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ゼロサム・1月号感想 [スクエニ]

本日はゼロサムの感想を書きました。

では、さっそく総評です。
面白かったのは、ボクラノキセキ、悪の華道を行きましょう、など。
今月は本編を休載してコミックス発売記念マンガになっている作品が多めでちょっと残念でした。

今月からの新連載「悪虐聖女ですが、愛する旦那さまのお役に立ちたいです。(とはいえ、嫌われているのですが)」。
一迅社ノベルズ系のコミカライズ作品ということで、いつもの女性向けのなろう系作品の新連載。
一迅社ノベルズからのコミカライズは作画さえしっかりしていればかなり打率が高いので、この流れはまだまだ続きそうです。
今作は、強い魔力をかさに着て好き放題やっていたために、無理矢理政略結婚させられて幽閉されたヒロインが、記憶を失くして政略結婚相手の夫に一目惚れして、嫌われても尽くし続ける、という話でした。
一迅社ノベルズ系は、私が知る限り、最序盤に不幸のどん底に落とされて、その後無条件愛され系の話になる場合がほとんどなのですが、今作はヒロインが尽くす系だったので、それが他の作品と差別化されていていいな、と感じました。何やかんやで相手もまんざらではないという設定なので、これがいつかデレてしまったら他の作品と大差なくなるので、そこは踏ん張ってほしいところです。
絵も結構上手くて読みやすかったので、連載していく分には問題なさそうです。

今月掲載された「神作家・紫式部のありえない日々」はちょっとどうかな、という展開が山盛りでした。

・源氏物語の若紫を真似た誘拐事件発生←問題なし
・藤式部が誘拐された賢子とテレパシーで会話←一応伏線もあったのでギリセーフ
・百草が能力者で、門を吹き飛ばせるくらいの念動力の持ち主←これはない

この百草の念動力が相当強いもので、確かにこの時代は科学なんてないし呪い殺すとかの話も源氏物語に出てくるけど、それでもちょっとやりすぎでは、と。
セリフにカタカナが乱舞しているのは超現代語訳しているからということで気にしないようにしていたのですが、他は歴史準拠で超能力設定なんて出てくるわけないと思っていたのに……
結構ガックリ来ました。

テレビアニメ「虫かぶり姫」は一通り見ていますが、序盤は割と良かったものの、中盤結構作画が乱れているところが目立ってきていて、ちょっと心配になってきました。
1番はクリスの顔がなんかおかしくない?、という場面が多々あること。クリスが格好良く見えないならラブラブシーンだって冷めてしまいます。他にも、男性陣の顔格好良くないな、というシーンが結構ありました。
エリアーナの髪も細かく描き込んでいるシーンもあれば、輪郭だけで塊みたいに見えるシーンもあったりして、いくら何でも差があり過ぎでは、と。
話が王道なんだから作画を頑張らないといけないのにこれでは……と結構残念な感じになってしまっています。
また、話も結構進むスピードが速くなっていて、前回放送分でほぼコミカライズ分は終わってしまっていました。今まで話の進むペースが速い小説原作のアニメが面白かったことって皆無なので、これは失敗フラグが立ってしまったのでは?、と思わなくもないです。
最終回を見るまで何とも言えない部分ではありますが……

では、ここから全作品感想です。
新連載

悪虐聖女ですが、愛する旦那さまのお役に立ちたいです。(とはいえ、嫌われているのですが)
一迅社ノベルズからのコミカライズで、数ある女性向けのなろう系作品。
強い魔力をかさに着て好き放題やっていたために、無理矢理政略結婚させられて幽閉されたヒロインが、記憶を失くして政略結婚相手の夫に一目惚れして、嫌われても尽くし続ける、という話。
無条件の愛され系の話が多い中、ヒロイン側から尽くしまくって相手もまんざらではない、という感じなのはちょっと珍しくていいかも、と思えた。
絵も万人向けで結構上手いので、連載していく分には問題なさそう。

