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ゼロサム・2月号感想 [スクエニ]

本日はゼロサムの感想を書きました。

先日「アルスラーン戦記」のコミックス最新刊を読んでいたら「創竜伝」の完結巻が発売されたと告知があって結構ビックリしました。
しかも15巻が完結巻ということなのに、13巻までしか発売されたことを知らなくて、いつ14巻出ていたんだ……と思ったら昨年だったようで。新書版は本屋さんでもコーナーがすごく狭いのでいつもチェックしていなかったというのもあり、全く気付きませんでした。まぁ、13巻が出たのが2003年なので、ずっと新書版コーナーで新刊チェックを続けるほど待てなかったというのはあるのですが。
それにしても、「タイタニア」「アルスラーン戦記」に続いて「創竜伝」も完結ということで、未完の田中と言われていた汚名も返上されたような気がします。
そういえば、「創竜伝」全盛期の90年代は出版ペースも割と早くてバレンタインにチョコ送ったりしてたなぁ、と思い出したりもしました。若かったなぁ。


では、ゼロサムの総評です。
面白かったのは、悪役令嬢、ふつつかな悪女ではございますが、マリエル・クララックの婚約、など。
話に区切りがついた作品がそれなりにあって、割と面白く読めました。

来月で「騎士団長島耕作」が最終回、とのこと。
別雑誌のスピンオフ作品ということで元々長い連載ではないだろうと思ってましたし、そろそろ終わりそうな雰囲気が出ていたので、最終回が来ることに驚きはありませんでした。
話も完全に終わる方向に進んでいますから、次回できれいに終わってくれるものと思われます。
考えてみると異世界転生ものでキッチリきれいに完結した作品ってまだ読んだことがないので、きれいにまとめてくれることに期待したいです。


今月からの新連載作品1作目「ふつつかな悪女ではございますが~雛宮蝶鼠とりかえ伝~」。
元々はなろう小説で既に完結済みの作品。そのノベライズ刊行とコミカライズを同時に行うということで、これは原作がかなり面白いのではないのかな?、とまず感じました。
作画も「災禍の神は願わない」を連載していた尾羊英さんということで安心して見ていられますし、終わりが決まっている安心感からもうコミックスが出たら確実に買うだろうな、と思っています。
話の内容は、中国の後宮のような場所で次期皇妃と名高く容姿も性格もいいけれど体の弱い女の子と、皇妃候補とはいえ容姿も性格も悪いけれど健康な女の子が逆恨みからの魔術で2人の体と心を入れ替えてしまう、というもの。
設定はそこまで珍しいものではないですが、割とキャラの性格が面白そうで、今後に期待が持てる感じがしました。
これからの連載もすごく楽しみです。

新連載2作目「カラクリ・ミステリヰ」。
怪異を追う新聞記者が怪異を追ううちに事件に巻き込まれていく……という感じの話。
登場人物の服装から察すると時代設定は明治~大正時代っぽいのですが、新聞の見出しが左から書かれていたり留守電が存在しているので、実際は1970~80年代なのかな、と。ただ、1970年代にしても服装が古臭いですし、せめて戦後すぐくらいならわからないでもないのですが、その当時留守電はないですし……背景から時代を推察しようにも背景が少なすぎて何とも言えず。携帯電話が出て来ないので、さすがに現代設定ではないと思うのですが……
とりあえずおおよその時代設定が掴めないのは初回として結構なマイナス要素だったように思います。
時代がなんちゃって大正時代だと「花燭の白」と被りますし、そうでないなら服装に違和感が残りますし……今後がいろいろ心配な作品でした。


では、ここから全作品感想です。

新連載

ふつつかな悪女ではございますが~雛宮蝶鼠とりかえ伝~
もともとはなろう小説で既に完結済みの作品。これのノベライズ刊行とコミカライズを同時に行うというちょっと珍しい形式の新連載で、作画は「災禍の神は願わない」を連載していた尾羊英さん。
中国のような国の後宮で次期皇妃と名高く容姿も性格もいいけれど体の弱い女の子と、容姿も性格も悪いけれど健康な女の子が逆恨みからの魔術で2人の体と心を入れ替えてしまう、という話。
既に完結済みである上でノベライズが刊行されたということはそれなりに名作だということなので、ストーリーに関しては引きもよかったし今後についても問題ないと思うし、作画も上手いので問題ないということもあり、いつしかきれいに終わってくれると思う。
とりあえずコミックスが出たら買おうと思うレベルでは面白い。
今後にも期待している。

