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ガンガン・8月号感想 [スクエニ]

本日はガンガンの感想を書きました。

先日「大なめこ展」に行ってきました。
開場直後の予約だったのと、受付で1組2~3分くらいの説明があったりしたので、あまり人がいない状態で中を見てまわれたのは幸運でした。
なめこ全1101種のガチャガチャとか(いい意味で)頭おかしい企画とかあったりして、楽しめました。
ガチャガチャは2回やって、本命チョコなめこといちごなめこが出ました。ナメグウノツカイが欲しかったのですが、狙って出せるものではないので、そこは少しだけ残念でした。
グッズはメガネケースだけ欲しかったのですが、結局巨大ぬいぐるみも買ってしまったりしたものの、入場料を取るだけの価値はあったと感じました。
娘も一緒に連れて行ったのですが、娘も娘でそれなりに楽しんでいたので、行ってよかったイベントでした。

では、ガンガンの総評です。
面白かったのは、無能なナナ、おじさまと猫、魔女の下僕と魔王のツノ、など。
全体的に割と面白く読めた感じがしました。

今月での最終回作品1作目「梅衣堂ひよと旦那様の野望」。
どうにかこうにかやっと終わってくれたな、というのが本音の作品でした。
掲載された月よりも休載していた月の方が多かったんじゃないかという作品でしたし、タイムリープとかそこそこ扱いの難しい設定が出てきたときはどこかで話が破綻するんじゃないかと不安で仕方なかったですから、どうにか崩壊前に終わってくれてよかったな、と。
前作「ブラッディ・クロス」の終盤も結構休載多めな上に設定を複雑化させていましたから、次回作があるならもう絶対に原作が付いた方がいいと思います。
絵は安定して上手いわけですから、なんならなろう系原作でもいいんじゃないかと思ったりも。

最終回作品2作目「恋愛グリモワール~最強童貞の勇者様が結婚しないと世界は滅亡するそうです~」。
数ヶ月前から最終回を見据えた展開になっていたので、それなりにきれいにまとまると思っていたのですが……思っていたよりも無理矢理終わらせた感じになっていました。
グリモワールが作られた過程とかヤッツケにしか見えなかったですし……
勇者の子供をちゃんと出すとなったらページ数が足りなかったのだとは思いますが。
この作品も、次回作があるなら原作を付けた方がいいと思います。

今月からの新連載「僕の呪いの吸血鬼」。
本誌とガンガンONLINEで連載歴のある金井千咲貴さんによる新連載で、「魔法使いの弟子が笑う時。」はコミックスも買っていたくらいなので、それなりに期待していた作品でした。
それでふたを開けてみたら……全体的にはちょっと微妙かな、という感じでした。
吸血鬼討伐部隊の青年と吸血鬼殺しの吸血鬼の話ということで、設定的には割と王道。
どうやら今作はアクションメインの話になるようなのですが、その肝心のアクションシーンで、このときどういう動きしているの?、と感じるコマがそれなりにあって、流れるように読めないのはちょっとマイナスだな、と感じました。読んでいて悪い意味で手が止まってしまうんですよね。
ただ、車から顔だけ突き出されて縁石にぶつかりそうになるところとか、この構図は面白いな、と思える部分もあったりして、この辺りは今後良くなっていくことを期待したいです。
キャラに関しては、吸血鬼殺しの吸血鬼・バロックを見ているとちょっとイライラしてくるので、これが今後続かなければ、とも思います。


今月号は「鋼の錬金術師」連載開始から20周年ということで特集が組まれていました。
発行部数もそれなりに増やしているようで、そもそも本誌を入荷してくれる本屋さんが少ない上、普段なら入荷していても2冊、1冊しか入荷しないこともざらなのに、今月は5~6冊入荷されていました。
作品の掲載順も、「とある魔術の禁書目録」とか、センターカラーだとしても雑誌の後半に掲載されることなんてほぼなかった作品が後ろの方にあったり、前の方にあるなんてあまりない作品が前にあったりとか、いろいろ組み替えられている感じがしました。
そして、荒川弘さんによる連載が準備されている、という告知がありました。
他誌でいろいろ連載を持ったりしていたので、もうスクエニ系に帰って来ることはないのだろうな、と思っていただけに、これは素直にうれしかったです。
本誌には「長期連載が円満終了した直後の連載作品は短期終了か打ち切りになる」というジンクスがありますが、荒川弘さんならそんなジンクスはねのけてくれるんじゃないかと期待しています。
まぁ、最初から短期連載想定ということもあり得るわけですが……
瀕死状態の本誌を救ってくれる救世主になってくれることに期待したいです。

