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ガンガン・3月号感想 [スクエニ]

本日はガンガンの感想を書きました。

学生時代、消しゴムは常にきれいにしておかないと気が済まない、という癖みたいなものがありました。
消しゴムを使う→ノートの白紙ページで消しゴムについた鉛筆跡がなくなるまで消す、を繰り返していました。消しゴムに鉛筆の黒い跡が残っていると、次に消しゴムを使ったときノートに消しゴムについていた鉛筆の黒い跡がつくことがあって、それがどうにも許せなかったからです。
これは小学校3~4年生くらいからやり始めたのですが、それに気付いたどの人からもおかしいと言われてきましたし、同じようにしている人と会ったこともありませんでした。
その後社会人になってからは鉛筆を使うこともほぼなくなり、そういう癖があったと夫にも娘にも話したことはありませんでした。娘の宿題を見ているとき、そういえば昔消しゴムが汚いと嫌だったなぁ、と思い出すくらいで。
それが先日、娘が私と同じように使い終わった消しゴムをきれいにしておくようになっていて、聞いてみたら、ノートに消しゴムから鉛筆の黒い跡がつくのが嫌だから、と。
何これ遺伝!?っていうか、とにかくビックリしました。
消しゴムの話は本当に1回も話したことがないのに、同じような年齢で同じことを始めるとは……
記憶が遺伝するという説も一部ではあるようですし、癖も遺伝するものなのかどうなのか。


では、ガンガンの総評です。
面白かったのは、無能なナナ、おじさまと猫、など。
割と全体的に面白く読めた感じがしました。

今月で「エルフと狩猟士のアイテム工房」が最終回となっていました。
もう終わるだろうとは思っていたものの、先月号の段階で予告がなかったので、ちょっとビックリしました。
話は割ときれいにまとまっていて、打ち切りというよりはこれ以上話を続けるのが難しいから終わったという感じで、円満終了なのだと思います。むしろ、エルフがアイテムを作るだけの話をよくここまで広げて続けられたものだな、と感じました。
次回作は何かしらの形で出てくると思います。

また、来月で「スライム転生。大賢者が養女エルフに抱きしめられてます」が最終回、とのこと。
連載初期の頃はかなり押されている雰囲気で、コミックス発売がないのにセンターカラーとかよくありましたし、これはもうアニメ化が水面下で決まっているのかなぁ、くらいに思っていたのですが、養女が全員出てくる前に終わってしまうようで、話として区切りはつくけど打ち切りなのだろうな、と思います。
原作のなろう小説版は完結しているものの、3巻までしか書籍化していないので(しかも発売が約2年前)、これは途中でアニメ化とかのメディアミックスがなくなってしまって、これ以上の展開が望めないから終わるしかなかったのかも、とも。
なろう小説のコミカライズも今はたくさんありますが、アニメ化して最後までコミカライズもされて……みたいなのはやはり一握りになってしまうのかな、と感じました。


今月からの新連載「双翼の武装使い」。
進行諸島さんが原作ということで、一見なろう小説が原作なのかと思いきや、なろう小説の作者が直接漫画原作を手掛けている、というちょっと新しいパターンの作品でした。
それで一通り読んでみて思ったのは、絵がすごく上手いな、ということ。
背景をキッチリ描き込んでいるのに読みやすくてアクションシーンもしっかりしていて安定している、という。作画としてはこれ以上ない人選だったのでは、と思います。調べてみたら、他にも原作付きの作品のコミカライズを何作か担当していた方のようで、実力のある人を持ってきたなぁ、と感心しました。
ここ数年でなろう小説が次々コミカライズされる中、そこまで絵が上手くない人がコミカライズ担当になっていて原作がそこまで活かされないパターンも多くなっていましたが、ここにきて本当に絵が上手い人がコミカライズ担当になる例が増えているように思います。
肝心の話はというと、脳筋と頭脳派のダブル主人公、装備すると特殊能力を売る武器、という王道な設定ではあるものの、上手くかみ合えば化ける可能性は十分にあると思います。
今後に期待したいです。

