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冬アニメ・ドラマ 総評 [日常]

今期はアニメを割と多く見ました。

アニメ

ヴァニタスの手記
分割2クールの2クール目。
ジェヴォーダンの獣編がメインだったものの、ごく最近ガンガンJOKERに掲載されたヴァニタスとノエの戦いまで描かれていて、本当に原作ストックの全てを使い切って終わった感じでした。
相変わらず音楽が良かったですし、その他の作画とか諸々素晴らしかったです。
最後まで楽しく見られました。

オリエント
大高忍さんが原作ということで、コミックスは買っていないけどアニメをやるなら見てみよう、と思って見てみました。
……出来具合としてはかなり悪い部類に入る作品だったように思います。
とにかく絵が動かない、作画が乱れている、話が進むのが遅すぎる、ということで、良かった点が何一つありませんでした。
全12話あったのに、主人公の仲間が3人になって自分の武器を手に入れるところまで、という映画だったら最初の30分を12話に引き延ばしたようなスカスカな内容でガッカリでした。
主人公の性格もあまり好きになれず……
2期はもう決まっているようですが、見る予定はないです。

オンエアできない!
某テレビ局の新人ADになった主人公の辛すぎる日常を描いた5分アニメ。
とにかくテンポがいいのでサクサク見られ、何となくは知っていても詳しくは知らなかったADさんたちの日常を知ることができて、単純に楽しかったです。
ナレーションの麒麟の川島さんもいい味を出していました。

最遊記RELOAD -ZEROIN-
1度はアニメ化したことのあるヘイゼル編を、原作に忠実に作り直した作品。
全体的に輪郭線が太めだなぁ、と感じたものの、作画はかなり頑張っていた印象でした。輪郭線が太いのも含めて原作っぽい雰囲気がありましたし。声優さんたちも以前のアニメと同じに揃えてきていたのも素晴らしかったです。
作り直しただけはあったな、と感じました。

ハコヅメ
交番勤務の女性警察官の日常を描いた作品。
ドラマが面白かったのでアニメも見てみよう、と思って見てみました。
ドラマよりもかなりテンポよく進んでいた印象で、ドラマでは見たことがなかったエピソードもたくさんあって、アニメもアニメですごく楽しかったです。
同じエピソードでも、ドラマと比べて見てみるのもまたよかったです。
続編に期待したいです。

平家物語
あの平家物語をアニメ化するというので、見てみました。
びわという孤児になった女の子が平家に拾われて、びわの視点で平家の衰退を見ていく、という流れでした。
平家物語本編で琵琶法師が語っていたような口調で本編が描写される、というのが毎回ちゃんと入っていて、原作リスペクトが感じられたのもよかったです。
教科書にも載っている那須与一のエピソードもキッチリ入っていましたし、原作の最後まで描き切っていました。
話も分かりやすかったですし、絵もきれいで、上手いアニメ化だったと感じました。

錆喰いビスコ
当初見る予定はなかったものの、「このライトノベルがすごい!」で1位を取った作品のアニメ化だから面白いのでは?、というネット記事を見て、だったら見るだけ見ようと思って見てみました。
大当たりでした。
とにかくキャラが個性的で魅力があって、話にもグイグイ引き込まれました。話のテンポもよかったですし、キノコの描写とかそこまで動くわけではないけど演出的に上手いな、と思う場面が多々ありました。
全体的にナウシカの雰囲気があるなぁ、と思っていたら、影響を受けていると公言されていました。
ビスコとミロが歌うエンディングの出来もすごくよかったです。

時光代理人-LINK CLICK-
当初見る予定ではなかった作品2作目。
中国産のアニメではあるものの、音楽が天門さん、背景美術が丹治匠さん、何より中国でかなり評価が高い、というのを知って見て損はないだろう、と思って見てみました。
大当たりとはいかないまでも、十分当たりだと思える作品でした。
写真の中に入れる能力を持つ青年・シャオシーと写真から過去を読み取る能力を持つ青年・グアンがコンビを組んで、写真の中から様々な情報を探っていく、という話でした。
話としては面白いのですが、シャオシーの性格があまりよくなくて、序盤はイライラすることが結構ありました。この作品の世界では、写真の中に入って過去を改変したらそれが現代にも反映されてしまう、という設定で、写真の中の過去でシャオシーが余計なことをするのが見ていて本当に腹が立ちました。話の1番最初に、写真の中で過去を変えてはならない・未来を語ってはならない、と忠告されているのに。写真の中の世界でシャオシーが勝手な行動を取る→グアンが諫める、というパターンが確立されていたので仕方ない部分ではあったのですが。
ただ、それが最後の最後で因果応報的に主人公に最悪の結末をもたらすので、あえて悪く見せていたのだろうなぁ、とは思いました。
結構なバッドエンドでしたが、話の筋は通っていて、これはこの終わりでよかったです。
最終話を見ないとこの作品の良さはわからないので、見るなら最後まで見てほしい作品です。

トライブナイン
当初見る予定ではなかった作品の3作目。
「ダンガンロンパ」シリーズを作ったチームが作った作品ということで、だったら面白いのではないかと思って見てみました。
この作品はハズレでした。
エクストリームベースボール(XB)という格闘野球みたいな競技でいろんなチームと戦う、という話だったのですが、まずXB自体が全く面白くない。キャラも個性はあるけどこれだというキャラもいなく、話がほぼ頭に入ってこなかったです。無駄にキャラが多かった印象もありました。
今後配信されるスマホゲームの前振りとして作られた、という意味では「Deep Insanity」と似たような感じかな、と思わないでもなく。