カラクリ・ミステリヰ
怪異を扱う新聞記者の話。
服のデザインや絵の雰囲気から推察すると明治~大正時代が舞台っぽいのだが、新聞の見出しが左から書かれていたり留守電が存在したりしているので、時代設定は1970~80年くらいなのかな、と思う。さすがに現代ではなさそうなのだが、背景が少なすぎて推察できないのはマイナスだと思う。
ただ、大正時代だと「花燭の白」と被るところがあるし、そうでないと服装の違和感があるので、出だしからあまりいい印象がもてなかった。
今後がいろいろ心配。

レギュラー連載

LOVELESS
現在長期休載中。

Landreaall
今月はイオンたちがメインの話。
DXたちと合流するところまで描かれると思いきや、そこまで到達しなかった。さすがに次回で合流するとは思うが……
もうすぐ洞窟探索編が終わると思っていたのだが、もう少しかかるかも。

カーニヴァル
火不火との全面対決が進んでいく中で、そこに无が絡んでくる感じは今までなかったのだが、展開的にそろそろ関わってきそうな雰囲気が出てきた。
話として盛り上がってきているので、このまま最後まで行ってほしい。

ボクラノキセキ
今月はコーデリアがスパイとしてどんなことをしていたのか、という説明がメイン。
城の襲撃当日の様子もそれなりにわかってきているので、そろそろ話も大詰めかな、という雰囲気。
ただ、話のどこが最終目標なのかがわからないので、その辺りを今後は注目したい。

少年進化論+
連載休止中。再開は未定。

Fate/Grand Order-mortalis:stella-
今月はページ数少なめ。
エリザベートに少しスポットが当たっている感じで、1章完結まではもう少しかかりそうな感じ。話としては盛り上がってきてはいるが。

乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…
カタリナが無事帰って来て、今月は誘拐事件の後始末的な感じになっていた。
ジオルドがここにきて積極的になったのは、これまでかけてきて時間を考えると当然かな、と思えたので、特に都合がいいとかは思わなかった。
次回からは新展開のようなので、今後にも期待したい。

彼に依頼してはいけません
これまでさせられてきた謎解きの本当の答えが明らかになったものの、内容的には割と普通な感じでちょっと残念。答えとして出てきた単語は別のものの方がよかった気もする。今後の展開次第ではあるが……

虫かぶり姫
今月は辺境の過去の政治情勢を振り返る、という感じの話。
クリスもクリスでピンチになっているのはお約束。死ぬようなことはないと思われるので、その辺りの緊迫感はあまり感じられないが、これはこれでいいのだと思う。

マリエル・クララックの婚約
今月でミシェルの話が完結。
ミシェルが実は男だった、というのは全く気付かなかったので、結構ビックリした。
それを知っていた人がごく少数だったという辺りで少し都合のいい感じはしたが、ミシェルが頑なに結婚を拒んでいた理由としてはいいと思えた。
次回からの新展開にも期待したい。

竜騎士のお気に入り
青の竜をお披露目するに当たっていろいろ問題があるとのことで、サクッと式典開催とはいかないんだな、とちょっとビックリした。メリッサの衣装が出来上がればサクッと行くものだと思っていたので。
とりあえず、式典開催が次の山場的な感じなのかも。

騎士団長 島耕作
次回で最終回ということで、話としてはまとめに入っている感じ。
島耕作とはどういう存在なのか、ということに言及しているので、これはこれでちゃんとスピンオフとしてしっかり話が作られているな、と感じた。
最後はどうまとめるのか、注目したい。

家政魔導士の異世界生活~冒険中の家政婦業承ります!~
今月で雪狼を追い払って、一応事態が収束した。
雪狼的に仲間が何匹も殺されているのに、捕らえられていたメスが解放されただけであっさり引き上げるのはちょっと都合よく見えてしまった。
まぁ、ここから盗賊団との争いがあると思うので、いつまでも雪狼の話を続けられないというのはあると思うのだが……

