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言の葉の庭・観てきました [映画]

新海誠監督の最新作が公開されるとなったら観に行くしかない!、ということで、公開2日目に観に行ってきました。
前作の「星を追う子ども」のときは、公開日が娘の生後1週間くらいのときで、さすがに公開期間中に映画を観に行けるような状態ではなかったというのもあり、泣く泣く諦めた……というのがあったので、今作はちゃんと映画館に行こう!、と決めていました。

前々作の「秒速5センチメートル」のときは、単館上映&舞台挨拶ありだったというのもあり、私が観に行った公開初日で満席でしたが、今作は公開館数も増えて舞台挨拶の回が取れなかったというのもあり、席は全体の7割埋まっているかな、というくらいでした。
それでも、結構人多いな、という印象はありました。

とりあえずネタバレのないところから感想を書くと、上映時間は1時間と短めで、冒頭に10分くらいの別の新作短編も上映されたので、「言の葉の庭」自体は45分くらいでした。
映画と言えば1時間半以上あるのが当たり前になっていますが、長さとしてはこれでちょうどよかったです。
無駄なシーンってなかったと思いますし、中だるみみたいなのもなくて、最後の盛り上がりもかなり感情移入できました。
相変わらず背景はきれいでしたし、舞台が知らない場所ではない新宿だったというのもあって、上手く再現出来てるなぁ、と思ったりも。
思っていた以上に当たり作品だったという印象で、これはもう1回行ってもいいくらいに思いました。
まぁ、既に劇場限定でブルーレイが先行発売されていたりするので、それを家で観てもいいのですが。
別に新海監督ファンでもない旦那さんを無理矢理連れて行きましたが、これは面白いという評価だったので、信者フィルターがかかっているわけでもないと思います。

前作の「星を追う子ども」はブルーレイで観ましたが、これは無駄に長かった印象もあったので、やっぱり新海監督は短編の方が上手いんじゃないかな、と感じました。
「ほしのこえ」「秒速5センチメートル」はどちらも短編ですし。


では、ここからネタバレありの感想です。
新海監督の過去作品ってあまり伏線を使うような描写がなかったのですが、今作では伏線が結構張られていて、しかもそれが上手く機能していたように思います。

・公園でビール飲みながらチョコレートを食べていること
・出会いのシーンで短歌を口にしたこと
・味覚障害の話の電話をしている時の相手の名前が「○○先生」になっていたこと

などなど。
あぁ、そういうことなのか、と思わせてくれるシーンが多かったです。
孝雄の母親が一回り年下の男と付き合っているというのが序盤で批判的に語られた上で、孝雄と雪野の年齢差が一回り離れているとわかるところも上手く作っているなぁ、と。

クライマックスの階段のシーンの盛り上がりは、やっぱりグイグイ引き付けられました。
雪野の部屋に行った時点で、キス以上の何かあるんじゃないかと思った私はエロゲ脳になってるなぁ、と思ったりもしましたが、そこで雪野が一旦孝雄を突き放すとか想像してなかったですし、そういう細かい意外性もいろいろとあってよかったです。

ちょっと時間があったら見てみて損はない作品だと思います。
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