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大逆転裁判1&2・クリア [ゲーム]

おそらく足掛け4年くらいでクリアまで行ったのではないかな、というソフトです。
タイトル的にはオールインワンパッケージ表記ですが、実際は2本のソフトを発売日に買っていました。
携帯ゲームならいつでもゲームをセーブできるし止められるし、少しずつプレイできるから大丈夫だろうと思っていたのですが……全然プレイできませんでした。
娘が小学生になったのでようやく、という感じでした。


本家「逆転裁判」シリーズは生みの親である巧舟さんがもう関わっていなかったものの、こちらは巧舟さんがガッツリ絡んでいるということで、これは買わなければいけないな、と思って発売と同時に買いました。
本家主人公・成歩堂龍一の祖先である成歩堂龍之介が主人公で、時代は現代で言うところの明治~大正くらい。DNA鑑定はおろか血液型すらわからないくらいの時代なので、科学的な観点から犯人を追い詰めていくのが大変で、犯人の立場からすると粗いトリックでもそこそこ成立してしまう、というのはある意味ゲームとしてやりやすいのだろうな、と感じました。

ゲームシステムは基本的に「逆転裁判」と同じで、裁判でひたすら矛盾を指摘していく形。
霊媒やサイコ・ロックなどはなく、探偵パートと裁判パートが明確に分かれている辺りは初代「逆転裁判」に1番近いかな、と感じました。
この時代にはまだない科学技術なども出てきますが、それが直接裁判の証拠にはならなかったり、証拠として採用されなかったり、とその辺りの線引きは霊媒と同じでしっかりしているな、と感じました。

グラフィックや音楽は無難な感じ。
特にすごいというところもなかったですが、キャラクターモーションなどは相変わらず面白くてよかったかな、と。

ゲーム難易度はやや高めに感じました。
証拠品をかなり隅々まで見ないと違和感とか矛盾が気付きにくかったり、ここでこの証拠品がこう絡んでくるのか、という場面はそれなりにあった気がします。
でも、簡単すぎるのもアレなので、ストーリーの重さから考えると適正難易度なのかな、と感じました。

ストーリーに関してはネタバレばかりになるので、ここから隠します。
1と2で全10話構成の話でしたが、7話まではひたすら伏線を張る話で、1つの事件は解決するのだけど真相は闇の中、という感じでした。なので、読後感があまりよろしくなくて、これ本当に伏線全部回収できるの?、という心配が常にありました。

それが8話から畳みかけるように始まった伏線大回収……からの最終話で本当に全ての伏線を回収していく様は本当にすごかったです。圧巻の一言でした。

登場人物たちの人間関係もかなり複雑に組まれていて、1話だけ登場するキャラというのが少なく、いろんな事件に少しずつ関わっていた部分などは、最初からキッチリ構成が組まれていたのだろうな、と感心しきりでした。
ホームズとか一見すると頭おかしい感じのキャラですが、それなりに鋭いところがあったりとかのバランスが良かったですし、最初は憎々しかったバンジークスも後半になるに連れて親しみが持てたりとか。キャラ作りも上手かったな、と感じました。

1をプレイし終えた時点ではいろいろ不安になったものでしたが、2を終えたときは清々しい気持ちになりました。プレイして本当によかったな、と感じるゲームでした。
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