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ZERO ESCAPE・クリア [ゲーム]

「9時間9人9の扉」「善人シボウデス」と続く極限脱出シリーズの完結編ということで、これはプレイしないといけないな、ということで買ったソフトでした。

シリーズも3作目なのでシステムはかなりストレスのないところまで作り込まれていて、謎解きの難易度もちょうどいいくらいになっていました。
「9時間9人9の扉」のときは同じ謎解きを何度もやらないといけないのがあって、「善人シボウデス」ではそれが改善されて同じ謎解きはなくなったものの難易度はかなり難しくなっていました。それを踏まえての今作では、難易度も簡単すぎず難しすぎずといういいバランスになっていて、数も適度に多くどの謎解きから進めるかを割と自由に選べる、という感じでかなり遊びやすかったです。

では、ここからはネタバレありの感想です。
なお、前2作についてのネタバレもあるので注意してください。

「善人シボウデス」の最後で、これから過去に戻って60億人を殺すことになるウィルスが発生した施設へ行って、そこで何が起こるかはわからないのだけどどうにかして過去を変えてほしい、と言われていたので、その施設からスタートする話だというのはわかっていました。
その場にいるメンバーに前作のファイとシグマがいたので、あぁこれは確実に前作と続いているのだな、と感じましたし。
ただ、話の序盤はあまり続編を意識させるものではなかったものの、後半になるにつれて前作とのつながりがわかってくるのに加え、前作を知らないと話がわかりにくいだろうなぁ、と感じる部分が大きくなったので、タイトルからして続編ものだとわかりにくいというのがあるので、いきなりこのソフトを買った人は話をしっかり楽しめなかったんじゃないかな、と感じました。

話としては完結編として割とキッチリ謎解きはされていたのですが、なぜ60億人殺人ウィルスをまき散らすことになったのかというと、とある1人の狂信者のせいで人類80億人が死ぬ未来が既にあったので、狂信者が誰か特定できないということで狂信者を含む60億人を殺して20億人を救った結果だったから。今作の主人公たちはその狂信者を特定して全人類を助けようと決意するところで終わってしまったので、あまりスッキリした終わりとはなりませんでした。
また、60億人が死ぬ未来もストーリー上到達可能なのですが、数ある分岐未来の1つという位置付けでした。これは、バッドエンドだったらどうあがいても60億人が死ぬ未来に到達してしまう、みたいな方が説得力があったな、と感じました。
いや、いろいろ考えたら80億人が死ぬ未来もありますから、60億人が死ぬ未来はむしろ可能性の低い方の未来なのだと思うのですが、前作の終わりで60億人の人を助けてほしいってことだったので、そこは前作の流れからして可能性の低い未来から過去に飛んだっていうのは微妙だったかなぁ、と。

しかしながら、作中で仕掛けられていた人間関係とかその他もろもろの伏線とその回収は素晴らしかったな、と思います。
前作をプレイしているからこその先入観を上手く使っていましたし、言われてみれば確かにそうだな、と思うことが何度もありました。
前作までのモヤモヤも晴れましたし、プレイしてよかったと最終的には思いました。
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