意味でここからどういう話になるのかが見えなくて、吸引力がかなり強かった。
次回にも期待したい。

英雄教室
今月はイェシカとブレイドの話。
ブレイドと何かあるなら相手はアーネストだろうと思っていたので、イェシカがブレイドと何かあるまでにはならないだろうなとは最初からわかっていた。それでもけっこうギリギリまで進んでいたので、その辺りの描き方は上手かったかな、とは思う。

不徳のギルド
今月もマスラオウとの話。
最後に決着がついていたので、次回エピローグでまとめの感じになりそう。
エロ要素が激減してシリアス展開になってから掲載順位が上がっているので、もしかするとマスラオウの話が終わってもエロに戻らないかも。

FINAL FANTASY LOST STRANGER
今月はガフガリオンに似た人の掘り下げかと思いきや、そこまで掘り下げはなかった。
いろいろな部分で前振りをしている感じなので、ゴールドソーサーでやるべきことが出てくるのはもう少し先になりそう。

裏世界ピクニック
冴月は空魚にしか見えていないということで、冴月の目的などがわかるのはまだだいぶ先になりそうな感じがした。
コトリバコに関しては知っている話だったので、割と面白く読めた。

金装のヴェルメイユ~崖っぷち魔術師は最強の厄災と魔法世界を突き進む~
クリスがやられてアルトの反撃が始まるところで終わっていたので、展開的には王道だな、と感じた。
今までクリスが優秀だとそれなりにアピールはされていたが、やられやくが板について来ている感じもしてしまった。

おじさまと猫
今月は日比野がメインの話。
マリンを預かってくれたお礼におじさまたちを猫カフェに連れて行く、という展開で、これはこれでアリだな、と思えたのはよかった。
どうも日比野が佐藤さんのことが好き、ということのようで、その辺りの展開も今後はいってきそう。

社畜さんは幼女幽霊に癒されたい。
今月はクリスマスとサンタクロースの話。
サンタクロースのコスプレがバレたけど、最後の最後で本物のサンタクロースが出てくる……という展開だとベタすぎるな、と思っていたので、そこを変えてきていたのはよかった。

たとえばラストダンジョン前の村の少年が序盤の食堂で働く日常物語
今月も料理大会の話。
展開からして来月辺りで料理大会の話が終わりそうなのだが、特に最終回告知もないので、大会後も話が続いていくのかも。
そろそろ終わり時だとは思うのだが……

乙女ゲー転送、俺がヒロインで救世主!?
今月は、前回から登場した選択肢についての解説回だった。
選択肢はタロウが選べるわけではない、というのはいい設定だと思う。
話としてそろそろ終わりそうな感じも出てきたのだが……果たしてどうなるか。

18エイティーン
なんと次回で最終回、とのこと。
夏祭りが終わったところで終わるようなので、話のキリがいいと言えばいいのだが、掲載位置やセンターカラーがコミックス発売の時しかつかなかったことを考えると、コミックス3巻で打ち切りなのかな、と思わないでもない。ただ、最終回にカラーがつくので、あえて終わらせるのか。
次回作がすぐに本誌に来るのなら打ち切りではなかった、みたいな判断をするしかないかも。

ワンルーム、日当たり普通、天使つき。
今月は2話掲載。
1話目は久しぶりにとわがメインの話で、とわが怒るときはあるのか、という話で、オチは割とわかりやすかったが、これはこれでいいと思えたので特に問題なし。
2話目は夏祭りに行くための前振りで、定番な話を入れてきたな、と感じた。

戦隊レッド異世界で冒険者になる
今までほとんど掘り下げのなかったレッドの過去についてそれなりに語られていて、異世界に来る前の話も割としっかりできているのかな、と感じられたのはよかった。
後付け設定に見えないのが素晴らしい。

女子高生はおはようって言う
今月は連載初回以来くらいの、先生と男子高校生たちが女子について語り合う話。
テーマがおしりと太ももの境界線についてで、テーマの選び方は割といいかな、と感じた。
ただ、作画が全体的に手を抜いている感じがしたのが気になってしまった。

双翼の武装使い
今月でルーミアの真の能力について判明した。
時間を操る能力ということで、下手にタイムリープとかまで能力が及んでくると今後の展開が怖くなるのだが……今までの展開からしてそこまではないと信じたい。
対抗戦は次回からということで、展開に期待したい。

オウルナイト
今月はボーイの新キャラが加入してくる話だった。
ボーイという役回りだったら新キャラが入ってもキャラが増え過ぎている感じはしないな、と思えてよかったのだが、詩衣奈と知り合いというのはちょっと都合が良すぎるように感じてしまった。

人類滅亡直前なのにニート勇者が働かない
今月で話に一旦区切りがついて、次回から新展開、とのこと。
ここに来るまでの展開がちょっと遅かったので、新展開ではもう少しサクサク進んでもらいたいところ。

僕の呪いの吸血鬼
緒坂もバロックが好き、というのが出てきて、両想いになるのが随分早いな、と感じた。
これまでバロックが強いというのがそこまで見えていないので、次回それが見えそうなところには期待したい。

組長の娘は異世界で最強の組を作るため極道無双はじめました
中盤で知登世が倒されてしまう展開になって、いきなりタイトル無視で無双できなくなったけどどうするの?、と思ってしまった。復活した後で無双はすると思うのだが……
最後の展開もちょっと都合のいい感じに見えてしまって、今後が少し心配になってきた。

傭兵と小説家
ようやく馬車での旅がスタートして、夜になったら野盗に襲われるとか、謎のキャラバンや獣がいるという話が出てくる辺りは定番な展開だな、と感じた。
これをここからどう見せてくれるかに注目したい。

読み切り作品

ももおに
桃太郎の子孫の女の子と、鬼の子孫の女の子が一緒に暮らす、という話。
全編通してどこから百合展開になってしまうんだろう、とハラハラしていたのだが、結局そんな展開にはほぼならなかった。
ただ、百合がないとなるとあえて女の子同士にした意義がそこまで見いだせない話で、普通に主人公が男でも話として通ってしまう気がした。
絵は割と読みやすかったのだが。

次号の期待

新連載に期待したい。
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