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ガンガン・12月号感想 [スクエニ]

本日はガンガンの感想を書きました。

では、さっそく総評です。
面白かったのは、黄泉のツガイ、無能なナナ、裏世界ピクニック、など。
全体的に悪くなかったかな、という感じでした。

今月からの新連載「ひねくれ騎士とふわふわ姫様」。
「エルフと狩猟士のアイテム工房」を連載していた葵梅太郎さんによる新連載です。
妖精を見ることのできる王女と騎士が妖精のためにミニチュア家具を作る、という話となっていました。
主人公がエルフと狩猟士ではなく王女と騎士、作る物がアイテムではなくミニチュア家具、という設定に変わっただけで、やっていることは前作とほぼ同じでした。
続編というわけではなく、読み切りの焼き直しというわけでもなく、ここまで似た設定で再び連載をするというパターンはなかなか珍しいのではないかな、と感じました。
同じ作家さんなら作風は似てくるものですが、ここまで近いのか、と。
ただ、癒し系として一定の需要はあると思うので、冒険せずに安定した固定層を狙って行こうというやり方は間違っていないとは思います。少なくとも、前作より話を広げやすそうではありますし。
逆に全く違うジャンルを描いて即行打ち切りで結局最初に成功したジャンルに戻ってくるというパターンの方が多いですから、よくよく考えると、これが正解だったのかな、と思えたりも。
しばらくは様子見な感じです。

では、ここから全作品感想です。

新連載

ひねくれ騎士とふわふわ姫様
「エルフと狩猟士のアイテム工房」を連載していた葵梅太郎さんによる新連載。
妖精を見ることのできる王女と騎士が妖精のためにミニチュア家具を作る話。
登場人物はエルフと狩猟士ではなく王女と騎士、作るものはアイテムではなくミニチュア家具、という設定が違うだけで、やっていることは前作とほぼ同じだった。ここまで近しい話を連載するパターンも珍しいと思うレベルで似ていて、ちょっとビックリした。
ただ、前作よりは話を広げやすそうなので、長期連載には向いているかも。
癒し系の作品として需要はありそう。

レギュラー連載

ながされて藍蘭島
今月から美咲とあやねがメインの話がスタート。
戦闘シーン多めだったが、以前よりは戦闘シーンが見られるようになったな、と感じた。

とある魔術の禁書目録
今月から戦闘シーンがかなり多めになって、話もいい感じに盛り上がってきた。
そろそろカーテナ関連の話も大詰めなので、ここからの盛り上がりに期待したい。

無能なナナ
ナナオを仲間に引き入れられそうかな、というくらいまで話が進んだ。
ナナオの能力も万能ではなく、ちゃんとした攻略法が示されていたのはよかった。
能力者のなれの果てについてナナオが告白していないので、どのタイミングで知らせるのかにも注目したい。

英雄教室
思いの外長くなっているルーシア編。
カシムが襲われそうになっているものの、特に何もなく終わるのだろうな、と思う。
何やかんやでルーシアも学園に通うことになって終わる、というパターンな気がする。
そろそろ違うパターンも欲しいのだが……

不徳のギルド
今月もちょいエロがありつつシリアスな感じで話が進んでいた。
白魔法が使えなくなるまで数時間とのことで、思いの外タイムリミットが近くて、ストーリー進行的に大丈夫なのかな?、と思ってしまった。

FINAL FANTASY LOST STRANGER
ようやく今回の話の黒幕が明らかになって、話が盛り上がってきた。
ゴールドソーサー編は割と前振り長めだっただけに、ここから引きが強くなってくれればな、と思う。

裏世界ピクニック
今月はるな編のエピローグのような感じで、後処理の話がメインだった。
ただ、後処理の中に新展開が入り込んでくる感じだったので、ここからまた話が広がりそう。
冴月についてはそこまで掘り下げられず、残念。

金装のヴェルメイユ~崖っぷち魔術師は最強の厄災と魔法世界を突き進む~
今月は新展開に向けての前振りのような感じだった。
アニメも終わったので終わりに向かうのかと思いきや、そういう雰囲気はまだない。
普通に話が続いていきそう。

おじさまと猫
今月は森山のバンドの新メンバーを探す話。
探す過程で森山を裏切った元メンバーと出会う、というのはやっぱり偶然が過ぎるな、と思ってしまった。
サクッと新メンバーが見つかる展開でなかったのはよかったが……

社畜さんは幼女幽霊に癒されたい。
今月はマルベリーがお遣いに出かける話。
いろいろ狙っているなぁとか、ピンチな時に助けてもらえるとか都合がいいなぁ、などと思ってしまい、あまり話に対して好感が持てなかった。

ワンルーム、日当たり普通、天使つき。
今月はディナークルーズの本番。
今月の展開を見ると、もうこの話はとわENDしかないじゃん、と思えた。
いい意味でも悪い意味でも、初々しいカップルの初デートでしかなかった。

戦隊レッド異世界で冒険者になる
巨大ロボットの新形態が出てきたり、やたらに大技が連発されたりして、これもう最終決戦でいいんじゃないのかな、と思えた。
いつ終わってもおかしくない感じだが……果たしてどうなるか。

オウルナイト
今月は英知があいの恋愛対象にならないのは女装のせいではないのか?、というのを考察する話。
女装していない英知が英知に見えなくて、中盤はちょっと混乱した。

僕の呪いの吸血鬼
まだしばらく緒坂とバロックのイチャイチャ多め展開は続くようで、今月は緒坂とラピスにバロックが嫉妬する、という感じの話だった。
次の戦いに入るまでまだしばらくかかりそう。

黄泉のツガイ
アスマが敵ではないということが確定して、ずっと敵になるだろうと思っていただけに、ちょっとビックリした。
ユルを呼び寄せようとした狼煙で本物のアサが来てしまう、という展開は上手いな、と感じた。
次回にも期待したい。

異世界チートブレイカーズ
今月は敵側の能力を説明するための話で、標識に書いてある禁止事項を相手にも強制する、という能力は面白いと思う反面、検事の能力なのか?、と考えるとちょっと微妙だと思ってしまった。警察だったとしても同じことができてしまうと思うので。

千万社異世界通商部
副社長の仮面には何らかの能力を封じているとか、何か秘密があんだろうなぁ、と思っていたら、ただただ美しすぎる顔を隠すためだけだったということで、一周まわってちょっと珍しいかも、と思ってしまった。
発動するつもりのない神が発動してしまうのはお約束だったが。

読み切り作品

叶寿々子の恋とニセモノ
他社連載歴のある作家さんによる読み切り。
親の借金を帳消しにするためにとある富豪の息子を演じることになった青年と、その青年に恋する敵対富豪の娘によるラブコメ。
読み切りというよりは連載1回目という感じの話で、既に連載されることを前提とした伏線も張られていた。
他社連載歴があるためか、絵も安定していて上手く、話も作り慣れているように感じた。
ただ、連載するにはちょっと題材が弱いというか、話が広がらないように見えた。

君は美少年アンドロイド
友達のいない孫のために祖父が超絶美少年アンドロイドを制作し、共に暮らすことになる話。
一通り読んでみて、起承転結のバランスが悪いな、と感じた。主人公がアンドロイドと出かけることになるまでの前振りが長すぎる。
人も動物も全てを魅了してしまうアンドロイド、という設定はよかったのだが……
絵は割と読みやすかった。

次号の期待

読み切りに期待したい。
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