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ガンガンJOKER・10月号感想 [スクエニ]

本日はガンガンJOKERの感想を書きました。

娘は1人で勉強するというのができません。
正確には、自分1人だけ家で勉強している中で両親が別のことをしているのが許せないらしく、私がただひたすらに勉強に付き合わされることになっています。自分が苦しいなら親も一緒に苦しむべき、と思っているようです。
私は勉強に関して1人で進めたいと思っていた方なので、その辺り似ていないなぁ、と感じます。
主に塾の宿題に関してですが、漢字書き取りがあれば同じだけ漢字を書かされ、算数の問題を解かされ、国語の文章題を音読させられるなど、小学4年生の問題を一緒に解く毎日です。
ただ、解くスピードに関しては私の方がまだ上で、負けず嫌いな娘はそれもそれで許せないらしく、娘が問題を解き始めてから5分後くらいに私がスタートするというハンデ戦になっています。
中学受験って親がこんなに大変なのかな、と日々考えています。

では、ガンガンJOKERの総評です。
面白かったのは、賭ケグルイ、双、など。
今月は休載作品が5作品もあった上に雑誌も薄くて残念でした。

今月で最終回だった「留年!とどめ先輩」。
とどめが退学になることはないと思っていたら、冒頭でサックリ退学になっていてちょっとビックリしました。ただ、その後とどめが学校に再入学してくるところで話が終わっていたので、こういう終わり方もこれはこれでよかったな、と感じました。
まとめ方として悪くなかったと思います。
今後は「事情を知らない転校生がグイグイくる。」「賭ケグルイ(仮)」の2本連載になるので、「賭ケグルイ(仮)」のページ数は少し増えるかもな、という気がしています。

アニメ放映が終わった「ヴァニタスの手記」。
ジェヴォーダンの獣編の直前で終わっていたので、話として区切りはいいけど、ジェヴォーダンの獣編を匂わせすぎな終わり方でいいのかな……と思っていたら、分割2クールアニメだというのを最終回終了後に知って、あぁそういうことなのか、と納得しました。
クロエの声が釘宮さんで、ちょっとしか出ていないのにすごいところ持ってきたなと思ったら、2クール目があると知って、これもこれで納得でした。
かなり出来のいい作品だったので、2クール目にも期待しています。

「ジャヒー様はくじけない!」のアニメも見ています。
内容的には原作準拠ですが、最初に主要キャラを全て出した後で日常の話を入れ込む作りのようで、原作だと結構後になって出てくる魔法少女が6話目で出てきていましたし、ドゥルジやサルワもかなり序盤で出てきていたので、順番は結構入れ替えているように感じました。
話としてはテンポもよく声優さんたちもみんな上手いですしキャラにも合っているので、結構楽しく見られています。絵も安定していてそれなりに動いていますし。
これなら2クールやり切れるのではないかな、と思っています。

では、ここから全作品感想です。

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Gファンタジー・10月号感想 [スクエニ]

本日はGファンタジーの感想を書きました。

PS4が手に入って、早速「ニーアレプリカント」がプレイしたいと思って、急ピッチで「この大空に、翼を広げて」をクリアしました。PCゲームとしては「月に寄りそう乙女の作法」もまだ手元で眠っているのですが、基本読むだけのアドベンチャー系は現時点でお腹いっぱいなので、こちらの方はまだしばらくそのままにしておくことになりそうです。
PS4のリメイク版「ニーアレプリカント」は現在10時間くらいプレイしていて、久しぶりのアクションRPGで楽しいです。アクションは苦手なのですが、難易度ノーマルでまだ詰まることなく進めて行けています。

それでは、Gファンタジーの総評です。
面白かったのは、黒執事、紅い霧の中から、メイデーア転生物語、など。
今月は今後伸びそうだなと感じる作品がいくつか出てきていたので、雑誌自体に期待できる感じがしてよかったです。

