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ガンガン・1月号感想 [スクエニ]

本日はガンガンの感想を書きました。

年末が近づいてくると毎年好きなアニメとか漫画の壁掛けカレンダーを探すのですが、年々その数が減りつつあるように感じます。
昔は年末にアニメイトに行こうものなら1ブロック丸ごとカレンダーコーナーがありましたし、スクエニも人気作のカレンダーを販売していましたが、今となってはアニメイトでも隅の方に数作品あるだけとか、スクエニも公式でカレンダーを出さなくなって、世の中から需要が消えつつあるのかな、と感じています。
また、卓上カレンダーなら今でもそれなりにあるのですが、壁掛けカレンダーは特になくなっているな、と感じます。本当に有名な作品しかカレンダー化しないですし。カレンダー化している作品はアニメ化している作品より少ないのではないのかな、と。
我が家ではキッチン・トイレ・自分の部屋それぞれに壁掛けカレンダーをかける習慣があるので、年々カレンダー選びに苦労するようになりました。
結局、今年は何やかんや通販で揃えました。

では、ガンガンの総評です。
面白かったのは、黄泉のツガイ、裏世界ピクニック、無能なナナ、龍神の娘、など。
全体的に面白く読めました。

今月からの新連載「龍神の娘」。
約2年前の読み切りを前日譚として、その10数年後の物語となっていました。
このスパンで読み切りが連載化するんだ、ということにちょっとビックリしました。読み切りからの連載化作品はおおよそ半年から1年くらいが一般的なので。
読み切り版は知らなくても連載版は読めるけど、読んでおいた方が話は分かりやすい、という作りの作品も久しぶりに見た気がしました。読み切り版は読み切り版で置いておいて連載版は仕切り直すか、読み切り版がもう連載1話目の扱いになるかのどちらかのパターンがほとんどですし。
それで内容はというと、すごくよかったです。
読み切り版では最後の展開がちょっと都合よく見えたのですが、連載版ではそうなるべくしてなったという感じの設定になっていましたし、いきなり掲載ページ数70という通常の2倍以上のページ数で作画の乱れが全くない上にストーリーもしっかりしていて、文句の付け所がないな、と。
また、今後どうなるかわからない部分もありますが、化け物との戦いがメインではない純和風ファンタジーも久しぶりに見たかな、と。Gファンタジーの「美しいばいけもの」とか「雅血の陰陽師」も最初は和風ファンタジーだったのですが、回が進むと西洋・現代風の建物とか服装が出てきたりして、そこまで純和風ではなくなったりしたので。
個人的には、戦いメインの展開にはならないでほしいなぁ、と思います。
今後にも期待しています。

では、ここから全作品感想です。
新連載

龍神の姫
読み切りからの連載昇格作品なのだが、読み切り版が前日譚で、連載版はその10数年後辺りの話になっているので、読み切り版は読まなくても平気だけど読んでおいた方が話は分かりやすい、という作り。
龍神が住む湖の近くに住む少女が謎の呪いを受けて山を下りることになる、という話。
読み切り版の終わり方にはちょっと都合の良さを感じていたのだが、連載版ではその都合の良さを消す設定を入れてきていて、初回のページ数の多さの割に話が分かりやすいところも含めて、やっぱり話作りが上手いのだな、と改めて感じた。
絵も安定していて上手いし、純和風ファンタジーの設定も本誌では珍しいので、キッチリ生き残っていくような気がした。
今後にも期待したい。

レギュラー連載

ながされて藍蘭島
おばばが出てきてどういう話になるのかと思っていたら、あやねと美咲を鍛えてあげるという話になっていて、展開としてまたこのパターンかよ、と思ってしまった。
何やかんやあって結局誰かを鍛えることになった、というのはもうワンパターンの域だと思う。
まだ話として続くようなので、違う展開があればいいのだが……

とある魔術の禁書目録
今月はページ数少なめで戦闘シーンがメインだったというのもあり、話としてはあまり進まなかった。
ただ、いい感じに盛り上がってはいるので、コミックスで読めば楽しいところかも。

無能なナナ
結局ナナオが仲間になる展開ではないようで、そこはちょっと意外だった。
ナナオ自身が化物の姿になりつつあるので、このまま助からない展開もあるかも。
その辺りどうなるのか、次回に期待したい。

英雄教室
今月でルーシア編が完結。
ルーシアがカシムに惚れるという展開になっていて、ブレイドに惚れる展開でなかったのは良かったかな、と思えた。
今後カシム・ルーシア・クレアの三角関係の話になっていくようではあるが。

不徳のギルド
今月もエロなしのシリアス展開。
仲間たちが離れ離れになって、それぞれの場所でそれぞれの戦いが始まる感じだったので、これは結構時間がかかる展開になったな、と感じた。
今回のボスらしきキャラは出てきたもののまだ確定ではないというのもあり。

