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ドラゴンクエスト11S・クリア [ゲーム]

ドラクエのナンバリングタイトルはオンラインの10を除いて全てプレイしていたので、元々のPS4・3DS版のどちらかをプレイしたかったというのはありました。でも、ソフトの発売当時はまだまだ子育てから手が離れていなくて、長時間プレイ前提のRPGは無理だと判断して買っていませんでした。

その後スイッチでバージョンアップ版が出たわけですが、ソフト単価が結構高くて二の足を踏んでいました。
スイッチは娘と共同で使っていてそれぞれプレイするソフトが違うので、娘はパッケージ版、私はダウンロード版を買いたかったのですが、ダウンロード版は基本定価販売で、中古のパッケージ版と3000円くらい差があったというのもあり、どうしようかと。
でも、年末年始で絶対にセールをやると確信していて、実際年始におおよそ中古価格と同等の値下げ販売が行われたので、そこで買ってプレイしました。

スイッチ版はフルボイスだったりイベント追加があったりシステム的に扱いやすくなっていたりいろいろ改良されていたようで、プレイしていて不便だと思うことはありませんでした。
ふしぎな鍛冶では足りない素材はその場でお金を払えば補充してくれるし(市販品に限りますが)、ダンジョンの中だろうが街の中だろうがどこでも可能。取り逃した宝箱は後で回収可能。モンスターリストもアイテムリストも後で全部埋められる、と至れり尽くせりな感じでした。
最終的に真の裏ボスを含めてすべてのボスを倒しましたし、クエストも全てクリアしましたし、アイテムリストも埋めましたし、鍛冶可能な装備品は全て+3にするくらいやり込みました。総プレイ時間は170時間くらいでした。

主人公の名前は入力式だけどボイスどうなるんだろう?、と思っていたら、字幕では個人名が出ていてもボイスは上手いこと個人名を呼ばずに話していて、上手くやってるなぁ、と感じました。
かつてFF10で感じたように、個人名で呼ばないのはおかしい、と思うことはありませんでした。

音楽は過去作含めてオーケストラ演奏になっていて、最後のフィールド音楽が鳴り始めた瞬間は鳥肌が立ちました。これを聞くだけでもプレイした価値はあったかと。

では、ここからネタバレありの感想です。

堀井雄二さん、鳥山明さん、すぎやまこういちさんがガッツリドラクエを作るのはこれが最後だと言っていただけあって、全て詰め込まれた作品だったように思います。もうこれ以上はない、と思えるくらいの。
過去作の音楽がたくさん入っているのはもちろん、ヨッチ村で過去作が出てきたり、一時的な仲間になるホイミスライムの名前がホミリンだとか、アーウィンが息子の名前としてトンヌラを提案するとか、過去作をちゃんとプレイしている人にはクスっと笑える要素がたくさんあって、すごく楽しめました。

ストーリーに関しては、最初に命の大樹に登るまでは普通の話だな、くらいに思っていました。オーブは出てきたけど良くも悪くも昔ながらのRPGっぽいな、と。
でも、魔王誕生からの世界崩壊以降は単発イベントでも結構な死者が出て、何よりベロニカが死んだときはかなりの絶望感があって、ドラクエってこんなにきつい話入れるっけ?、とビックリしました。
ベロニカはそれまで魔法使いとしてずっと前線に出していたキャラでしたし、何よりドラクエで仲間が死ぬってあるのかと。ただ、7のキーファ離脱のこともあるし、仲間が死ぬのもあるっちゃあるのか、と思ったりもしました。何より、セーニャにベロニカの魔法が引き継がれたので、これもうベロニカ復活ないのか、と。

で、この作品がすごいのはここからで、魔王を倒して世界を平和にした後で、時間を巻き戻してベロニカを死ななかったことにできる、と。ただしこの世界は並列世界方式のようで、過去に戻れるのは勇者のみで他のキャラは全員元の世界に残される、という。
この時は結構躊躇して、なにせ味方キャラで1番好きなグレイグが過去に戻ったら仲間になっていない時期になってしまうので、グレイグが使えなくなってしまうのか、と。
それでなんやかんや世界をめぐってそこそこレベル上げしたりとかして、でも過去に戻らないとストーリーが進まないので、意を決して過去に戻りました。

それで魔王が誕生しなかった過去に書き換えたら、かつてイベントで死んだキャラたちが次々生存ルートに入って、過去に戻ったことで悪くなったのは魔王より強い敵が誕生してしまったことくらいでした。
あぁ、こういう話だから魔王誕生以降人が死にまくったのか、とある意味納得したところもありました。
それで何やかんや謎だった勇者の星について、預言者について、などなど解明されましたし、エンディングではセニカが過去に戻ってそれはそれで希望のある世界を作るだろうことが示されて、いいハッピーエンドになっていたな、と感じました。
そこからロト伝説につながる展開でしたから、もう話はこれ以上ないだろうな、と感じましたし、これでドラクエの正当ストーリーは終わりでいいんじゃないかな、と思いました。

ちなみに、スイッチ版はネルソンの試練突破後に選べる「幸せになりたい」でエマ以外のキャラも選べるようになっています。
私が選んだのはもちろんグレイグ。
そもそも幼なじみ設定好きなので、最初からエマ以外も選べる設定だったらエマを選んでいたと思うのですが、せっかくスイッチ版で追加されたイベントならエマ以外を選ぼうと思っていて、だったら1番好きなグレイグで行こう、ということで。
ここ1年くらいのことなのですが、個人的な趣味が完全に変わって、おっさん・おじさまキャラが好きになりました。オクトパストラベラーのオルベリクとかデトロイトのハンクとかにすごく惹かれます。多分、「おじさまと猫」のおじさまと出会った辺りから変わったのかな、と。
幸せになりたい相手も多分昔の趣味だったらカミュを選んでいたと思いますし、FF7Rにも飛びついていたと思うのですが、あまりときめかなくなってしまって。
なお、グレイグのイベントはグレイグがこれからも勇者に忠誠を誓うっていう内容で、いかがわしい要素は一切ありませんでした。というか、こういうのが見たいんだよっていうイベントですごくよかったです。むしろいかがわしいイベントだったらガッカリだったと思います。

なんだかんだでプレイできて本当によかったです。
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