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ゼロサム・5月号感想 [スクエニ]

本日はゼロサムの感想を書きました。

では、さっそく総評です。
面白かったのは、ふつつかな悪女ではございますが、悪役令嬢、ボクラノキセキ、など。
今月は読み切り少なめで全体的に安定した感じがあってよかったです。

来月で「GETUP!GETLIVE!-ゲラゲラ-」が最終回、とのこと。
現時点で通常のコミックス1巻分のページ数に達していないので、打ち切りというよりあらかじめ決められていた終わりなのかな、と感じました。
普通に考えるとコミックスは出ないと思うのですが、描き下ろし含めて極薄で発売・Web版のみ・何かと抱き合わせ、という形でのコミックス発売はもしかしたらあるのかもしれません。
さほど長い連載にならないだろうと思ってはいたものの、それにしても早い終わりだな、と感じました。

今月からの新連載「DEEMO-Plelude-」。
スマホの音楽ゲームのコミカライズということで、劇場版アニメも企画されていることから、様々なメディアミックスの一環なのだと思います。
タイトルからして前日譚なのだろうなと思うので、コミックス全2巻くらいのあまり長くはならない連載だと思われます。
ただ、シナリオはアニメ版の脚本にも携わっている方ですし、絵も上手いので、連載していく分には問題ないと思います。

今月の「こぎつねわらわら 稲荷神のまかない飯いたたぎますっ!」を読んでふと思い出したことがありました。
今作で扱われていたのは料理の盗作ですが、私が思い出したのはカンニングのこと。
私が通っていた小学校は田舎も田舎だったので、クラスは1クラスのみで全員同じ中学校に行きました。
それで、1人小学校の4年生くらいからずっとカンニングをしていると噂のある女の子がいました。
ただ、現場を押さえられたことは1度もなくて、空き教室のごみ箱に明らかにその子の筆跡の小さく折りたたまれたテスト範囲のことが書かれたメモ用紙が見つかったとかがあるだけでした。それを基にその子に詰め寄った子もいたのですが、テスト勉強に使っただけだと言われて結局うやむやのままになっていました。
で、時は飛んで高校受験。
当時はそこそこレベル高めの公立高校に推薦はなく、テスト一発勝負という時代で、そのカンニングの噂のある子と私は同じ高校を受けることになりました。
カンニングの噂は当時もまだ続いていたのですが、その子はもう受験前から受かる気満々で、滑り止めもレベルやや低めの1校のみにしていて、受験当日も他校の生徒と高校入ったらどの部活入る?みたいな話をしていたりしていました。私はというと、合格圏の成績を安定して取れていたもののいろいろ不安で滑り止めは3校受けていたり、当時コミュ障でまだ同じ学校に通うと決まってもいない子と親しく話す勇気もなかったので、何だかよくわからないけどその自信はどこから湧いてくるものかな、と思っていました。
で、結果として私は合格してその子は不合格だったわけです。
カンニングしたから模擬試験で合格圏の成績が取れていたわけではないと思いますが、変な自信につながって、いざというとき普段の行いへの報いが出たんじゃないかな、と。因果応報を感じました。
なので、盗作して一時的な名誉を手に入れたところで、その次絶対に行き詰るのは目に見えているわけで、作中で主人公がショックを受けたのはわかるけど、その後シェフとして挫折するレベルまでになってしまうものかなぁ、と思ってしまいました。
以前、スクエニのマンガ賞で大賞作品に盗作が発覚したことがありましたが、受賞作発表前に次回作の打ち合わせでその盗作した作者が全然ネームにOKが出ない、みたいなのをブログに書いていましたが、やっぱりそれって実力がなかったということの表れなわけで。一時的に盗作でしのいだところで、結局大成はしないものではないか、と。
いずれ作中で盗作した人が落ちぶれていく様子が出てくれば、それはそれでいいのですが。

では、ここから全作品感想です。

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ガンガンJOKER・4月号感想 [スクエニ]

本日はガンガンJOKERの感想を書きました。

2月末から3月半ばまで行われていたリフォームが一段落して、今はせっせと動かした物を元に戻す作業をしているので、更新が遅れ気味になっています。
ゲームもほとんどできていなくて、ブレイブリーデフォルト2では1日に2回探索に出て結果を見るだけになってしまっています。
来月には元のペースに戻ると思いますので、少々お待ちください。

