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逆転裁判6・クリア [ゲーム]

「大逆転裁判」と「大逆転裁判2」の間にプレイしたソフトでした。
逆転裁判シリーズも4でボロボロになった後の5でやや復活したものの、それまでのメインディレクターだった巧舟さんが離れてしまってやっぱりなんかちょっと違う感じがあったので、正直本作もどうなんだろう、と思いつつプレイしてみました。

それで実際ふたを開けてみて、結局やっぱりなんか違う、と思ったまま終わった感じがしました。
物語の主な舞台はクライン王国という霊媒が一般化していて、なおかつ裁判において弁護士が存在しないという主人公にとってすさまじいアウェー国家。
もうこのくらいの設定にしないと話が作れないのだろうな、と感じました。

システムも過去作の流用がほとんどでしたが、死者の死ぬ直前の映像を見ることができる霊媒ビジョンで多少の新しさがありました。
ツンデレのレイファのキャラも悪くない感じではありましたが、過去作を越えるということはなかったです。

難易度的には全体的にちょっと難しい感じで、特に霊媒ビジョンでの矛盾探しはちょっと難しかったです。
ここが矛盾していると思うけど、どう矛盾しているのかがわからない、みたいなのがあったりして。
この辺りはシリーズを重ねているので、あえて難しくしているのかな、と感じました。


では、ここからネタバレありの感想です。
物語の舞台となるクライン王国では霊媒が一般化していて、裁判のときに死者が死ぬ直前に見た映像を公開することで犯人をより確定化する流れがあるので、そこから矛盾を見つけていく流れについて特に違和感はありませんでした。
そもそも弁護士がいない国で、被告人を弁護した上で有罪が確定したら弁護士も被告と同様の刑罰が与えられるという法律があるせいで誰も弁護士をやりたがらないから、いきなり現れた日本人が弁護士をやると言っても特に反対されない、というのもアリと言えばアリかな、と。

ただ、最後の裁判で犯人の使ったトリックの中に霊媒がガッツリ入ってきていて、それはちょっとどうなんだろう?、というのが最後まで引っ掛かりました。
これまでのシリーズでも、事件に霊媒が関わっていたことは何度かあったのですが、霊媒があるという前提だったからそういう風に見えただけで実際は違ったとか、霊媒のせいで見間違えただけだったとか、トリックの根幹に霊媒が関わってくることはありませんでした。
それが今作では、このとき目撃者に目撃されるためにあえて霊媒をして移動して……みたいな流れが当たり前に出てきて、それはちょっとどうなんだろう、と。

他にもラスボスの検事が自分で法律を都合のいいようにその場で作り変えられる、というとんでもない反則技を使ってきたりしかして、なんかもうやりたい放題だな、と。
何やかんやで最終的に逆転するわけですが、なんかもう、このシリーズはこれで終わった方がいいだろうな、と感じました。
ストーリー的にも、もう次回作はないという感じで終わっていたので、もうこれはこれでいいと思います。
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