神クズ☆アイドル
吉野・仁淀・アサヒがそれぞれを認め合いつつアイドル活動を続けることになって、この辺りの人間関係はきれいにまとまった感じになった。
ただ、今度は由良がダメになってしまって、ここから由良を復活させるための話が始まりそう。
それが終わったら最終回になりそうな感じもするが……果たしてどうなるか。

宝石商リチャード氏の謎鑑定
今月からガーネットの話がスタート。
容姿が美しいのと普通なのとどちらが得なのか、という部分はリチャードが語るといろいろ説得力があるな、と思う。

転生!太宰治 転生して、すみません
今月は出版社の編集と打ち合わせをする話。
将来的に芥川賞を目指すに当たってまずペンネームや肩書にこだわるのは面白いな、と感じた。
雑誌にエッセイが掲載されて本になって……となると、まだ時間がかりそうな感じか。

花燭の白
今月は木曽サイドと白梅サイドの話が半々くらい。
いずれ2人が再会するところが次の山場なのかな、という気がする。
そこまで時間がかからないといいのだが……

舞台に咲け!
次の舞台は既存の台本を使うということで、牡丹が自分の台本に自信が持てなくなっている、という展開。
一通り旭の問題が解決したので、他のキャラの掘り下げが始まったのかな、と思う。
これが演劇部全員分続いて、その後が話の本番かも。

魔法使いの約束
今月は地域別の魔法使いの特徴などが説明されている設定解説回だった。
今までこの辺りの設定解説がほぼなかったので、ここで説明してくれたのはよかったが、もう少し早めにやってくれてもよかったようにも思う。
最後に召喚魔法を使ったので、次の目標がそろそろ見えてくるかも。

ガラクタ・ファミリア
次第に掲載位置が後ろの方になっていっているのと、最後にいきなりナオキが苦しみだす展開になったことで、これはもう終わりを意識し始めているのかな?、と感じた。
ただ、ここで終わるといろんな問題が解決しないままになりそうでちょっと怖い。
果たしてどうなるか……

エンド・オブ・バロル
晴が魔法の勉強を始めるのと同時に契約などの説明も多少あった。
とりあえず、寿命が1年以内で尽きるという枷があるので、話が間延びしないだろうな、と思えるのはいいと思う。
ここからどう盛り上がっていくのか、注目したい。

A3!WINTER
今月は休載。

GETUP!GETLIVE!-ゲラゲラ-
今月は町田視点の話。
話はやっぱりコンビ結成時に関わるもので、ちょっとネタ被りが早いのでは?、と思ってしまった。
日常の話より作りやすそうな設定ではあるが……

ツキウタ。THE ANIMATION2
今月は水無月涙にスポットが当たる話だった。
前作はグループ毎にスポットが当たったり、2人以上まとめてのエピソードが多かったので、1人をガッツリヒューチャーする形はちょっと珍しいな、と感じた。大所帯の作品だと特に。
前作との違いが出ているのはいいと思う。

貧乏令嬢の勘違い聖女伝~お金のために努力してたら、王族ハーレムが出来てしまいました!?~
連載2回目。
実際に冒険者として働き始めたところにさっそく王族絡みのキャラが出てきて、こうやってイケメンキャラと出会っていくのか、と感じた今月。ただ、まだハーレム的なものになっていないので、普通の冒険ものとして読めている。
割と面白く読めている。

不定期連載

最遊記 RELOAD BLAST
今月はお休み。

先生もネット世代
今月はお休み。

読み切り作品

銭湯とヴァンパイア
ヴァンパイアが銭湯で働くことになったらどうなるか、という話。
序盤は「テルマエロマエ」っぽい感じがしてしまったし、以降の展開は小さいエピソードの連続で特に山場もなく話が終わってしまっていて、これは一体何を見せられていたのか?、と思ってしまった。
これがせめて4コマとかだったらわからなくもないのだが……もっとはっきりとして起承転結を付けてほしかった。

次号の期待

新連載に期待したい。
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