では、ガンガンJOKERの総評です。
面白かったのは、渋谷金魚、遺書公開、など。
今月も雑誌が薄くて休刊が心配になりました。

来月で「渋谷金魚」が最終回、とのこと。
最終回に向けていい感じに盛り上がっていましたし、このままきれいに終わってくれるのだと思います。
この作品がきれいに終わってくれたら、私の中で初めてパニックホラー系の話がちゃんとした最終回を迎えてくれることになるので、かなり期待しています。
パニックホラー系ドラマで「君と世界が終わる日に」を見ていたら、まともに終わらず続編のシーズン2はネット配信のみ、となって、心の底から「ふざけるな」と思ったというのもあり。

来月からは「一週間フレンズ」の続編が連載スタートする、とのこと。
ここのところ最終回作品が続いているのに新連載が全くないので心配していた中での新連載告知は単純にうれしかったのですが、どう考えても長期連載にならない後日談連載なので、やっぱりもう休刊が決まっているのかな、と心のどこかで思ってしまっています。
来月は15周年記念号になるわけですが……

では、ここから全作品感想です。

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Gファンタジー・4月号感想 [スクエニ]

本日は「Gファンタジー」の感想を書きました。

娘が塾に通い始めて約2ヶ月。
春期講習が選択制ではなく受けること前提だったり、都道府県名と県庁所在地を1週間で覚えて来いと言われたり、未だ面食らうことは多々ありますが、学校の宿題時間が劇的に早くなった辺りは成果として見えてきたなぁ、と感じています。
それで娘の宿題の丸付けをしていたとき、算数で昔私自身がしていた勘違いと同じことを娘がしていて、これも遺伝なのかな、と再び思ったりもしました。物事の考え方とか捉え方がすごく似ています。
これで台形の面積の求め方で感動したら、勉強に関して遺伝が強く出るというのも本当なのだと思うことにします。

では、Gファンタジーの総評です。
面白かったのは、黒執事、その恋はいちごのように、紅い霧の中から、など。
今月も面白く読めました。

今月で最終回だった「ホリミヤ」。
きれいに卒業式での最終回となっていました。
レギュラーキャラたちが一通り出てきて、最後は初期の頃を思い出させる感じになっていて、読後感が良かったです。
普通なら後日談が読みたかったなぁ、と思うところですが、後日談は既に語られているので、もう少しこうだったら……みたいなことは全くなく、この終わりでよかったと感じました。
これだけの人気作になったので、同じコンビでの新作はそのうち出てくると思います。

来月では「僕はお猫様の下僕です。」が最終回、とのこと。
終わりそうな雰囲気が出ているな……と思っていたので、やっぱりここで終わるのか、とまず感じました。
おそらく、またみんなで暮らして行こうENDになると思うのですが、これまでの話を振り返っても、キャラ紹介だけで終わってしまった感じがしていて、いまひとつ掘り下げがなかった気がします。
サーカスのときとか無理矢理話を作っている感じもしたので、話作りがやりにくかったのかな、という風にも見えました。なので、次回作があるなら原作が付いたものがいいのではないかな、と思います。絵はすごく安定していますし。

今月からの新連載「DISNEY TWISTED WONDERLAND THE COMIC ~EPISODE OF HEARTSLABYUL~」。
今まで配信開始前後でソーシャルゲームがコミカライズされたことは何度となくありましたが、配信から1年以上経過してからのコミカライズということで、本作は満を持して、という感じがしました。
ゲームでは7つの寮から1つを選択する展開ですが、コミカライズではタイトルにもあるようにハーツラビュル寮の話になるようで、これで人気が出たら他の寮も……というのもあるかもしれません。
絵はわりとキャラデザの枢さんっぽさが出ている絵で、悪くはなさそうです。
どの程度の長さのコミカライズになるのか、注目していきたいです。

では、ここから全作品感想です。

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ガンガン・4月号感想 [スクエニ]

本日はガンガンの感想を書きました。

「ブレイブリーデフォルト2」は少しずつ進めていて、現時点で30時間くらいプレイしています。
戦闘敗北即ゲームオーバーで、状態異常とかブレイブの使い過ぎでパーティ総崩れになることもそれなりにあって、難易度ノーマルでもそこそこ難しい印象です。ただ、割と頻繁にオートセーブがかかりますし、適正レベル以下の敵は逃げ出したり、適正レベル以上だと敵が赤く表示されたりするので、進める目安が明確なのはありがたいです。