今月からの新連載「椎奈さんの推し事情」。
読み切りからの連載昇格作品です。
声に惚れて告白した同級生が、実は推しゲームキャラのキャラボイスを担当していた声優だった、という設定。
読み切り版とは別に連載版として最初から話を仕切り直しているタイプの作品で、告白がファン宣言だとより勘違いできるような流れになっていました。
個人的に「あなたのことが推しです」が告白のセリフだとは全く思えないものの、告白された側としてはこのセリフだと確実にファン宣言に聞こえるので、これはこれで仕方ないのかな、とも思います。
読み切りのときよりもいろいろ設定は足されているようなので、それを今後どう活かしてくるかに注目したいところです。

今月は2本読み切りが掲載されていたのですが、正直どちらもちょっとなんかダメだなぁ、と感じてしまいました。
作者の意気込みみたいなのは作品からすごく伝わって来るものの、空回りしているというか、情熱先行で読者置き去りというか。
特に「拳銃とフラミンゴ」の方は、手品師キャラにすごく思い入れがあるんだろうなとは感じたものの、とにかくトリックがしょぼすぎました。手品のトリックとして有名すぎるものを使っていたのに加え、ヒントの出し方があからさますぎて、これでミステリと言ってしまうのはどうかと……という。結構前の「金田一少年の事件簿」で同じトリックが使われていましたが、あちらはもっと使い方が上手かったですし。連載化したとしても、いずれトリック部分で行き詰るのではないかと思いました。
新人女性警察官がいきなり1人で潜入捜査に行くものですかね、などなどツッコミどころも多かったというのもあり、そこは編集がもっと手を入れるべきだったのではないかな、と感じました。

では、ここから全作品感想です。

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ガンガン・10月号感想 [スクエニ]

本日はガンガンの感想を書きました。

先日、半年以上前から応募し続けていたPS5の抽選販売に夫が当選しました。
PS5が当たったらPS4を格安で譲ってくれる(無料では貰えなかった)という話はつけてあったので、PS4が手元にやってきました。
自分のものになったら「十三騎兵防衛圏」「ニーアレプリカント」「ニーアオートマタ」「人喰いの大鷲トリコ」辺りをプレイしてみたいと思っていて、最近だったら「テイルズオブアライズ」などもやってみたいなぁ、などとも。
それでその機会がやっと来たということで、ウッキウキでPS4のソフトを買いあさってしまいました。
そんな中で、昔同じ感覚持ったことあるな……と気付いて考えてみたら、大学受験終わったときにゲーム機本体と山ほどゲームソフト買っていたのを思い出しました。10本くらい同時に買ってました、確か。
抑圧された反動って解放されたときに大きく出るものだな、としみじみ思いました。


では、ガンガンの総評です。
面白かったのは、無能なナナ、魔女の下僕と魔王のツノ、龍神の娘、など。
今月は意外な展開がある作品が多めで、楽しめました。

今月で最終回かと思っていた「元魔王軍幹部、娘つき第二の人生は現代で」は来月が本当の最終回、とのこと。
今月は「最終回 前編」となっていました。
最終回の分割って見たことがないので、いろいろ説明するのにページが足りなかったのかな、と思ったり。きれいに終わりそうではあります。

今月からの新連載「傭兵と小説家」。
なろう小説のコミカライズですが、スクエニでなろう小説系のコミカライズと言えばマンガUP!が主戦場なのに、わざわざ紙媒体でやるということはそれだけ期待値が高いのかな、と感じました。
傭兵と小説家が地図にない山を目指すという話で、現時点では傭兵が小説家の依頼を受けたところなのでまだ何とも言えませんが、面白くなりそうではあるな、と感じました。小説家と傭兵という取り合わせも珍しくていいとも思いましたし。
絵は問題なく上手いですし、今後に期待できるのではないかと思っています。

今月掲載された読み切り「龍神の娘」はいい作品でした。
生贄同然で龍神の元に送られた女の子が龍神に育てられる話で、全編通して柔らかい雰囲気で癒されましたし、最後のちょっと寂しい感じもよかったです。
他誌で連載を持っている方ということもありますが、話作りに慣れているというか、構成が上手いな、と感じました。
キッチリ読み切りとして終わっているので続編はないと思いますが、再登場してほしいです。
本紙というよりGファンタジー向きの作品のようには思いますが。

