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ゼロサム・2月号感想 [スクエニ]

あけましておめでとうございます


今年もよろしくお願いします。
年末年始のバタバタで更新遅れ気味ですみません。

本日の更新は「最新号のお部屋」にゼロサムの感想を書きました。

では、さっそく総評です。
面白かったのは、ボクラノキセキ、花燭の白、など。
全体的に面白く読めた感じがして、悪くはない感じでした。

今月からの新連載1作目「転生!太宰治 転生して、すみません」。
玉川上水で心中自殺した直後の太宰治が現代に転生してしまう、という話でした。転生というよりむしろタイムスリップというか転送というか、玉川上水の水流にのまれて未来に飛んだ感じでした。
本人は未来に飛んだらしいことはわかったものの人気作家ではなかったと誤解している状態で、たまたま知り合った女性に助けられて……という出だしで、展開的には結構都合がいいなぁ、と感じました。
コンビニで人が倒れたら普通救急車を呼ぶものじゃないのかな、ましてや家に連れ帰って看病した上で食事を出したり泊めてあげたりとかありえないよな、と。しかも助けた相手は変な着物を着ているし、老人や少年ならまだしも成年男子とか危ないだろう、と。
ただ、原作がちゃんとある作品なので、原作がそこそこの人気があるからこそのコミカライズだと思うので、ここから面白くなっていくのだとは思います。最初の都合のよさなど無視できるくらいには。
なので、しばらくは様子見かな、と思います。
絵は全体的に不安定な感じがして、本誌にしてはあまり上手くない人を持ってきた感じがしたのが少し残念でした。

新連載2作目「花燭の白」。
「あまつき」「未完成サイコロトニクス」を連載していた高山しのぶさんの新連載です。
「あまつき」の世界観とはまた違う話で、ジャンルとしては伝奇大正浪漫、でしょうか。
雰囲気的には「あまつき」「ハイガクラ」に近い感じでした。
話の導入はやはり上手いな、と感じて、連載自体は安定しそうな感じがしました。
しかしながら、決定的に悪い部分もなかったしむしろ割と面白いと思っていた「未完成サイコロトニクス」は長期連載化しなかったという前例があるので、どこまで伸びるかはもう誰にも分らない気がします。
ある意味、運によるのかも。

ということで、新連載は「あまつき」の世界とはどうもつながっていないようなので、あの世界の続編は一旦置いておいくことになったようです。いずれゼロサムオンラインで続編が始まるかもしれないですし、現在の連載が終わった後で改めて……ということなのかもしれません。
さすがにあのままで放っておくことはないと思うのですが……
「未完成サイコロトニクス」の最終巻を読む限り、終わりにしている感じもありつつ、後々の続編連載について含みを残しているようにも思うので、何とも言えません。少なくとも、3巻発売時点で残り1巻で打ち切られると決定してしまったからあの終わり方で、バッサリエピソードカットされたキャラもかなりいるとのことなので、作者が望む終わり方ではなかったのは確かなのですが。

先月連載が完結した「カーストヘイト」。
気になってゼロサムオンラインをチェックしたら、ちゃんとした最終回が掲載されていてホッとしました。
むしろ、あの最終回を今月掲載したってよかったと思うくらいきれいにまとまっていたのですが……まぁ、いろいろ事情があるのかもしれません。
この扱いだと次回作本誌連載はないのかなぁ、という気がします。

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