では、ガンガンの総評です。
面白かったのは、おじさまと猫、無能なナナ、裏世界ピクニック、など。
今月は読み切り掲載がなくてもページ数がそれなりにあったので、雑誌として安定してきたな、と感じました。
今月で最終回だった「スライム転生。大賢者が養女エルフに抱きしめられてます」。
まだまだ旅は続いていくENDだったのは想像通りでしたが、シマヅが同行しないとか、残り2人の養女の顔見せがなかった、というのは少し意外でした。顔見せに関してはコミックスに掲載されるとかあるかもしれませんが。
打ち切りと言えば打ち切りなのですが、原作が書籍化されている分はやり切っているので、円満終了と言えなくもない状況ではあるというのもあり、作画のわらびもちきなこさんは何らかの作品でしかい作が出てくると思います。


「おじさまと猫」のドラマも最終回まで残り2話。
ふくまる行方不明からの森山先生のライブのところで話は終わるようで、話の区切りとしてはなかなか良さそうです。
後半から登場した日比野役の平山さんがかなりいい感じで、最後まで面白く見られそうです。

「裏世界ピクニック」のアニメもそろそろ終わりそうで、きさらぎ駅米軍救出作戦が最終回になりそうです。
もう既に猫の忍者の話とかやってしまっているので、アニメではエピソードを少し組み替えていました。
アニメでは冴月についてどこまで触れてくるんだろうと思っていたのですが……曖昧なまま終わりそうです。
評判もそこまでいい感じではないので、これ以上のメディアミックスが望めないからコミカライズも途中まで、みたいになってしまいそうなのが少し怖いです。
コミカライズの方はずっと続いてほしいのですが……

では、ここから全作品感想です。

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創竜伝・完結 [小説]

この作品と出合ったのはやっぱり高校の図書館で、完結まで追ってきた「アルスラーン戦記」「宇宙皇子」などと同じでした。
また、田中芳樹さんの作品として初めて読んだのが「創竜伝」の1巻でした。
当時OVAが発売されるなどもあって、タイトルを何となく聞いたことがあるくらいの認識だったのですが、流行っているなら面白いのだろうと思って読み始めました。
読み始めた当初は6巻くらいまで発売されていて、確か図書館では8巻くらいまで読んで、以降は自分で買って読むようになりました。

当時の印象だと、まあまあ面白い作品だな、という感じでした。
むしろ、同じ作者の別作品を読んでみようと手に取った「銀河英雄伝説」にドハマりしたくらいで、私の中での田中芳樹作品ランキングとしては、銀河英雄伝説>アルスラーン戦記>創竜伝>タイタニア>灼熱の竜騎兵くらいの順番でした。
ただ、当時の刊行ペースだと「創竜伝」が一押しという感じでしたし、バレンタインにチョコを送るとお返しがもらえるというのを「創竜伝」のあとがきである座談会で知ったというのもあって、チョコは竜堂四兄弟宛に送っていました。
まぁ、チョコを送った最初の年に阪神淡路大震災があって、お返しは寄付するという手紙が届いて心底ガッカリしたりとかもあったのですが(今なら確かにそうすべきだと納得できるのですが、当時は若かったこともあって納得できず)、翌年はちゃんとお返しが届きました。

その後就職してからはチョコを送ることもなくなったのですが、新刊チェックは欠かさず行って13巻までは発売日当日に買っていました。
ただ、12巻から3年ぶりに発売された13巻では、巻末の座談会で911テロの後のアメリカのやり方についてものすごい批判が書かれていて、本編よりもむしろその印象が強かったです。
政治的なこととかを作者がどう考えていようと私は気にならないタイプなのですが、巻末のおまけとはいえ登場人物の口を借りてその作者の思いを話しているという風に捉えてしまって、それはどうなんだろう、と思ってしまいました。
他にも、当時流行っていた終末論を皮肉たっぷりに煽っていたりもして、その座談会を書くために本編を書いてこの時期に出版したんじゃないか、とすら思ってしまって、本編のことはあまり記憶に残らなかったです。
まぁ、刊行ペースが早かったときは本編に結構な政治批判が入っていましたが、本来1990年代後半の時代設定だったのがそれを現実が通り越してしまったせいで、書ける場所が座談会しかなかったという風にも思うのですが……どうにもこうにも納得できませんでした。
11巻、12巻と番外編で久しぶりの本編再開というのもあり、ウッキウキで読んでみたら話はあまり進んでない上にあの座談会、ということで、いろいろショックでした。

※ここからネタバレ入ります

で、それから17年。
記憶している内容は、
・竜堂四兄弟イギリスで大暴れ(小早川奈津子も一緒)
・日本では富士山噴火中
くらいでした。

「アルスラーン戦記」はなんやかんや数年毎に新刊が出ていたので話をおおよそ覚えていたのですが、「創竜伝」はブランクが17年あったのと13巻ショックでかなり記憶が曖昧でした。

