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イン・ザ・ヒーロー・観てきました [映画]

公開日が「ルパン三世」と同じなため、あまり話題に上っていないように感じる本作品。
私自身、旦那が観に行きたいと言い出すまでこの作品の存在を全く知りませんでした。

これはスーツアクター(戦隊物などの変身後の中の人)の話で、主演の唐沢寿明さんもかつてはスーツアクターで、仮面ライダー好きの旦那は唐沢寿明さんが売れる前にライダーマンの中の人だったというところから知っているため、どうしても観に行きたい、でも1人では行きにくいというのでついて行きました。

そこまで話題になっていない映画ということで、劇場も150人くらいしか入れない小さいところで、公開初日の初回上映で観客が13人とかなり少なめでした。
でも、最初からそこまで動員が見込めないと考えられているせいか、「R100」のときみたいに大きな劇場で観客が少ないという大爆死状態は避けられていたのではないかな、と思います。

そんな感じで、興味もなかった映画&話題になっていなくて観客も少なめ、ということであまり期待していなかったのですが、いざ観てみるとかなり面白かったです。
スーツアクターって特撮の中の人以外にどんな仕事してるの?、特撮の撮影現場ってどんな感じ?、というのがわかるのが楽しかったりして、140分という長めの上映時間でも全く飽きることなく観られました。
映画の中だけの戦隊物「神龍戦士ドラゴンフォー」の主題歌を串田アキラさんがちゃんと歌っているとか、モーションキャプチャーを利用したゲーム画面が出てくるとか、細かいところもしっかり作られていてよかったです。
スーツアクターの経験があるということもあって、唐沢寿明さん本人がスタントをあまり使わずアクションしているとかも凄いですし、とにかく唐沢寿明さんが50代とは思えない肉体をしているところも素晴らしかったです。

脇役陣にしても、寺島進さんが女性であるピンクのスーツアクターを演じていたりとか(実際過去に演じたことがあるそうです)、福士蒼汰さん演じる一ノ瀬が序盤ではバカにしていた戦隊物に対して徐々に本気で取り組んでいくところとか、いい感じに話を盛り上げてくれて、中盤でもダレるところがなかったです。

個人的に唯一失敗だと思ったのは、映画に行く前に公式サイトで私があらすじを見てしまったこと。
公式サイトのあらすじは映画冒頭の説明だけかと思いきや、映画の終わる30分前くらいにある最大の山場についてまで説明していて、いつになったらその設定出てくるの?、と映画を観ている間考えてしまって、これは知らないまま観ていたかったな、と。

観て損はしない映画になっていたかと思うので、気になった方は観てみてもいいかと思います。
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