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劇場版ストロベリーナイト・観てきました [映画]

実は初日の1回目に上映されたものを観てきていました。
何だかんだで忙しくて、感想を書くまでにちょっと期間が開いてしまいましたが。

TVCMでは、興行成績1位獲得!、という風にやっていますが、私が観に行ったときは席が全体の2割くらいしか埋まっていなかったです。
初日にこれで大丈夫?、と思うレベルでした。大爆死するんじゃないかな……と心配になったくらいで。
午後の上映の方が人が入ったとは思いますが、本当に思っていた以上に人がいなかったです。

年齢層は割と高めだった印象です。
30代とかの同世代が多かったかな、と。
中高生とか20代の人は少なかったように感じました。
まぁ、PG12指定ということもありますが。

ドラマはスペシャルドラマから連ドラまで全て観ているものの、原作は読んでいない作品です。
でも、ドラマは結構好きで、「シンメトリー」「右では殴らない」「ソウルケイジ」などはかなり好きでした。
なので、映画もかなり期待しつつ観に行きました。

で、一通り観た感じだと……ドラマの方がストーリーよかったかなぁ、と感じました。
全編に渡って雨を降らせたとか、クライマックスシーンは道路を全面封鎖して撮影したとか、映画でしか出来ないことをしていたのはよかったと思うのですが、ストーリー的に大どんでん返しみたいなのもなく(いや、犯人にちょっと意外性はありましたが)、いまひとつ物足りない感じがしてしまいました。

ドラマを見ていないとちょっと人間関係わかりにくいってところはありましたが、映画だけ観ても話についていけるとは思います。
多分ここからまた連ドラ発展もあるんじゃないかな……という気がしないでもないですが、ドラマが好きだった人でもあえて観なくてもいいんじゃないかな、と感じる映画でした。


では、ここからネタバレありの感想です。

この話は「姫川班最後の事件」と謳われていて、確かにその通りなのですが、実際の作中では姫川がかなり後半になるまで単独捜査をしているので、姫川班の出番が全体的に少なめだったのがまず残念なところでした。
原作があるのでどうしようもないところだとは思うのですが、キャッチコピー間違えているのでは?、と感じました。

ドラマから出ている癖のある脇役たちも、全体的に扱いが低かったように感じました。
ドラマからの伏線だと思っていた、ノリとガンテツが一緒にお酒を飲むシーンとか映画には何の関係もなかったですし、むしろ映画ではガンテツいい人でしたし……
日下も日下で姫川の味方みたいな感じで、ドラマみたいにそれなりにいがみ合ってる感じの方がよかったなぁ、と感じました。
映画では、姫川&日下と組対の対立がメインでしたが、組対の出番も少なかったので、微妙な感じでした。

ただ、今作のメインである牧田の存在は結構よかったな、と感じました。
他の作品だと、今まで主人公(姫川)の近くで寄り添っていた人(菊田)ではなく、ポッと出の人(牧田)に主人公が惹かれる理由がわからない、ということはよくあるのですが、今作に関しては姫川が牧田に惹かれるのもわかるなぁ、と。

姫川には、13年前に腹を刺されて強姦された上に、その事件を担当して姫川の回復に心を砕いてくれていた女性刑事が犯人に殺されるというとてつもないトラウマ&心の闇があるから、同じように心の闇がある牧田に惹かれるのかな、と。
日なたを歩いている菊田には多分一生理解できないことを、姫川と牧田は共有できたんじゃないか、と思えたので。
なので、最後に姫川が菊田に言おうとしたことも、多分頼れる部下として以上には見られないって内容なんじゃないかと思うのです。

ただ、個人的には菊田を応援していたので、映画の中では菊田が不憫で不憫でしょうがなかったです。
誰もが思うところではありますが、例の菊田が車で姫川と牧田を追いかけて港に着いたところとか、きっついなぁ、と。切ないというより、不憫という言葉の方がしっくりきます。
牧田の見せ場は結構あったので、菊田にももう少し見せ場が欲しかったな、と感じました。

最後に姫川班は解散してみんな所轄に飛ばされていきますが、いずれまた集まるってことになって、連ドラになったりするんじゃないかな、という気もしています。
それはそれで、いずれ期待したいところです。
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