そんな感じで14巻を読み始めて大丈夫なのかな……と思っていたのですが、意外と大丈夫でした。
四兄弟たちが日本に帰ってきていて、小早川奈津子は京都幕府を立ち上げて日本から独立しようとしている、という部分から始まっていたものの、理由はよくわからなくてもこれはこれで話が理解できるからまぁいいか、と。
何やかんやで敵が襲ってきて、竜堂四兄弟は降りかかる火の粉を払っていく感じで話は進みましたし、その都度現状の説明があったりしましたし。

その後、14巻の終盤で敵の本拠地らしい場所がわかって、最終巻ではラスボスも登場して、読み終わってみれば悪くない終わり方だったかなぁ、と思えるようになりました。
他の田中芳樹作品にあるように、主要登場人物が死ぬとかありませんでしたし。
ラスボスを追いかけるためにまずは修業を始める、というところで終わっていたものの、四兄弟がどうにかして人間の世界で目立たないように暮らして行くのかを考えるというのではなく、仙界を拠点として新たな目標を見つけて終わるという形だったので、希望が持てる終わり方だったなぁ、と。
この終わり方だったら、別の組織がまたどこからかやって来て四兄弟を襲うとかもなさそうでしたし。元の生活に戻ってもまた繰り返しになる未来が見えるより、全く新しい世界になるならその方がずっとよかったと思います。
また、最終巻を読むまでなぜ12巻で過去の仙界での話を書いたのかわからなかったのですが、結末を読んだら納得できました。最後の最後で仙界がガッツリ絡んでくる展開だったので、これはあった方がよかったな、と。

ちなみに、散々大暴れした小早川奈津子に関しては、最終巻の終盤で体に取り込んでいた竜の血の効果が切れて死亡、となっていました。
誰かに倒されるのではなく、エネルギー切れでの死亡は彼女らしいと思う一方で、死ぬタイミングが絶妙によかったのはちょっと都合がよすぎる感じもしてしまいました。
エネルギー切れに関する伏線がもう少しあったら違ったのかもしれませんが。

その他、1巻発売当初は携帯電話もあまり普及していない世の中だったものが20年以上経過してしまったので、14巻以降は普通にみんなスマホを使って報道用にドローン飛びまくりでした。
あまり本編に関わらない部分ではあるのですが、その辺りは年代を本当の1990年代に縛らなかったんだなぁ、と妙に印象的でした。本編内での時間は1年経っていないってことになっていますが、その間にいろいろ発達したので現代に合わせたようでした。

ひとまず、完結を諦めていた作品がこうして完結してくれたのはよかったです。
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Root Film・クリア [ゲーム]

「ゼノブレイド2」でガッツリRPGをプレイしたので、ここいらでミステリー系アドベンチャーを何かプレイしてみたいな……と思って買ってみました。
発売から半年くらいでDL版が60%OFFで売られていたのでちょうどいいかと思いつつ、こんな短期でこれだけ割引するのって見えている地雷なのかも、という一抹の不安も抱えつつ。

それで一通りプレイしてみたわけですが、中身は20年くらい前のアドベンチャーゲームみたいな感じでした。というか、システム自体「ミステリート」にすごく似ていました。
特許を取っているわけではないと思うので裁判沙汰になることはないと思うのですが、画面クリックができる部分が枠で囲まれているのはプルーフターゲットシステムですし、事件に関係のある情報が出てきたときに特殊音がするのはディテクティブ・チャージシステムですし。
まんま「ミステリート」のシステム持ってきました、という感じでした。
特定の場所で特定の情報を得てフラグを立てて進めていくオーソドックスなシステムで、調べる場所を総当たりすれば詰まることもなかったのは一長一短だった感じでした。もう少し難しくしてもよかったような。

ストーリーは島根を舞台にしていて、しっかり島根の名所や伝承を取り込んでいましたし、グラフィック自体もかなりきれいだったのですが、ほぼ絵が動かないのはどうかと思いました。
立ち絵は左右反転した使い回しとかが多く、何しろ通常シーンで表情差分がないので(推理パートは表情差分アリ)、シリアスな顔をしながら冗談を言うような場面、その逆も多数。目パチ・口パクもなく、ほぼ全て静止画でした。
20年以上前にフルアニメーションアドベンチャーが存在していたのに、2020年でこれ!?、という。
フルボイスではあるのですが、別撮りのせいで若干整合性が取れていない場所(※後述)もありました。
声優さんたちはベテラン2人を除いてそこまで有名な人たちではなかったものの割とみんな上手かったのですが、ゲストで本人役をやった人以外で何人か棒読みだったりキャラの設定年齢にそぐわない声だったりして、それはどうやらほとんどの声優さんを81プロデュースという事務所所属の人たちの中から集めたからだと思われ、何かゴリ押しのようなものを感じました。