その他、今月号では「おじさまと猫」のゲーム化が発表されていました。
内容もプラットフォームもまだわかりませんが、おそらくスマホゲーではないかな、と思っています。
超リアルな映像を求められているわけではないのでPS系はまずありえないと思いますし、あったとしてもスイッチのダウンロード専売ミニゲーム集とかでしょうか。
そもそもスクエニ系作品でキャラゲーが出たのは「鋼の錬金術師」以来ないと思いますし、むしろ最近はゲームありきでゲームのコミカライズとかメディアミックスでゲームの発売と同時にコミカライズスタートとかばかりで、漫画からゲームに、という流れは凄く減ったように思います。ちゃんと漫画原作のキャラゲーが出ているのってジャンプ系作品くらいな気がします。
そういうことも踏まえて、基本無料のスマホゲーでふくまるを育成したりするほのぼのゲームなのではないかな、と。
絶対にアニメ化が後ろに控えているとは思うのですが、その前に本当いろいろやるなぁ、と思います。

では、ここから全作品感想です。

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文学が読めない話 [日常]

※昔書いた記念企画用のエッセイを現在の視点で加筆修正したらこれが出来ました。


娘が中学受験用の勉強を始めたことで、家で娘の勉強を見る機会が増えました。
算数に関しては非常に勘が良く、問題へのアプローチの仕方などが私自身にすごく似ていると感じるところもあり、これが遺伝か、と思うことが多々あります。
台形の面積の公式が好きなところも似ています。
社会や理科などの暗記系科目も割と得意です。

ただ、問題は国語。
漢字は問題ないのですが、とにかく読解問題が苦手。
学校のテストだと授業でやった文章がテストに出てくるので成績自体悪くないのですが、受験用の初見の文章を読み解け、となるとかなり難しいみたいで詰まることも多いです。
それで解答を見ながら親として解説したりするわけですが、解説を読めばわかるけど問題読んだだけだとちょっとわからないかも、と私自身も思ったりして、そういえば私も国語の成績は良いか悪いか極端だったな、というのを思い出しました。
例えば、平均点70点のテストがあったとすると、80点を取るか60点を取るかみたいに安定していなかったです。特に高校生のときはそうでした。

元々私は小さい頃から本を読んでいる方でした。
当時の娯楽と言えば、外で走り回るか家の中で絵を書いたり読書をするくらい。
インドア派で絵も得意ではないとなると、やることと言えば読書一択。
日本昔話とか世界偉人伝など1冊5分もあれば読み終わる薄い本が200冊くらい家にあって、同じ本を数百回読み込んだり、寝る前に5冊くらい選んで両親に読み聞かせをしてもらったりしていました。
それで小学校2年生で「あさりちゃん」の漫画に出合ってマンガを読むようになって、そこからは漫画と図書館の本と同時並行でいろいろ読んでいました。

そうして中学生になって歴史を学ぶようになると、有名な文学作品とその作者を覚えさせる問題が出てくるので、実際その本を読んでみようかという流れになりました。
それで読んでみたのが「ライ麦畑でつかまえて」「蟹工船」「星の王子様」「銀河鉄道の夜」「羅生門」と、この辺り。
これが本っっっ当に意味が分からなくて、なぜこれが名作なの?、という状態に陥りました。
読み終わってみても、だからなんだ、としか思えなかったのです。
作者の自伝的な内容である「しろばんば」「あすなろ物語」、ちょっと悲しい初恋物語の「野菊の墓」、詩集の「智恵子抄」はわりとわかりやすくて楽しめていたのですが、読めたのは本当にこれくらいで他の作品はダメでした。