ルパン三世 Part.6
2クール目はルパンの育ての母親について掘り下げる展開でした。
いろんな脚本家が書いているのは1クール目と同じだったのですが、登場する女性キャラたちに最終的に共通点を持たせていたのはよかったです。ただ、やっぱり出来に差はあって、終盤にあった、とある少女がルパン一味のキャラ設定をいろいろ妄想して最終的に不二子に告白しろと強要する話は、何を見せられているんだ?、と思ってしまいました。
久しぶりにテレビシリーズということで見てみたものの、Part.7があっても多分見ないと思いました。

プラチナエンド
キッチリきれいに最後まで原作通りに描いていました。
最後はちょっとくらい変えてくるんじゃないかと思っていたのですが、原作通りでした。
また、原作は米田博士が出てくる辺りから話が結構分かりにくくなるので、アニメだったらわかりやすくしてくれるかも、と思ったものの、やっぱりわかりにくかったです。

東京リベンジャーズ
作品タイトルと人気があるというのは知っていたものの、内容は全く知らなかったので、再放送があるというなら見てみよう、と思って見てみました。
確かに面白かったです。
第2話以降辺りからグイグイ話に引き込まれましたし、マイキーとかドラケンとか、これはいいキャラだなぁ、と感じました。これは人気が出るのもわかるなぁ、と。
まだ1クール見終わっただけなのですが、続きもすごく楽しみです。


春ドラマ

ミステリと言う勿れ
平凡な大学生がとある殺人事件に巻き込まれたのをきっかけに、推理をするというよりも何やらいろいろしゃべっているうちに事件が解決する、というミステリー。
かなりの割合で主人公がしゃべり倒す展開なのですが、主人公役の菅田将暉さんが上手いので、楽しく聞いていられました。
1話限りのゲストキャラとかに、普通にドラマのレギュラーを張る人たちがたくさん出ていて豪華でしたし、それ故に犯人がわかりにくくなっていてよかったです。
完全に続編前提な終わりだったので、続編に期待しています。

DCU
海で起こった事件を解決する特別部署の話。
海で起こった事件が関係するなら地上での捜査もするという設定で、「海猿」と「TOKYO MER」を足して2で割ったような作品だな、とまず感じました。
海上保安庁全面協力という触れ込みで、第1話こそ水中シーンも割と多くあったのですが、以降は水に関係する事件は起こるものの水中シーン少なめで、温泉の大浴場に潜って事件の手がかりを捜すシーンは、無理矢理水中シーンブッコんでない?、と思うところもありました。
主人公の性格もあまりいいとは言えず、話としても小物が黒幕で捕まって終わる展開でしたし、主人公とライバル関係でテロ組織にいるという成合についても中途半端な締めくくりで、続編前提にしても中途半端過ぎない?、と思ってしまいました。
続編があっても見ないかもしれません。

ドクターホワイト
医療の知識だけは克明に覚えている記憶喪失の少女が、とある病院の診断専門部署で働く話。
なぜ記憶喪失なのか、なぜ医療の知識だけはあるのか、という謎解きなどはキッチリ行われましたが、知識だけで診断って出来るものなのかな、と思うところもあり、ちょっと微妙なところもありました。
膨大な医療知識で誤診を正す、というのがテーマで、ちょっとわかりにくい病気に気付いていくという過程は割と面白かったです。
登場人物同士のやり取りは割とテンポが良くて楽しめました。

愛しい嘘~優しい闇~
突然開かれることになった中学校の同窓会。それに参加した親しい旧友6人が同窓会の日を境に次々死んでいき、仲間が減っていく中で主人公は真犯人を捜していく、という話。
見始めた当初は、林遣都さんと溝端淳平さんの役が逆なんじゃないのかな?、と感じたのですが、最後の展開を見て納得しました。林遣都さんの役は上手い人じゃないとできない役でした。
序盤は結構主人公の女の子にイライラしましたが、次第にそれはなくなりました。
毎回怪しい人物が入れ替わり、少しずつ真相に迫っていく流れは単純に引き込まれました。
いろいろ張られていた伏線も最後でキッチリ回収され、話の骨格がしっかりした作品だったな、と感じました。面白かったです。

ケイ×ヤク
公安の刑事とヤクザが手を組んで、刑事の元上司でありヤクザの姉でもある女性を捜す話。
ヤクザがバイだという設定というのもあり、全体的にBLっぽい男性同士の友情がメインの話になっていました。
一応話に区切りはついていましたが、本当の黒幕とかいろいろ残された伏線があったりして、続編を意識したような終わり方でした。
BL自体あまり好きではないのですが、単純に主人公2人のやり取りは面白かったです。

真犯人フラグ
「あなたの番です」と同じスタッフの手によるドラマの真相編。
割と序盤から謎解きが始まって、ずっと謎解きが続いている感じだったのはよかったです。
「あなたの番です」はほぼ真犯人1人による犯行でしたが、本作ではいろんな人が少しずついろんなことをしていて、それが複雑に絡み合って事件が複雑化してしまった、ということで、切り口を変えてきたのはよかったです。ただ、意味深だったことが全く意味がなかったり妄想だったり、というところでちょっとイラっとしたことはありました。
ちなみに、真犯人は誘拐された妻・真帆だとずっと思っていたのですが、ハズレでした。
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