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Gファンタジー・9月号感想 [スクエニ]

本日はGファンタジーの感想を書きました。

モデルナ製の新型コロナワクチンは2回目の副反応がかなり強めに出る、ということにビクビクしながらワクチン2回目を受けてきました。
30~40代女性の約8%にモデルナアームが出るという確率を引いたのだから、発熱しない25%の確率くらい私の体は引いてくれるよね、ということを願っていましたが、案の定発熱しました。
接種翌日の朝に38度弱の熱が出て、そこから1日半くらい熱が続きました。
解熱剤を飲む→4時間で寒気を感じて効果切れを知って再び解熱剤を飲む、というループをひたすら繰り返しました。
ただ、普通の風邪のように、鼻水が出る・のどが痛い・咳が出る、ということが一切なかったので、そこまで体がきついというわけではありませんでした。
倦怠感というよりもすごく疲れやすくなった感じで、トイレに行って帰ってくるだけで息切れするような感覚がありました。
接種2日後の夜には回復しましたが、その翌日モデルナアームがやっぱり出ました。
モデルナは3回目の接種があるとは言われていませんが、3回目を受けろと言われたらちょっと躊躇うくらいにはきつい副反応だったように思います。


では、Gファンタジーの総評です。
面白かったのは、黒執事、地縛少年花子くん、美しいばけもの、など。
休載は多めでしたが、雑誌は厚めで割と読み応えがありました。

今月からの新連載「竜の花嫁お断り」。
「その恋はいちごのように」「死神と銀の騎士」を連載していたイロノさんの作品。
今作は竜伝説を絡めた和風ファンタジーで、今までの作品とはまた違った感じになっていました。
力は強いけど体の弱い姉にコンプレックスを持つ女の子が主人公で、体の弱い年上の幼馴染を守るためにあれこれ頑張っていたら竜の封印を解いてしまって……というストーリー。
全体的な流れは王道的ではありますが、所々捻りが入っていて悪くはない感じでした。そこまでベタというわけでもなかったですし。
最後に出てきた煌牙と最終的にくっつきそうだな、と感じましたが、その辺りは今後の展開次第だとは思います。
とりあえず、どのくらいのペースで封印を解いていくかに注目したいです。

今月掲載されていた読み切り「美しいばけもの」はものすごく出来のいい作品でした。
漫画大賞の特別大賞を取るだけはあるな、と心の底から納得できる作品は早々ないのですが、この作品は納得できました。
生贄にされた男の子と神様の交流物語という根幹設定はそこまで珍しいものではないのですが、いろいろ捻りが入っていて、読みながら想像できる展開を常に裏切ってくる感じでした。
70Pとページ数的には割と多めの作品でしたが、無駄がなかったです。
今まで読んできた読み切り作品の中でも上位に食い込んでくる作品でした。
唯一気になったのは、最終盤で男の子が変身した理由がちょっとわかりにくかったこと。他はもう絵も含めてほぼ完璧だったと思います。
このまま連載していける話でもあるので、連載してもいいのではないかと思います。

では、ここから全作品感想です。

新連載

竜の花嫁お断り
「その恋はいちごのように」「死神と銀の騎士」を連載していたイロノさんによる新連載。
今作は竜伝説を絡めた和風ファンタジーで、これまでの作品とはまたちょっと違う雰囲気。
強い力を持っている姉にコンプレックスを持っている女の子が主人公で、幼馴染の年上男子に片想いなどなど設定自体は割と王道。ただ、話に所々捻りが入っているので、そこまでベタな印象はなかった。
初回の印象だと、なんやかんや煌牙に惹かれていって最後はこっちを選ぶのだろうな、と感じた。
アクションシーンは悪くないと思う。
どの程度のペースで封印を解いていくかに注目したい。

レギュラー連載

黒執事
今月はファントムハイブ邸が賊に襲われる話。
以前、全員がその仕事に慣れているときの話が掲載されたことがあったが、今回はバルドが初仕事ということで、どういう描き分けになるのか注目したい。
次回にも期待したい。

君と僕。
現在、長期休載中。

デュラララ!! RE;ダラーズ編
今月は杏里と贄川の会話がメイン。
贄川の狂気じみた表情の描き方が上手いな、と感心した。
これからセルティメインの展開になるかと思いきや、そうでもないらしい。

妖怪学校の先生はじめました!
今月で晴明がなぜか生徒になってしまう話が完結。
何かしらの妖怪の力が働いていると思っていたので、結末に関しては普通だった印象。
使ってきた妖怪のチョイスはよかったと思う。

地縛少年 花子くん
寧々が戻って来て話が少し進んだ。
つかさが自分を犠牲にして普を助けたのに、約10年後普がつかさを殺すというのは結構きつい話だな、と改めて感じた。
割と本編が進んでいる感じがするので、次回にも期待したい。

白石君の動級生
今月も休載。

アラフォー男の異世界通販生活
水路を整備するに当たって、作業員たちの食事やら何やら用意しないといけない、という水路を整備するだけで終わらない話になっていたのはわりとよかった。
ただ、なんやかんや貴族のカナンがケンイチを誘惑するのはお約束すぎて微妙。