アニメ「裏世界ピクニック」は漫画版で知らなかった話が1話あったものの相変わらず超速で進んでいて、そろそろ漫画版の内容を越えそうな感じです。
時々デッサンが狂っているような不安な絵が入るのは続いていて、世間的な評価もあまりよろしくない感じがしています。
このまま行くと失敗で終わってしまいそうな気がするのがちょっと怖いです。

ドラマ「おじさまと猫」は、原作リスペクトが随所に感じられる作りで、回を追うごとによくなっていっている感じがしています。
原作1話を薄く伸ばしたみたいなドラマ1話を見たときはどうなることかと思ったのですが、以降は原作エピソードを上手く取り入れつつアレンジしていて、エンディングで原作とドラマのカットを同時に入れる部分はすごく好きです。
こちらは最後まで楽しめそうです。

では、ここから全作品感想です。
新連載

双翼の武装使い
なろう小説が原作……ではなく、なろう小説で有名になった作者が原作の作品。
装備することで特殊能力を得る武器を使って2人の少年が戦う話。主人公無双系の話になると思われる。
一通り読んでまず感じたのは、作画担当の絵がかなり上手いこと。背景をキッチリ描き込んでいる上でアクションシーンやカラーも上手いし安定している。調べてみたら原作付きの作品を既に何作か手掛けている方だったので、かなり上手い人を引っ張ってきたな、と感じた。
話に関しては、主人公2人が脳筋と頭脳派という王道の組み合わせではあるが、上手くかみ合えば今後伸びることは十分にあると思う。
今後に期待したい。

レギュラー連載

ながされて藍蘭島
御神木を手に入れるには夢の世界で御神木を手に行けないといけない、というややトリッキーな内容になったので、これは下手するとコミックス1巻分くらいの長編になるかも、という気がしてきた。
何やかんやで御神木は手に入ると思うが。

とある魔術の禁書目録
今月から後方のアックアとの戦いがスタート。
アニメだとそこまで時間もかからず決着がついたが、いろんな読み合いとかもあるので、漫画版は決着がつくまで時間がかかりそうな気がする。
話としては盛り上がっているのでいいと思う。

魔女の下僕と魔王のツノ
レイに呪いをかけた人を突き止めてロイドに謝らせる、というのが次の目標になりそう。
並行してビビアンに呪いをかけて人も出てきたので、話としてそろそろまとめる方向に入っている感じがまたしてきた。まとまるまではまだ時間がかかりそうだが、終わりに向かっている感じがするのはいい。

戦×恋
二葉がなぜ裏切ったのか、というのはぼんやりしか明かされなかったが、完全に敵側についているというのははっきりしていて、ほぼ揺れている感じがなかったのはちょっと意外だった。いずれ帰って来るだろうとは思うが。
拓真の能力が奪われてしまったことで話が停滞しそうなのはちょっと怖い。

梅衣堂ひよと旦那様の野望
今月は休載。

無能なナナ
今月はモエの過去がメイン。どうやって引き取られて育てられたのかがわかったものの、その辺りは割と普通な感じだった。
西条殺しに関しては、モエがいないまま解決しそうな感じもする。
その辺りどうなるのか、期待したい。

英雄教室
今月から魔界に行く話がスタート。
主だったメンバーが全員参加しているので、割と長い話になりそうな気がする。
実は魔王が生きているというのがわかったりもしたので、後々魔王が出てくる展開があるのかも。

不徳のギルド
割と久しぶりにひたむきがメインの話だった。
カンゼボウが再登場したり、ひたむきにそこそこちゃんとした技が身についたり、話として少し進んだ感じがあったのはよかった。

FINAL FANTASY LOST STRANGER
今月は休載。

裏世界ピクニック
今月で沖縄の話が完結。
裏世界から帰って来る方法がちょっと都合のいい感じもしてしまったが、化け物の気持ち悪さはいい感じに表現されていてよかった。
次回から新展開とのことで、期待したい。

エルフと狩猟士のアイテム工房
なんと今月で最終回。
もう終わるだろうと思ってはいたものの、先月の段階で最終回予告が出ていなかったのでちょっとビックリした。
話としては割ときれいにまとまっていたというか、これ以上話が続けることが難しいからここで終わっておいた、という風に見えた。むしろ、エルフがアイテムを作る話をよくここまで広げてきたと思う。
次回作は何かしらの形で出てくると思う。