AのセリフをBがオウム返しするときイントネーションが違う。
A「サトウなんですよ」(佐藤の発音)
B「サトウなんですか!」(砂糖の発音)
その他、3人いるシーンで2人は「夜神楽」を「ヨカグラ」と言っているのに、1人だけ「ヨルカグラ」と言うなど。文字とボイスが合っていないとか、句読点が文章の頭にくる禁則処理ができてないとかも。

ゲームの売りである共感覚については、単純に事件に関係がありそうな情報をプレイヤーに知らせるためのツールでしかありませんでした。共感覚が謎解きに関係してくることもなく、共感覚で得られるはずの情報を取り忘れていて推理パートで詰むとかもなかったです。
一応、共感覚はとある血縁者たちの間で持っている人が出やすい、という設定はありましたが……

推理パートで犯人を追い詰めるところはすごく簡単な逆転裁判みたいで、共感覚で得た情報を犯人にぶつけていくわけですが、その選択肢がせいぜい4つ、少ないときは2つしかないので、ほぼ間違えようもなく、あまりゲームをしている感覚がなかったです。
ちなみに、誰が犯人なのかというのはストーリーを進めていくと主人公が勝手に特定してしまうので、そこはプレイヤーに選ばせてよ、と思いました。
主人公が犯人を名指しする頃にはほぼ犯人の目星はついていますし間違いようもないレベルなのですが、でもやっぱり選ばせてくれた方がゲームっぽかったなぁ、と。

シナリオに関してはネタバレ以外のところで1つ気になったのが、シーン切り替えとか話をまとめる時に必ず「~のだった。」で文章が終わること。
ライターさんの癖なのだと思うのですが、いろんなゲームをプレイしてきてこういう文章を書く人がいなかったというのもあり、これが気になって仕方なかったです。

総プレイ時間は15時間くらいで、システム面やボリューム、アニメーションがないことなどを考えると定価の約7000円はちょっと高すぎる印象です。
60%OFFの3000円くらいで値段相応かな、という感じでした。

では、ここからネタバレありの感想です。

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ゼロサム・4月号感想 [スクエニ]

本日はゼロサムの感想を書きました。

現在部屋をちょっとだけリフォームしているのですが、その関係でいろいろと家具を移動させないといけなくなったので、その流れで断捨離を決行しました。
10年以上ただただ保管しているだけだったゲーセンの景品とか、全プレで貰ったものとか、雑誌の付録とか、捨てた今となってはなぜ保存していたのかよくわからない物をごっそり捨てました。
45Lゴミ袋でおおよそ10袋くらいでしょうか。
ゲームとか漫画とかのグッズで集めたもののそれで満足して特に使わずしまい込んだもののなんと多かったことか。
ここからまた増えてしまわないように注意しないといけないところです。


では、ゼロサムの総評です。
面白かったのは、ふつつかな悪女ではございますが、悪役令嬢、貧乏令嬢、など。
全体的に休載が多かったものの、割と面白く読めた感じがしました。

今月からの新連載「ロンググッドバイマイハニー」。
「07-GHOST」「バトラビッツ」を連載していた雨宮由樹・市原ゆき乃さんのコンビの新連載です。
名義は「07-GHOST」のときのものに戻していて、やはり名義変更した連載が打ち切りだったのは縁起が悪いから戻したってことなのかな、と思ったり。
ただ、「バトラビッツ」の連載が5年前くらいなので、もう戻ってこない可能性も十分あると思っていた中での新連載だったので、戻って来てくれたのは素直にうれしかったです。
これまでの連載は男性キャラ多めで少年が主人公でしたが、今作は女の子ということで、いろいろテイストを変えてきている感じもありました。
内容としては失敗した人生を途中からやり直すというもののようで、その辺り「貧乏令嬢の勘違い聖女伝」と似ているのがちょっと気になりましたが、この設定自体なろう系などでは割とある設定なので、ここからどう個性を出していけるかの方が問題かと思います。
絵は問題なく上手いので、ここからの展開に注目したいです。

では、ここから全作品感想です。

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