その理由がわかったのは高校生になってから。
国語の授業で「羅生門」を勉強する機会があって、この場面ではこういう意味があるとかを授業でキッチリ教えてもらって、文学作品はこう読むものなのだというのはわかりました。
でも、だからといって他の文学作品を読めるようになったかというとそんなこともなく、高校の図書室では富士見ファンタジア系とか推理小説とかを読み漁りました。
内容はやっぱりわかりやすく結末がはっきりしていて謎を残さないまま終わるのがいい、という結論に達しました。
文学作品は現代作ならいけるかもと、「深い河」なども読んでみたりしましたが、ダメでした。何でそこで終わるかなぁ、となってしまい、どうしてそこで終わるのかとかを考えられなかったのです。
読んで感じ取れと言われても何も感じ取れないけれど、こういうことを感じ取るものなのだと言われるとわかる、という感じだったので、初見の文学作品はまともに読めなかったです。
自分で考えるよりも、答えを提示してくれたら納得できるからその方がいい、という感じでしょうか。
国語の試験も、内容に共感できるものだったら成績もいいし、出来ないものだと成績も落ちるという感じになりました。

それで約10年前「ノルウェイの森」が映画化されたとき、テレビの特集で原作について語り合おう、みたいな番組があって、そこに光浦靖子さんが出演していて、この場面はこうだったとかいろいろ話しているのをたまたま見かけました。
それを見て、あぁ光浦靖子さんは文学を読める人なんだな、と感じました。
結局この辺りも遺伝というか生まれつきのものがあって、私の場合は数学の問題だとかは問題を読めば解き方なんてわかるじゃんという感じで解けない人の気持ちがわからないけど、文学を読める人からするときっと私などは何で読んでわからないのかと思われているいう感じなのかな、と。
どちらもできる人はいるのでしょうが、私には文学を読む才能はなかったのだろうな、と感じました。
小さい頃からある程度数でカバーしていたからわかりやすい本は読めるけど、それ以上となると無理で、読んだことはないものの哲学の本とかはもっと読めないのだろうな、と思います。

それがそのまま現在まで続いていますが、昔読んだ文学作品をネットで検索すると、この作品はこう読めばいいという考察ページが割と出てくるので、それを読んで初めて理解できたという作品は増えました。
特に「源氏物語」は「あさきゆめみし」で内容こそ知っているものの、何でそこはそうなるのかなぁ、とかわからないことが結構あったのですが、考察を読んで納得したことが多かったです。
例えば、終盤で源氏が女三宮を正室に迎えたら紫の上が病んでいく過程。初めて読んだときはなぜ紫の上が病んでいくのか全く分かりませんでした。源氏に頼まれて明石中宮を育て上げたりしているのに、若い子が源氏の正室になっただけで今更病むの?、と。
それがいろいろ考察を読んでみると、紫の上は源氏に理想の女性として育てられたから、源氏に嫉妬心を見せるようなこともしないし、かといって女三宮を悪く言う源氏に同調したりもしないけど、源氏しか拠り所がないのに源氏の正室の座を持っていかれたから心が保てなくなっていく、とあり。言われたらなるほどなぁ、と思うわけで、それでいろいろ検索をかけたりもしていました。

結局、私は今でも考察なしでいきなり文学作品を読み解くことはできないのですが、高校のときの国語の先生は元々バリバリ理系だったのが途中で文学に覚醒して学び直したという話をしていました。
大学は理系の心理学を専攻していたもののそこまで興味があったわけでもなく、いろんな授業をモグリで受けていたら、とある文学の授業で「この作品で牡丹が落ちるという描写には意味がある。」というのを聞いて、文学を学びたいと思ったと言っていました。散々迷った挙句転科試験を受けずに文学部の大学院に行って教員免許を取って高校の国語教員になった、と。
人生どこでルート分岐するかわからないものだなぁ、と思ったものです。
私もそういう出合いがあったら違う人生もあったのかなぁ……と思いつつ、結局今でも文学が読めないので覚醒はしなかったのだろうな、とも思います。

現在だと、何かの作品を1回読む、考察を読む、もう1度読み直す、という過程を経て文学作品はちょっとだけ読めるようになった気がしています。
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