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天気の子・観てきました [映画]

公開初日の初回上映、このタイミングでしかおそらく観に行けないと思って観に行ってきました。
8歳の娘が楽しめる内容なのかどうか未知数故に映画館に連れて行けないなら、夏休み前で娘が学校に行っているなら行ける、ということで。

平日の午前中という集客の難しい時間帯にもかかわらず、座席の半分くらいは埋まっていて、さすがに「君の名は。」効果だな、と感じました。普段から日曜でそこそこの話題作でも座席の半分埋まることは少ない映画館というのもあり、よくここまで集まったな、と感じました。
「君の名は。」で女性ファンも増えたかと思うのですが、客層の8割は男性でした。

まずは、ネタバレのないところから感想を。
映像の美しさについては従来通りで、この辺りは期待を裏切りませんでした。
新宿とか池袋とか、見知った風景もかなりあって、楽しめました。

声については、観る前までは正直なところ本田翼さんは地雷ではないかな、と思っていました。
ドラマの「ラジエーションハウス」を観ていましたが、ちょっと演技が……と感じていたのもあり、結構不安だったのですが、ふたを開けてみれば全く問題はありませんでした。
小栗旬さんもレイトンの時よりもずっと上手くなっていて、出る人みんな上手かったな、と感じました。

ストーリーに関しては、賛否両論とはいかないまでも、批判的な意見は「君の名は。」より出るのではないかな、と感じました。エンターテイメントとしてはいいけど、コンプライアンス的にちょっと……みたいな。
あくまでこれはフィクションなんだとはっきり割り切れる人向きではありました。

では、ここからネタバレありの感想です。

新海監督作品のストーリーについては、ファンタジー部分の掘り下げっていうのはそこまで深くなくて、これまで設定に疑問が残ることは多々ありました。「君の名は。」では、三葉を助ける役割としてどうして瀧が選ばれたのか、とか。
しかしながら、今作ではそう感じる部分はほとんどなくて、設定をそのまま受け入れられて、疑問に思うところはなかったです。
天気を操る力を手に入れる過程とか、その辺り。

話の起伏は結構あって、重くなったり楽しくなったりが割と頻繁に入替ってくるので、終始飽きさせない作りになっていたと思います。

1番のシーンはやはりクライマックス。空の上で帆高と陽菜が一緒に落ちていく中で手をつなぐ部分で、この辺りは劇場にいた人全員が息を飲んで観ていた感じでした。このシーンを劇場の巨大スクリーンで観る価値はあったと思います。

上記で少し触れたコンプライアンス的なところは、終盤に警察を振り切って逃げる部分で、電車が止まっているとはいえ線路上を走ったり、拳銃撃ったり……公務執行妨害とか道路交通法違反も山盛りあって、まぁそれで逮捕されて最終的に保護観察処分になるわけですが、それでもそれをフィクションとはいえそれをやらせるのはどうかな、と思う部分もあり。
映画と同じことをしてみた、みたいなことをする人が出て来ないとも限らないなぁ、と。
よくあると言えばよくあるシーンなのかもしれませんが、観ていてあまり気分はよくありませんでした。帆高を応援したい気持ちもあるけど、法令違反はよくないよな、と終始考えてしまって。

ただ、今作は最終的に狂った天気を陽菜が人柱になることで元に戻せるけど、それをしなかったという結末で、あえてそういう予定調和にしなかったことに意義を見出す作りということで、帆高は世界の敵のようなものなので、あえてそういう法令違反全般を帆高にやらせたのかな、と思う部分もあり。
この辺りは賛否あると思います。

最終的には、観てよかったと思います。
「君の名は。」ほどではないにしろヒットはすると思います。
ただ、批判はそれなりに出るのではないかな、とも思います。
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