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冬アニメ・ドラマ総評 [日常]

今期はアニメもドラマも結構多めに見ていたので、感想も多めです。

冬アニメ

裏世界ピクニック
ガンガンで連載されているコミカライズ版が好きなので見てみました。
全体的に見ればそこまで悪いわけではないのですが、1話で1つの都市伝説を描き切るペースで、とにかく展開が早いのと、たまに不安になる絵が入ってくるというのがあって、いまひとつな感じになっていました。
小説が原作だと展開が早くなる作品が多いのは残念です。
コミカライズではまだ謎のままの冴月について少しでも言及されたら……とも思っていたのですが、それも特になく。
続編を匂わすような終わり方ではありましたが、続編はないのではないかな、と感じました。

弱キャラ友崎くん
こちらも小説が原作ですが、話の進むペースは最後の方が駆け足になっただけでそこまで早くはなく、女の子もかわいくて割と楽しく見られました。
ガンガンJOKERでコミカライズされたところまでキッチリ描かれていたのはよかったのですが、あまりいい評判は聞かないので、次回作はないかもしれません。コミカライズも一旦終わっていますし。

ホリミヤ
そこまでクオリティに期待していなかったのですが、思いの外すごくよくできていた作品でした。
アニメとして思っていた以上にヌルヌル動いていましたし、20巻近くある原作からいいエピソードをピックアップしているので、季節が進むのが早いというのはあるもののダイジェスト感はなくて楽しく見られました。
まぁ、原作だとゆるーく時間をかけて堀さんと宮村が近付いていくわけですが、アニメだとサクッと付き合い始めたりするわけで、その辺りはちょっと面食らうようなところもありました。
また、出会いから卒業までを1クールでやり切ったので、取り上げられなかったエピソードが山ほどあったわけですが、その一部を最終回のエンディングロールで流していたのはなかなか印象的でよかったです。

スケートリーディング☆スターズ
スケートリーディングという架空の団体スケートの話で、Gファンタジーでコミカライズされているというのもあって見てみました。
架空のスポーツの話とはいえ、最後の2話以外は本当にスケートシーンが少なくて、いくらなんでも少なすぎやしませんか?、と常々思っていました。アニメとしてそこまで動かなかったりもしましたし。
肝心のスケートシーンについても、高校生が4回転アクセル飛んだり、全て4回転の3連続コンビネーションジャンプを飛んだりしますし、衣装でヒラヒラマントとか剣を持ったりして、いやそういうのもOKなルールなんだろうけどそれってどうなのよ、みたいなのもあって、真面目に見ていられませんでした。
主人公の性格が超絶俺様で輪を乱しまくるし、クールなライバルキャラにもイライラするし……でキャラ萌えも出来ず。
全体的にちょっと失敗だったんじゃないかな、と感じました。

Dr.STONE
アニメ2期。
司軍との全面対決がメインで描かれていました。
基本的に原作準拠、さすがにダイナマイトを作るところは原作以上に制作過程を端折ったりもしていましたが、作画レベルも安定していましたし、楽しく見られました。
船を作る直前までで話が終わっていたので、区切り的にもよかったです。

約束のネバーランド
アニメ2期。
1期は農園脱出までの話だったので、2期はGP編までかなぁ……なんて思っていたら、一気に原作最終回まで進んでしまっていました。
GP編は全カットで、ユーゴたちの存在はなかったことに。アニメオリジナルの展開を挟んで、王族たちとの戦いは最終回で数分のダイジェストで終わる、という……こんなのになるならアニメ化しないでほしかった、と思うレベルでした。
原作だと敵以外に主人公側の子供たちも数人亡くなるのですが、アニメではそれがなく、あえて描かなかったのだろうとは思うものの、犠牲なしに事を成し得てしまうのはどうなんだろうなぁ、と思ったり。原作のエマも理想主義者で誰も殺したくないし死んでほしくないと思っているものの、どうしても手から零れてしまう命はあるっていうのを描いていたからこそ理想論に説得力が出るわけで。

呪術廻戦
今期が2クール目。
世間で話題になるだけあって、とにかく作画がすごいなぁ、と毎回感心させられました。
バトルシーン多めなのにまぁよく動く動く。
次回作は劇場版のようですが、アニメも2期を期待したいところです。

犬と猫どっちも飼ってると毎日たのしい
呪術廻戦とセットで今期も見ていました。
犬の素直さと猫のツンデレっぷりが楽しかったです。

ひぐらしのなく頃に業
この作品も今期が2クール目。
1クール目はほぼ既存作の焼き直しで微妙だったのですが、2クール目から完全新作となって面白くなりました。こういうのが見たかったんだよ、という内容でした。
今期ではループさせている犯人がなぜループさせるのか、というのがわかるところまでしか描かれず、完結するのは次回作の「ひぐらしのなく頃に 卒」で、とのこと。今から楽しみです。
ちなみに、ネットでは1クール目の第5話くらいでループの犯人を当てている人もいたりしましたが、私は2クール目を見るまでわからなかったです。あの段階でよくわかるものだなぁ、と感心しました。


