ＷＡＲＤ・０３０号感想

本日の更新は「最新号のお部屋」にＷＡＲＤの感想を書きました。
Ｇファンタジーはもう少しお待ちください。

先日の土曜日「ヱヴァンゲリヲン新劇場版：Ｑ」を観に行ってきました。
普段からあまり混まない近所の劇場がまさかの満席で驚きました。
後日感想を書く予定です。


では、ＷＡＲＤの総評です。
面白かったのは、最遊記異聞、ボクラノキセキ、クツナシ姫、など。
他の作品もわりと読み応えがあって、いつも通りの安定感があってよかったです。

今号で最終回だった「カグヤ」。
突然打ち切りが決まってどうしようもなかったのだから仕方ないのだろうとは思いますが……かぐやを殺した犯人を捜すという話だったのに、その殺されたはずのかぐやが生きていた、という展開は、ガッカリというよりむしろふざけんな、と思いました。正直なところ。
その後も無理矢理辻褄合わせをしているような展開にげんなり。
終わり方もスッキリしたものではなかったですし……
いや、前述のように無理矢理まとめるしかなかったのはわかります。わかりますけどこの展開は……という感じで。
ジャンプの打ち切り作品もここまで酷くはないと思うというのもあり。
打ち切りが決まる前までは割と好きな作品だっただけに、残念です。
元々外部からの作家さんなので、次回作はないと思われます。

今号から連載を再開した「最遊記異聞」。
さすがの安定感ある作りだったのですが、次号で第一部完とのことで、これはまた休載になってしまうのかな、という気がしないでもないです。
ゼロサム本誌の連載に加え、ＷＥＢで「ＷＩＬＤ　ＡＤＡＰＴＥＲ」の連載もあるわけで。
キリのいいところで「最遊記異聞」が休載になるのもあり得るかな、と。コミックスも１巻だけとりあえず出しそうですし、もしかしたら最終章に入っている「最遊記」が終わったら連載再開とかあるかも、と。
別雑誌ですが、ガンガンの「スパイラル」と「スパイラル　アライヴ」みたいな感じでしょうか。
とりあえず、新章にしろ休載にしろ次号に何か予告はあると思うので、それを待ちたいです。

今号で掲載された赤夏さんの読み切り「クツナシ姫」。
ゼロサム本誌の読み切りはページ数が少なめのものが多いですが、こちらは４８Ｐとかなり多め。
それでいて飽きさせない吸引力があり、キッチリ描き込まれているというのもあって、やっぱり話作りが上手いな、と感じました。今回の読み切りも当たりでした。
今作のテーマは靴で、土姫に選ばれた者は祭りの日まで直接土を踏んではいけないという設定とか、そのために履く靴に込められた想いとか、いい具合に珍しいというか捻った設定持ってくるところもいつも通りで好きです。
また連載で帰ってきてほしいところですが、コミックスは売れていないようで……
それが残念です。

次号からの新連載「幸村くんは今日も」。
どうも他誌掲載歴のある作家さんのようで、予告カットを見ても、わりと絵を描き慣れているな、という感じがしました。
ただ、真田幸村の話のようで、そこはちょっと私と合わないかもな、と心配するところです。
ついでに、「ハヤブサ」があるのに、真田幸村が出てくる話が同じ雑誌にもう１本あって平気なのかな？、と思わないでもなく。
とりあえず、雰囲気は全く違う話になりそうではありますが。

その辺りを気にしつつ、次号を待ちたいと思います。