Ｇファンタジー・７月号感想

本日の更新は「最新号のお部屋」にＧファンタジーの感想を書きました。

では、早速総評です。
面白かったのは、キューティクル探偵因幡、グランネリエ、地獄少女花子くん、など。
今月は、ここ最近始まった作品が少しずつ伸びてきているなぁ、と感じました。
ここから「黒執事」レベルまで伸びてくれる作品が出てくるといいのですが。

今月からの新連載１作目「妖飼兄さん」。
「鳥籠学級」「詠う！平安京」などを連載していた真柴真さんの新作です。
妖怪をレンタルするペッショップの話となっていて、ここにきてまさかの妖怪ネタ被りで、本誌に妖怪ネタの作品が溢れかえる雰囲気になってきました。
もろ妖怪ものの「妖怪学校の先生始めました！」「ももも怪レストラン」、妖怪ネタも扱う妖怪ものと言えなくもないのが「地獄少女花子くん」ということで、これはちょっと大丈夫なのかな？、と。
もともと真柴さんの作風として妖怪的なものを扱っているというのもあるので、今回の連載は真柴さんらしいと言えばらしいのですが……
他の作品とのアンケートの食い合いが怖いです。
作品の方向性としては他の作品と違うので、ベテラン作家さんなら平気かな、とも思うのですが。

新連載２作目「寡言な猫田くん」。
猫好きなのに猫に好かれない子木くんと、猫の王様のような感じで猫を操れるのでは？レベルの猫に好かれる猫田くんの話となっていました。
絵が結構「ホリミヤ」の萩原ダイスケさんに似ていて、センターカラーを見たとき、一瞬「ホリミヤ」が始まったのか？、と思うレベルで見間違えました。
話としては学園物っぽい感じで、これだと絵が似ているというのもあり、「ホリミヤ」の下位互換的な感じになってしまうのでは？、と思ってしまいました。
短期集中連載なので、人気が出れば長期連載昇格になるかとは思うのですが、現時点では話にしても絵にしても、他の作品の中に埋もれてしまうような印象で、もっと個性がないと厳しいかな、と感じました。