冬ドラマ

君と世界が終わる日に
日本である日ゾンビが大量発生して、その中で離れ離れになった恋人同士がお互いを捜しつつサバイバルする話。
ゾンビに噛まれると感染するというのは定番で、ヘッドショットしなくても首を絞めたり心臓を刺したりすることでもゾンビが殺せる辺りは割と簡単に殺せる設定だなぁとか、日本のゾンビは足が速いなぁ、とか思いつつ見ていました。
人間同士の醜い争いみたいなのもありましたが、そこまでドロドロしたものもなく、基本的には安全な場所を求めてサバイバルしていくのがメインでした。
最後は事件の首謀者が死んで終わりかと思いきや、シーズン2がネット独占配信ということでガッカリ。テレビで終わらせてほしかったです。

青のSP-学校内警察・嶋田隆平-
警察官を中学校に常駐させるというスクールポリス制度が試験的に始まったとある学校の話。
生徒間だけでなく教師間のイジメ、教師の過重労働、モンスターペアレントの話などいろいろな問題提起があり、何かにつけて事なかれ主義の校長を尻目にスクールポリスがガンガン問題に介入していってザクザク解決していくのは、見ていて素直に気持ちよかったです。
その中で1年前の教師の死亡事故から事件の真相を探っていくという本筋があり、楽しく見られました。
ただ、警察物だとやっぱり上層部が過去に何かしらの事件のもみ消しとかしているという話が入って来るので、そこはなくてもよかったのになぁ、と思いました。
生徒役の子たちは基本的にみんな演技が上手かったですが、1人だけ完全に見た目だけで選ばれた棒読みの子がいて、そこはもっとどうにかしてほしかったな、と感じました。

アノニマス~警視庁”指殺人”対策室~
香取慎吾さんが久々にドラマ主演をするということで見てみました。
ネットリンチによる自殺や名誉毀損などを専門に扱う警視庁の新部署の話。
防犯カメラに写っていないけどガラスの反射で顔が映っているとかベタなところもありつつ、毎回ちょっとしたどんでん返しもあったりして、全体的に見ればそこまで悪くはなかったです。何しろ香取慎吾さんには華があって存在感が圧倒的でしたし。
1つ気になったのは、香取慎吾さんの元相棒役が韓国の女優さんで日本語が片言だったこと。帰国子女設定なのですが、帰国子女が警視庁捜査一課で事件の第一線に立つかね?、と思ってしまって、違和感がすごかったです。

天国と地獄~サイコな2人~
サイコパス殺人者と女性刑事の肉体と心が入替ってしまう、という話。
心が入替った後でちゃんと入替った人格で話しているように見えるところはさすがだな、と思いつつ見ていました。
作中にいろんなブラフがあって、謎解きのところで何に意味があって何になかったのかがわかったときは、なるほどなぁ、と感心しました。
脇役の人たちもそれぞれ個性があって、毎回楽しく見られました。
ラストシーンに関しては、そうなるだろうと思っていたけど、そうならないでほしかったな、と思いました。

レッドアイズ 監視捜査班
そこら中に設置されている監視カメラ映像を全て調べることができる警察の新設部署の話。
放送開始直後から「ボイス」と似ているという話が出ていましたが、私はむしろ「絶対零度」に似ているな、と感じました。警察の新設部署の話というのと、監視カメラ映像を出すモニター前の雰囲気が近いなぁ、と。なお、本作のスタッフはどちらの作品にも関わっているということなので、似ているのも仕方ないのかもしれません。
話の中盤までは新設部署に配属された人たちを1人1人掘り下げていく形で、それが終わったら主人公の因縁の相手と戦うことになるとか、中盤で犯人が明らかになるとか、何やかんや警察の汚職隠しが出てくるとかは「ボイス」と似たり寄ったりだったのは残念でした。定番の展開ではあるのですが。
犯人役の高嶋政伸さんの狂った感じはいつも通りいい感じでした。サイコ役をやらせたら本当に上手いと思います。

バイプレイヤーズ~名脇役の森の100日間~
これまでのシリーズは見ていなかったのですが、そこそこドラマも見るようになったし、100人以上の脇役たちが本人役で出るなら面白そうだと思って見てみました。
基本的には1話完結で、バイプレウッドという大規模撮影スタジオで撮影されている様々なドラマを1つ1つ追っていく形になっていました。脇役だけではなく主役級の人たちも数多く出ていましたし、やはり知っている役者さんが多いので楽しく見られました。役者さんをより多く知っている人の方が楽しめる作りなので、一見さんお断りな感じはややあったりもしましたが。
映画に続いていく終わり方だったので、ドラマ版だけでそこまできれいにまとまっている感じがなかったのは残念でした。

その女、ジルバ
百貨店の販売員から倉庫作業に出向させられ、恋人もいなければ子供もいないまま40歳になってしまった女性。このままくたびれたおばさんとして生きていくのか……と思っていたところで、40歳以上の女性を雇うという超熟女バーで働くことになり、人生が輝きだす、という話。
第1話では口角も下がってブルドック顔になっている本当にくたびれたおばさんだった主人公が、超熟女バーに勤務するようになってから服装が劇的に良くなり、次第に年相応のかわいらしさを出していく過程は、見ていて素直に気持ちがよかったです。
最初はバーの衣装も着せられている感が満載でしたが、それが馴染んでいく過程とか、新しく同年代の友達ができるとか、バー勤務の女性たちが持ついろんな事情が見えてくる流れとか、感情移入しやすくて毎週放送が楽しみでした。
見ていると心が温かくなる作品でした。