レギュラー連載

Landreaall
忍者だけどあえて六甲の体を小さくしなかった、というエピソードがここにきて活きてきたことにちょっとビックリした。思っていたよりも忍者についての掘り下げもありそうな感じ。
もうすぐ今回の話が終わるかと思いきや、もう少し続くのかも。

ボクラノキセキ
ユージンが禁呪を使うに当たってどういう考えを持っていたのか、というのが明らかになった。
ユージンがベロニカのことを好きなんだろうな、というのはわかっていたが、第4王子の死の真相とか第1王子の出生問題とかが絡んできていて、そういえばこの辺り伏線あったなぁ、といろいろ思い出して、いよいよまとめに入ってきた感じがしてきた。
次回にも期待したい。

Fate/Grand Order-mortalis:stella-
今月は休載。

乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…
卒業式の話が続いていて、どうもポチ関連の話になる様子。
話としての規模も割と大きくなりそうなので、どうなるか見守りたい。
誰かの誘拐事件にならなければ、と思う。

彼に依頼してはいけません
今月は休載。
連載再開は2月号を予定、とのこと。

虫かぶり姫
今月は作者急病とのことで、本編半分とアンソロジーの出張版が掲載されていた。
アンソロジーは本編の序盤の話だったので、アニメから入った人にはむしろ良かったかも、と思えた。
アニメ化中に急病となると、復帰は大丈夫なのかちょっと心配になる。

マリエル・クララックの婚約
マリエルが誘拐されてしまう話で、展開としてはありがちと言えばありがちではあるけれど、今回が初めてのことなので、とりあえずは許容範囲。
結婚前に三角関係を整理するような流れになるかも。

竜騎士のお気に入り
今月も王都での話。
ヒューバードの家族関係についていろいろと掘り下げる展開のようで、その辺りの新キャラが何人か出てきそう。何やかんや竜と絡める展開だと思うので、その辺りどう見せてくれるか注目したい。

家政魔導士の異世界生活~冒険中の家政婦業承ります!~
目的地に到着して、アンネリエとデニスがお互いの気持ちを確かめる、という展開だった。
これまでのお互いの立場とか、本当はもっと深く語るところなのだろうなぁ、と思いつつ、今月でまとめるためにあえて短くしているのだろうなぁ、とも思った。
下手に引き延ばすところではないので、これはこれでいいのだが。

神クズ☆アイドル
アサヒは消えてしまったわけではなく仁淀が見えなくなってしまっただけ、ということで、やはりやる気を出した仁淀とアサヒではチャンネルが合わなくなった、ということなのだと思う。
これで仁淀が独り立ちをしたら最終回、やる気をなくしてまた見えるようになったら継続、ということのような気がする。

宝石商リチャード氏の謎鑑定
今月は休載。

花燭の白
白梅が落ち込む展開はもう少し続きそうな感じ。ウジウジ展開は続かないでほしいのだが……
話は新展開に入っていく感じになったので、話の核心に迫る展開だったらな、と思う。

魔法使いの約束
今月もページ数少なめでつなぎの展開。
一応掲載ページの中でひとまとまりの話にしている感じではあるが……話が進まなすぎる。

貧乏令嬢の勘違い聖女伝~お金のために努力してたら、王族ハーレムが出来てしまいました!?~
今月はコミックス発売に合わせた宣伝。
本編がずっとシリアスな展開だったので、少し気が抜ける感じだったのはよかった。

ふつつかな悪女ではございますが~雛宮蝶鼠とりかえ伝~
今月は休載。

ヒプノシスマイク-Division Rap Battle- side F.P & M+
今月は一二三と独歩の話。
2人がバッティングセンターに行ったりボーリングしたり、という話だったので、ファンだったら割とうれしいシチュエーションかな、と思えた。
次回からは本編再開、とのこと。