鶴野くんは恩返しができない
今月も休載。
これはこのまま立ち消えがあるかもしれない。

魔法科高校の劣等生 四葉継承編
達也と深雪が本当の兄妹だということと、深雪が調整体だということが明らかになった。
ここで結構な謎解きを入れてくるのだな、と感じて、まだまだ謎解きは続きそうな感じ。
割といい引きなので、次回にも期待したい。

帰還した勇者の後日譚
今月は休載。

メイデーア転生物語 この世で一番悪い魔女
マキアの暴走が終わって話も一区切りついた感じ。
トールとは和解できないまま終わるのかな、と思っていたら最後に再会していたので、やはりこういう展開の方が読後感はいいな、と感じた。
次回にも期待したい。

兎角ノ兄弟
今月も休載。
休載のお詫びが掲載されているので、原稿を落としたらしい。
もう終わる態勢に入っていると思われるのだが、終わり方を考えあぐねているのかも。

魔法科高校の劣等生 師族会議編
今月は今後の作戦会議のような感じで、あまり話が進まなかった。
深雪が香水の移り香に気付くあたりはベタな展開だな、と思ってしまった。
盛り上がりはもう少し先になりそう。

ただ幸せな異世界家族生活~転生して今度こそ幸せに暮らします~
今月は川で鉱石を探す話。
さすがに金が見つかるというのはやりすぎの気もしたが、箱に金箔が貼れる程度の少量ということで、ギリギリセーフかな、くらいの印象。
終盤に王女が出てきたりしたので、そろそろ話が国レベルに広がるのかも。

東京エイリアンズ
天空橋なしで任務に当たることになり、零士は何も助けてくれなくていろいろ困る、というのは割と展開的に王道かな、と感じた。
どうも晃の中にいる誰かを呼び起こすとかの展開になりそうで、その辺りどこまで描かれるのか注目したい。

紅い霧の中から
今月は休載。

君と一緒じゃままならない
久瀬の浮気疑惑でいろいろ奈見さんが混乱する話。
久瀬に姉はいないというのがわかった時点で、言い回しなどから絶対に妹しかありえないというのがわかってしまったのは残念。もうちょっとわかりにくくてもよかったと思う。

めざせ豪華客船!!~船召喚スキルで異世界リッチライフを手に入れろ~
新たに奴隷を2人雇った上でクルーザーで新天地を目指す展開となった。
奴隷2人はそれぞれ別の個性があって、割と良さそうな感じ。
ここからの新展開にも期待したい。

スケートリーディング☆スターズ
姫川の転校については割とあっさり終わって、バッジテストの話になった。
全体的に展開が早かったので、ここから話の進みが早くなるかもしれない。
その辺りどうなるか、注目したい。

そらに陽だまり
月夜野が入れ替わりに気付いているかもしれない、という展開になり、これは終わる方向に向かっているのか?、と少し感じた。まだ何とも言えないが。
とりあえずここからの山場が用意されているようなので、その辺り注目したい。

UTAKATA 80s
今月はエリマキトカゲ、ウーパールーパー、シーモンキーなどの80年代に流行った生き物の話。
クレーンゲームで総取りするというのはちょっと無理があるように思ってしまった。
最後は少し話が動き出しそうだったので、次回に少し期待している。

DISNEY TWISTED WONDERLAND THE COMIC ~EPISODE OF HEARTSLABYUL~
今月は巻頭カラー+2話掲載。
ハーツラビュル寮の寮長・リドルを掘り下げる話に入った様子。
今後は何やかんやあってリドルと親しくなる展開になりそうだが、果たしてどうなるか。
次号も巻頭カラーとのことで、かなり雑誌としてコミックス発売に合わせて推しているのだな、と思う。

ヴィクトリアの電気棺
ヘンリーの外道っぷりは割とよくある感じだな、と思えたのが残念。
ただ、話としては最初の盛り上がりのところに入っているので、この戦いの決着の付け方によって評価が決まる気がする。
意外性があるといいのだが。

読み切り作品

放課後と榊くん
クラスでは孤高の王子と言われている男子と偶然公園で出会い、お互いの弟と妹を遊ばせるうちに親しくなっていく、という話。
ギャップ萌えを狙った作品で、割とよくある感じの少女漫画だな、と思った。
評判が良ければ連載も狙っている感じの終わり方なのだが、連載しても微妙な気がする。
絵は上手い。

美しいばけもの
スクウェア・エニックス漫画大賞・特別大賞受賞作品。
生贄にされた男の子と獣の姿をした神様との交流物語。
一通り読んでみて、これは確かに特別大賞を取る作品だった、という納得の出来栄えだった。
根幹設定はさほど珍しいものではないのだが、いろんなところで捻りが入っていて、読みながら想像できる展開を常に裏切ってくる。70Pと長めの話だが、話に無駄がなかった。
唯一、最終盤で男の子が変身した理由がちょっとわかりにくかった。
絵も投稿作にしては安定しているし、これはこれで続編連載してもいいと思う。

来月の期待
読み切りに期待したい。
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