ここは今から倫理です
倫理の教師が倫理の授業を通じて人はどう生きていくべきか、などを問いかける話。
人の内面を描いていく作品なのですが、全体的に文学作品っぽい感じがしてしまって、私の肌には合わなかったです。
いろんな哲学者の格言みたいなのが出てきても、へぇってなるのがさほどなかったというのもあり。
学生役の子たちはみんな割と上手かったです。

あなた犯人じゃありません
とある高校の女性教師が真冬の水の抜けたプールの中で刺殺体で発見される。警察と1人の女子高生が犯人探しを始めるが、2人の前に自分こそ犯人だと名乗り出る人が次々に現れる。
このあらすじを見る限りすごく面白そうだと思って見始めたのですが……ベテラン俳優さん2人以外の演技が割と酷くて、主役の子はまずまず見られるもののあからさまに棒読みの子とかもいて、これはちょっと……という感じでした。ほとんどの学生役が演技未経験ということで仕方ないところもあったと思うのですが。
ストーリーについても、中盤で実は刺殺ではなく毒殺だとわかるとか、最後の謎解きに関する伏線がほとんどなかったとか、いろいろ粗が目立ちました。
掴みのあらすじだけは、本当によかったのですが……

書けないッ!?~脚本家吉丸圭佑の筋書きのない生活~
10年で片手で数えられるほどしか脚本を書いていなく、ほぼ専業主夫と化していた脚本家がゴールデンの連ドラの脚本を担当することになる、という話。
序盤は映画「笑いの大学」みたいな印象で、ストーリー案を全没にされたり、主演のわがままで変な設定を足されたり修正が入ったり、と定番な展開でした。
しかしその後、煮詰まりながらも話数は進んでいって、それぞれの家族の事情とかが加わりつつ、最終的には1人の脚本家として成長していく姿が描かれていて、楽しく見られました。
1話30分と短くテンポよく話が進んでいったのもよかったです。

おじさまと猫
アニメよりも先に実写が来たか、とちょっとビックリした作品。
ふくまるがぬいぐるみで、おじさまがふくまると出会うまでに丸々1話使っていたところを見たときは、これは駄作になるのでは……と心配になったのですが、そこからV字回復。原作準拠で制作側の愛を感じましたし、慣れてくればぬいぐるみのふくまるもそれはそれで愛らしいと思えるようになりました。
演じていた俳優さんたちも原作のイメージに近い方ばかりで、なかなかの作品だったと感じました。
低予算なら低予算なりにやろうと思えばやれるというのを見せてもらいました。

ホリミヤ
アニメとほぼ同時期の放映となった作品。
取り上げられるエピソードがアニメとほぼ同じだったのがちょっと残念でした。ドラマのみのエピソードは球技大会くらいで。
ただ、アレンジの仕方がアニメとは少し違うところもあったりして、その違いを楽しむのは悪くない感じでした。
堀さん役の久保田さんはすごく堀さんに見えてよかったのですが、宮村はいまひとつでした。他の役者さんは全体的に悪くはない感じでした。


24 Japan
視聴率がどんなに悪かろうが、どうしても24話やらないといけない作品2クール目。
序盤からツッコミどころ満載でしたが、それは2クール目も同様でした。
原作を知らないまま見ていたので、主人公の娘は1日で何回誘拐されて何回自力脱出するんだよ、と定番のツッコミをしたくなりましたし、毎回起きる銃撃戦、主人公の所属組織CTUがとある国でテロリストを家族も含めて抹殺していたとかいう辺りはもう日本語を話している別の国の話と思うしかなかったです。
また、敵にやたらと日系人が多い(アレクシス林みたいな名前が多い)のも変に気になりました。
ただ、最後に豹変する水石役の栗山千明さんとか、儚げなんだけどやたらとウザい主人公の妻役の木村多江さんなどは演技が上手いなぁ、と感じました。
何やかんやでハッピーエンドを期待していたのですが、24話見た上でそれなりにバッドエンド風味があり、これなら見なくてもよかったなぁ、と最終的には思ってしまいました。
シーズン2があってももう見ないです。

監察医朝顔
この作品も2クール目。
解剖によって事件の真相を探っていくというより、家族の絆についていろいろ考える方に話がシフトしていった感じがしました。
主人公の父が認知症になったりしたものの、ずっと探していた母親の遺骨が見つかったりもして、これはもうこれ以上の続編はないだろうな、というところで話がきれいに終わっていたのはよかったです。
解剖したけど結局真相はわかりませんでした、みたいな話もいくつかありましたが、これはこれでリアリティがあるのかもと思いつつ、やっぱりドラマなんだから解決してほしいなぁ、と思ったりもしました。

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