こぎつねわらわら 稲荷神のまかない飯いたたぎますっ!
うーたんがなぜ逃げてきたのかわからない、という展開が続いていて、ちょっと話が間延びしているように感じる。サクサク解決する部分でもないとは思うが、ちょっと引っ張り過ぎかな、と思ってしまう。

ロンググッドバイマイハニー
今月で過去編が完結。
この後ラスボス戦があって最終回、ということになるのだと思う。
話としては盛り上がっているのだが……この作品はかなり展開を急いでいる感じがする。終わりが決まっているなら仕方ないのだが。

悪の華道を行きましょう
宰相の元妻・カミラと画家との話が続いている。
カミラが暗躍しようとして失敗する、というのは割とお約束ではあるのだが、読んでいて素直にスカッとできたので、これはこれでよかった。
次回にも期待したい。

金色のコルダ スターライトオーケストラ-COMIC-
今月は休載。

神作家・紫式部のありえない日々
藤式部の娘が誘拐されてしまったので助けに向かう、という話だった。
源氏物語の若紫と結び付けた展開はいいと思うのだが、百草の能力者設定はちょっとどうなのかな、と思ってしまった。百歩譲ってテレパシーはいいとしても、結構派手な念動力はいかがなものかと。
まぁ、源氏物語の中にも呪い殺したりする流れがあるので、超常の力があってもいいとは思うが、それにしても今回のはやりすぎだと思う。
私の中で作品に対する好感度がガクッと下がった。

闇メイドが支配する!
今月はコミックス発売に合わせた宣伝。
本誌ではあまりいい扱いではないので、コミックスが売れればワンチャン復活あり、という感じか。
あまり刷らない気もするので、割と厳しいかも。

DEEMO -Sakura Note-
夢のお告げでいろいろなことをぼんやり思い出す、という展開が再び出てきた。
映画がベースなので仕方ないと思うのだが、またこの展開か……と思ってしまった。
話が進むペースがかなりゆっくりなのも気になる。

ルーチェと白の契約
今月はコミックス発売に合わせた宣伝。
いろいろな書店との連動企画もあるようで、こちらは大量に刷られることになりそう。
ただ、今はかなり本誌内での扱いはいいが、これで売れなかったら大変なことになるかも。

何時何分地球が何回まわったら
今月で前世の話が完結。
両想いになったら女の子の方がヤンデレ化して不幸な結末しかない、という展開だった。
この性格が現世にも引き継がれていたらやっぱり不幸な結末しかないと思うので、その辺りどう処理してくるのか、注目したい。

不定期連載

最遊記 RELOAD BLAST
今月もお休み。

舞台に咲け!
今月は休載。

読み切り作品

VAZZROCK SSアンソロジー
どうあがいてもページが埋まらなかったらしく、VAZZROCKのアンソロジーから2本出張掲載されていた。
こういうキャラや設定を知っている前提のアンソロジーから掲載せざるを得なかったということは、相当困ったのだろうな、と思った。
せめて設定を知らなくてもわかるアンソロジーにしてほしかった。

ヒロインの娘ですが、どうやら私は悪役令嬢のようです
「悪役令嬢ですが、幸せになってみせますわ!」アンソロジーからの出張掲載。
一通り読んでみて、とにかく設定を詰め込み過ぎだな、と感じた。
両親の設定も込み入っていれば、鉱石発掘の話に王子との婚約の話等々、このページ数に入れるべきではない設定が山盛りあり過ぎた。せめて大きい設定は2つくらいにすべきだったと思う。
絵は割と読みやすくてよかったのだが……

それじゃあまた、午後3時のお茶会で
「悪役令嬢が婚約破棄されたので、今から俺が幸せにします。」アンソロジーからの出張掲載。
最終盤でヒロインがライバルを言い負かす辺りの展開がちょっと都合がいいように見えたものの、他の部分はテンポもよくてなかなか面白い読み切りだった。
受け身ヒロインでなかったのもポイントが高かった。

次号の期待

連載陣に期待したい。
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