FINAL FANTASY LOST STRANGER
今月は休載。

裏世界ピクニック
謎の施設を探索中に裏世界とをつなぐ中間領域が大量に出てきて、同時に怪現象も発生する、という展開。
話の流れが自然で、裏世界に入っていないのに怪現象が発生しても何もおかしくない、と思わせてくれたのはよかった。
次回にも期待したい。

金装のヴェルメイユ~崖っぷち魔術師は最強の厄災と魔法世界を突き進む~
アルトが悪魔になりかかっている、という話になって、もしかしたらこれはもう最終回に向かっているのか?、とちょっと思った。
悪魔化の進行に怯えつつ次の事件の話に入るという展開もありそうだが。

おじさまと猫
今月は森山の元バンドメンバー・伊吹の話がメイン。
伊吹に辛らつな言葉を投げるおじさまが結構意外でビックリした。
最終的におじさまが前向きな気持ちになる、という展開だったので、これはこれで話に意味はあったのかな、と思えた。

社畜さんは幼女幽霊に癒されたい。
今月は日常の短編だけかな……と思っていたら、最後に新キャラが出てきた。
社畜から既に解放されているので、話としていつ終わってもおかしくはないのだが、ここで新キャラを出すということはまだまだ続くということなのかどうなのか。

ワンルーム、日当たり普通、天使つき。
今月はリリーシュカの買い物に森太郎が付き合うことになる話。
リリーシュカがなぜゴスロリの服を着ているのか、そのことでどういう弊害があるのか、その辺りの掘り下げがあったので、割と面白く読めた。

戦隊レッド異世界で冒険者になる
このまま最終回になってもおかしくないな……と思っていたのだが、敵が逃げる&魔王がもうすぐ復活する、とのことで、一旦仕切り直しになりそう。
最終的に魔王を倒したら最終回、なのだと思う。

オウルナイト
詩衣奈が在人とあいを尾行する、という話。
尾行する側の詩衣奈の方がいろいろ心配される、というのはキャラ設定的にもわりといいな、と思えた。

僕の呪いの吸血鬼
緒坂とバロックのイチャイチャの最中で邪魔が入る、というのはお約束。
イチャイチャの癪が結構長めで、その辺りは読者サービスなのかな、とも思った。

黄泉のツガイ
アサ側の話はほぼ決着がついたが、ユル側はこれからという感じ。
ユルの両親の首をはねた、と敵が言っているのはブラフなのか真実なのか、その辺り考えさせてくるところがいろいろ上手いな、と感じた。
次回にも期待したい。

異世界チートブレイカーズ
今月は敵の兵器遣いを倒すまでの話。
好きな兵器を取り出せる能力とのことなのだが、戦闘機とかヘリとか自力操縦できるのはそこまでが能力の範囲なのかとか、だったら自動操縦できないのかとか、設定がちょっとザックリし過ぎていて、かなり曖昧な気がした。もう倒された敵なので、どうでもいいことなのかもしれないが。

千万社異世界通商部
今いる世界の話がまだ次回にも続く展開で、これはちょっとページ数を割きすぎかな、と思ってしまった。
前作が打ち切りになったのは展開の遅さもあると思うので、もっとサクサク進んだ方がいいと思う。

ひねくれ騎士とふわふわ姫様
連載2回目。
今月は台所の妖精に家を作ってあげる話。
とりあえずお城がボロすぎるのでいろいろ修繕しないといけないとのことで、しばらくはお城修繕の流れで家具を作る話になりそう。
それでワンパターンにならないといいのだが。

読み切り作品

殺し屋と幼女
「旅とごはんと終末世界」を連載していた文ノ梛さんによる読み切り。
もの凄く腕のいい殺し屋の青年が、任務中に羽のある子供を拾って一緒に暮らすことになる、という話。
主人公の殺し屋が既に復讐を終えているとか、羽のある子を助けた理由とか、話にそれなりの捻りは入っているものの、全体的に見るとよくある設定だなぁ、と感じた。
主人公の残虐性を描けるだけの画力も足りないな、とも感じた。
連載になるのは難しいかも。

剱乙女の調語り
かつて魔物を絶滅させた覇王が使っていた剣に宿っている精霊が、その剣を造った人の孫と出会い、復活した魔物との戦いの旅に出る、という話。
主人公の職業が剣に名を刻む調刻師という設定で、そこは珍しくていいな、と感じた。
ただ、話は割とエロ寄りで、ちょっと人を選ぶ感じ。
また、ジャンプによくありそうな話みたいだな、とも思った。
連載できるかどうかは微妙なラインか。

次号の期待

読み切りに期待したい。
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