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SPEC~結~爻ノ篇・観てきました [映画]

映画の前編を観たら、そりゃ後編も観るよね、ということで観てきました。
観に行ったのはたまたま映画の日と重なった12/1(日)で、映画の日に映画を見に行ったことがまずなかった&しかも休日と重なっていた、ということで、映画館は激混み。
チケット販売の最後尾にプラカード持った人が立つレベルで、近所の映画館でここまでチケット売り場に人が並んでいるのは初めて見ました。

この映画の客入りも映画の日と重なっていたのもあってか、1番広いスクリーンだったにも関わらず、座席の7割は埋まっていました。
全編の時よりも1.5倍くらいは人がいたように思います。

それで内容はというと、タイトルで「結」と言っているだけあって、今回ばかりは「SPEC」としてキッチリ終わっていました。
ただ、「ケイゾク」を知らない人は小ネタとか含めて最後は意味が終わらなかったかも、という気がします。
情報量もすごく多いので、映画を観るだけではなくて考察サイト見たりとかしないと、全部はわからないかもしれません。
私も考察サイト巡りをしているところです。

また、後編だけあって序盤からクライマックス突入しているので、中だるみは少なかったです。
最後まで一気に観られた感じがしました。


では、ここからネタバレありの感想です。

後編の冒頭で、プロフェッサーJは誰なのか?、という謎解きがあり、まさか湯田だったとは思ってなかったので、かなりビックリしました。前編で少しだけしか登場しなかった湯田を演じていたのが遠藤憲一さんで、こんな端役に遠藤憲一さんが?、とは思っていましたが、渡辺いっけいさんも少ししか出ていなかったというのもあり、単なる豪華キャストでやっているだけかと思っていました。
この謎解きは上手いな、と感じました。

その後、スペックホルダーとは何か?、という辺りは、まんまエヴァだなぁ、と感じました。
スペックホルダーは本来地球にいた先人類で(エヴァでの使徒)、人間は後に隕石でやってきた新人類(エヴァでのリリス)。スペックホルダーたちは新人類を殲滅して地球を浄化し、自分たちは霊体となってガフの部屋に一旦帰って転生を待つ、と。
前編まではスペックホルダーは人類の進化した形だと言われていましたが、ここで覆してきました。
しかしながら、製作している方も多分それはわかっていて、「流行りの言葉で言えばガフの部屋」という表現を使っていましたし、根幹設定はエヴァと似ていても展開はエヴァと似ているわけではなかったので、それはそれで気にしない方がいいのかな、と最終的には思いました。

この辺りから話はハリウッドのSFみたいな感じになり、あれ?SPECってこんな話だっけ?、という気分になり、後半に当麻がセカイをちょっと出し抜きそうになるところは推理物っぽくてよかったものの、それ以降はやはりSF。

ただ、最後に瀬文が当麻を撃つところはよかったです。
瀬文の葛藤が手に取るように伝わってきましたし。

それでエンディングとなって、世界は多分瀬文が未詳に配属された直後くらいに巻き戻って、中には書き換えられた歴史もある感じになっているのかな、と個人的には思いました。
地居と美鈴が付き合っているような描写もありましたし、野々村係長は生きてることになっていましたし。
世界を漂う概念的な存在になった当麻を瀬文だけが見つけられるっていうのは、2人には恋愛感情とかそういうのを超えた絆があるんだろうな、というのがわかってよかったです。

そして、ラストシーン。
まさかここで浅倉の名前が出てくるとは、と。
浅倉は「ケイゾク」のラスボスで結局どうなったかわからなかった人でしたが、どうやらまだ生きているようです。
この辺り、「ケイゾク」を知らなかったら何が何やらでしょうし、ウジ虫のネタとかもわかる人にはわかる感じだったかな、と。さすがに「TRICK」のネタは大半の人が気付いていたみたいでしたが。
ドラマでは、柴田はどこかでまだ刑事をしていて、間山は殉職したというのがわかりますが、これは別タイトルで続編あるのかなぁ、という気もしました。

ちなみに、前編で顔出しのなかった卑弥呼の正体は北大路欣也さんで、旦那さんの予想外れたじゃん、と言ったらキタローなんて言ってないと。北大路って言ったじゃんと。軽くケンカになりました。

瀬文スペックホルダー説は完全に否定されていて、本当にただの人だとパンフレットで言明されていました。
ただ、警視庁の最上階から吹っ飛ばされて砂場に突き刺さった状態から、再び最上階まで這い上がる瀬文には本当に何かスペックあるんじゃないか?、と思ったりもしましたが。
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