では、ここから全作品感想です。

新連載

僕の呪いの吸血鬼
本誌とガンガンONLINEで連載歴のある金井千咲貴さんによる新連載。
吸血鬼によって食い殺される人が増えつつある日本で、吸血鬼討伐隊に所属する青年と吸血鬼殺しの吸血鬼が出会って……という話。
設定自体は割と王道。今作はアクションメインになるようなのだが、このコマどういう動きをしているの?、というのが何ヶ所かあって、パッと見て動きがわかりにくいのは今後アクションメインで行くとなるとちょっときついのではないかな、と感じた。車から顔だけ押し出されて道路スレスレを走るとか、ちょっと珍しい構図でいいな、と思える部分もあったのだが……
バロックはキャラ的に見ていてちょっとイライラするので、その辺りも今後心配なところ。
しばらくは様子見。

レギュラー連載

ながされて藍蘭島
今月は島に隠れ住むアンドロイドたちの偵察日記のような話。
ほぼ島の日常を描いているだけの感じだったので、今回だけを見ると毒にも薬にもならないな、と思ってしまった。
次回に何かあればいいのだが……

とある魔術の禁書目録
今月もアックアとの戦いがメイン。
終盤で天草式の人たちが集まってアックアに挑んでいこうとする流れは、いい感じに盛り上がっていてよかった。これは次回の戦いにも期待が持てそう。

魔女の下僕と魔王のツノ
ここにきてベティの出生の話が絡んできて、こういう流れだったのか、と感心した。
話としてはもう終わりそうな感じで、この戦いに勝ってビビアンの呪いを解いたら最終回でもおかしくないな、という気がする。
いい感じに盛り上がっているので、次回にも期待したい。

戦×恋
冥界に突入したりラグナロクが始まったり、と今回は各所の序盤の様子を描いていた。
今月もキャラが割と丸っこく描かれている部分が目立って、絵が変に進化してしまったように感じたのは残念。新しい絵柄を模索しているのかもしれないが……

梅衣堂ひよと旦那様の野望
今月で最終回。
掲載された月よりも休載していた月の方が多かったのでは?、という連載だったが、どうにかこうにか終わってくれた、という印象だった。
タイムリープとか、設定が崩壊しそうなところに手を出したときはどうなることかと思ったが。
次回作があるとしても、絶対に原作を付けた方がいいと思う。

無能なナナ
モエが相馬の味方になってしまうような展開だったが、わりとナナが不利になるような流れになっているということは、次回辺り大逆転が待っているのだろうな、と思う。
ナナだけでなく、キョウヤも真相に至っているようなので、その辺りどう絡めてくるか、期待したい。

英雄教室
今月はイオナとその同型機とマザーが出てくる話。
またキャラが増えたな……というのと、アンドロイドなのにやたらとジュース好きみたいなところは読んでいて違和感があった。
自爆装置が起動しなかったオチに関しては納得できたのだが。

不徳のギルド
今月は割とシリアス寄りで、エロに関してもいつもと違って悲壮感があったのはちょっと意外でよかった。
キクルが思っていた以上に有能らしいのが今月も出ていたので、その辺りの立ち位置もはっきりしてくればな、と思う。

FINAL FANTASY LOST STRANGER
今月から新展開。
序盤に出てきた情報屋からレイズに関する情報が聞けるようになっていて、これまで散々寄り道してきたけど、話として一歩進んだと思えたのはよかった。
ここからどう展開していくのか、注目したい。

裏世界ピクニック
今月で猫の忍者の話が完結。
現実世界に帰って来る部分が曖昧だったのは少し残念だったが、猫の忍者に狙われていた原因とか冴月が関係していたことがわかるところとか、その辺りの見せ方はやはりアニメよりも上手いな、と感じた。
次回からの新展開にも期待したい。