スライム転生。大賢者が養女エルフに抱きしめられてます
この作品は次回で最終回とのことで、養女がまだ全員出てきていないのに終わるのか、とちょっとビックリした。ひとまず、シマヅの話に決着をつけて終わる形になりそう。
ここで終わるということは、これ以上のメディアミックスが望めないということなのだと思う。
これからも旅が続いていくENDになりそう。

金装のヴェルメイユ~崖っぷち魔術師は最強の厄災と魔法世界を突き進む~
ヴェルメイとアルトが割と元の状態に戻って、ここから仕切り直しでスタートした感じになっていた。
雰囲気的には修行編に入る感じかも。

おじさまと猫
ジョフロワの話がまとまったところで、満を持しておじさまの娘が登場。
存在はずっと匂わされていたので、ようやく出てきたか、という感じでもある。
とりあえずピアニストではなさそうなので、どういうキャラなのかなど、次回にいろいろ期待したい。

社畜さんは幼女幽霊に癒されたい。
今月はバレンタインの話。
単純にチョコを溶かして固めるのではなく、クッキーにしたのはよかったと思う。
まぁ、不器用な幼女に生地を平らにのばすとか難しいと思うが、そこは気にしない方がいいのかも。

たとえばラストダンジョン前の村の少年が序盤の食堂で働く日常物語
今月は休暇から帰ってきたセントワード社の社員2人がメインの話。
社長の無自覚な悪役っぽさは相変わらず結構いいな、と思えた。
現在の展開を見ると、ロイドはしばらく出て来ないのかも。

乙女ゲー転送、俺がヒロインで救世主!?
今月は元の世界に戻るための指輪をゲームクリア以外の方法で手に入れられないか探す話。
何やかんやで手に入れられないだろうなと思っていたので、オチは割と予想の範囲内だった。
そろそろ魔王ルートに入りそうな好感度なので、その辺りどうなるのかも気になるところ。

恋愛グリモワール~最強童貞の勇者様が結婚しないと世界は滅亡するそうです~
今月は休載。

元魔王軍幹部、娘つき第二の人生は現代で
夫婦喧嘩は割ときれいにまとまって、むしろ魔王復活の話が流れた感じになったというのもあり、このまま終わるんじゃないのかな?、という雰囲気が少しある。
とりあえず次回から新展開なので、そこで方針が見えるかも。

18エイティーン
今月は父親をどうにか働かせる話。
どうして父親の仕事が長続きしないのか、事業も失敗し続けるのかががわかる話で、ちゃんと意味のある話だったな、と思えたのはよかった。

ワンルーム、日当たり普通、天使つき。
今月はつむぎも秘密の共有者になる話で、これは今後森太郎を中心とした四角関係がメインの展開になるのかな、という気がした。下手をすると、妖怪的な女子キャラが今後増えるかもしれないが……
そろそろ話の第一段階が終わるかな、という感じか。

戦隊レッド異世界で冒険者になる
仲間の裏切りから友情が生まれる流れは王道だけれどこの作品に必要なものだな、とも思えたので、これはこれでいい流れだと思う。
魔王の存在も出てきたので、次回辺り話がどこへ向かうのか見えてくるかも。

女子高生はおはようって言う
今月は女子との会話についての話。
どう話しかけたらいいのかわからなくなってとんでもない質問をしてしまうというのはあり得そうだな、と思えてよかった。
動きのある絵は減ったが、表情自体硬いので、やはり読んでいていまひとつ感があるのが残念。

読み切り作品

竜の少女とおいしい人間
悪人を退治して刑期を減らすことを生業としている超長期刑期囚の少女が、回収した荷物の中から自分を食べてほしいという人間と出会って新たな価値観を得る話。
「旅とごはんと終末世界」を連載していた文ノ梛さんの読み切り。
料理が出てきたり人ではないロボットが出てきたりする辺り、やっぱりそういう世界観が好きなんだろうな、とまず感じた。
話は悪くはないのだが、主人公であるティエニを管理する立場のμがサクッとティエニ側につくのはダメでしょうと思ったし、全体的に設定を詰め込み過ぎている感じもあって、連載は厳しい気がした。

次号の期待

連載陣に期待したい。
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