金装のヴェルメイユ~崖っぷち魔術師は最強の厄災と魔法世界を突き進む~
今月はクリスの能力を見せつけつつ、地図に乗らない国に到達するところまでだったので、展開としてはつなぎの感じ。
移動要塞が次の舞台になるようなので、ここが攻撃されて落ちそうになるとかの展開が予想される。その辺りを裏切ってくれれば、と思う。

おじさまと猫
今月は星鳴が神田家にいる人たちにいろいろと心でツッコむ部分が多かった。
この辺りは日比野とちょっと被るな、と思えたのが残念。
ただ、何も知らないと思っていた森山先生が、実は知った上でその場にいたというのは意外で、その辺り次回どう見せてくれるかに注目したい。

社畜さんは幼女幽霊に癒されたい。
今月は幽霊たちにスマホを持たせた方がいいのか?、という話。
最終的には糸電話になったのだが、糸電話って振動で音を伝えるのに幽霊の声って振動するのかね?、と考えてしまえるところが少し残念。

たとえばラストダンジョン前の村の少年が序盤の食堂で働く日常物語
料理大会が順調に進んでいて、あっという間に予選が終了。
予選突破が8人なので、7試合することにはなるが、その辺りは結構省略されるのだと思う。
ロイドの戦いのみ3試合描いて終わるのかどうか、その辺り注目したい。

乙女ゲー転送、俺がヒロインで救世主!?
妹が元の世界に戻るのにタロウが探していた指輪が使われる、というのはちょっと意外でよかった。
偶然が重なってスタンプラリーが次々と成功していくのはちょっと都合がいいと思ったものの、テンポが良かったので、これはこれでいいかな、と思えた。

恋愛グリモワール~最強童貞の勇者様が結婚しないと世界は滅亡するそうです~
今月で最終回。
もっときれいに終わるものだと思っていたのだが、グリモワールの誕生秘話辺りからかなり無理矢理まとめた感じになってしまっていたのは残念だった。
最後に勇者の子供も出すとなったらページが足りなかったのだと思うが……
絵は安定して上手かったので、次回作があるなら原作を付ければどうにかなりそう。

元魔王軍幹部、娘つき第二の人生は現代で
今月も休載。

18エイティーン
今月は景一がまた転校してしまうかも、という話。
これまで数ヶ月で転校を繰り返してきたという経歴があるだけに、これは本当にこのまま転校する流れになるのかも、と思わせてくれたところはよかった。
結局は転校しなかったわけだが。
この話は絶対に通らないといけない話だと思うので、早めに出てきてよかったと思う。

ワンルーム、日当たり普通、天使つき。
今月はとわにいろいろと人間界の社会的ルールを実践して教える話。
普通にデートしているだけの話にも見えたが、これはこれでいいのだと思う。

戦隊レッド異世界で冒険者になる
今月は刻印魔法を説明するための話だった。
戦隊ものとしてバイクが出てきたのはらしいと思えてよかったが。
本編が進むのは次回以降か。

女子高生はおはようって言う
今月は女子高生にどうやって傘を貸すか悩む話。
今までのように複数人で女子高生のことを考えるのではなく、1人で悩んで一応の答えを出すという流れは、ちょっと違う雰囲気でよかった。

双翼の武装使い
今月は結界機構に入る試験を受ける話。
相変わらず2人が無双する話で、やはり序盤だとそこまで手強い相手とかは出さないのかな、と感じた。
学校編に入っても無双状態はまだ続きそうな感じ。

オウルナイト
今月はあいのシークスキルを磨く話。
どうしてあいが今のような性格になったのか、というあいの掘り下げがメインだったので、序盤はやはり順番にキャラの掘り下げをしていくのだな、と感じた。

人類滅亡直前なのにニート勇者が働かない
連載2回目。
結界石や3人目の仲間についての説明などなどがあり、周りを固めるための話だったな、と感じた。
強制的に勇者を戦わせることも可能だというのは、今後設定として足を引っ張りそうな感じもするのがちょっと怖い。

次号の期待

新連載に期待したい。
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