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ガンガン・6月号感想 [スクエニ]

本日はガンガンの感想を書きました。

連休明けで娘が学校に行きたくないなぁ、と言い出して、理由を聞いたら、クラスの男子がよくよくふざけてそのとばっちりが来るからとか、塾で勉強しているから授業が簡単すぎて面白くないとか、まぁ4年生になって塾に行き始めたら出てくる悩みの典型ではあるよな、という感じでした。
なんやかんや女の子の友達と久しぶりに会えるというのをモチベーションにして出かけて行ったのですが、娘を説得する中で、ママだって5年生のときは学校に行きたくないピークだったという話をしました。
小学5年生で初めて男の先生が担任になったのですが、まぁとにかく怒鳴ることと暴力が酷い先生でした。今だったら大問題になるレベルで。
怒鳴った後グーで頭を殴るというのがパターンで私も2回くらい殴られましたし、友達の女の子は殴られた後の目つきが悪いという理由で突き飛ばされた後でもう1発殴られるとかあって、理不尽極まりなかったです。
授業の進め方も恐怖政治そのもので、先生が何か問題を出して手を挙げて答える生徒が出るまで20分でも30分でも待ち続けて授業が進まず、チャイムが鳴っても授業が終わらないなんて日常茶飯事。休み時間、給食、掃除の時間が他学年とずれることも頻発していました。手を挙げて答えたら答えたで間違っていたら怒鳴られるから誰も手を挙げなくなるという悪循環。
結局1年間でやるべき教科書の内容が終わらず、それを知った親たちが徒党を組んで学校に抗議した結果、ほぼ担任が持ち上がりになるはずの6年生の担任は別の先生になった、なんてことがありました。
……っていうのに比べたら、今の学校なんて天国じゃん、という話をしたところ、娘にママは何をして殴られたの?、と聞かれ、それを全く覚えていない自分にビックリしました。
何が悪くて怒られたのかを記憶せず、ただただ殴られたことだけ覚えているもんなんだ、と。
本当、暴力って何も生まないんだな、と思いました。
(そういえば、余計に殴られてた女の子はその直後に本気で先生に自由帳で呪いをかけていたので、恨みは生んだかも。)


では、ガンガンの総評です。
面白かったのは、無能なナナ、おじさまと猫、など。
連載攻勢が始まったので、そろそろ終わりそうな作品が2~3作品あって、入れ替わりの時期に入った感じがしました。

今月からの新連載「オウルナイト」。
「彼の彼女に何かようかい」を連載していた高津カリノさんの新連載です。
北海道すすきののニュークラブ(世間一般で言うキャバクラ)を舞台にした話、となっていました。
主人公は女装が趣味の大学生で、それぞれ強めの個性を持った従業員たちがいるということで、これはファミレスからキャバクラに舞台が変わっただけの「WORKING!」だな、とまず感じました。
「俺の彼女に何かようかい」は結局アニメ化まで行かなかったので、今回はよりアニメ化を狙えるようにあえて「WORKING!」に寄せてきたのかな、という感じもしましたが、割と話には入りやすかったので、悪くはないスタートだった気がします。
今後の伸びに期待したいところです。

それでは、ここから全作品感想です。

新連載

オウルナイト
「俺の彼女に何かようかい」を連載していた高津カリノさんの新連載。
北海道のすすきのにあるニュークラブ(一般的な意味でのキャバクラ)を舞台にした物語。
主人公は初見で女の子っぽい見た目だな、と思ったので、女装趣味キャラということで納得。他のキャラもそれぞれ個性を持たせているので、キャバクラが舞台の「Working」みたいだな、と感じた。
初回は悪くない感じだったので、今後の伸びに期待したい。

レギュラー連載

ながされて藍蘭島
今月から宝探し的な大会の話がスタート。
行人がそれなりに成長している、という描写があったのはよかったのだが、ネタ的にはちょっと使い古された感じで残念。お宝が何なのかは隠されているが、大したものではないのだろうな、と思ってしまう。

とある魔術の禁書目録
今月はアックアと火織の戦いがメイン。
今月は戦いの前提となる知識の説明みたいなのがメインだったので、本格的な戦いは次回以降になる。
いい感じに盛り上がっているので、次回に期待したい。

魔女の下僕と魔王のツノ
レジーナとの戦いが続いていて、なんやかんやで魔王が体を乗っ取られるのはお約束。
魔王は精神支配に対しての耐性が低いとのことで、そういう設定なら確かに何度も乗っ取られるのもわかる、と思えたのはよかった。
レジーナは割とあっさり倒せると思っていたので、結構苦戦している今の展開はちょっと意外な感じがしている。

戦×恋
敵対するものだとばかり思っていた戦女神が味方してくれる展開となったのは意外でよかった。
邪神派との戦いはもう始まってしまっているとのことで、やっぱりこれは終わりを急いでいるな、と感じた。
早ければあと1年くらいで最終回になるかも。

梅衣堂ひよと旦那様の野望
今月で戦いが終わって、思っていた以上にアッサリ終わったな、と感じた。
次回で最終回という告知は出ていないが、新展開を用意してこれ以上続けることはないと思うので、残り2回でエピローグを描いて終わるのだと思う。

無能なナナ
ナナがいろいろと思わせぶりな動きをしていて、今までの展開から考えて相馬をどうにかしてハメる展開になるのだと思う。
モエは完全に壊れてしまっているので、ここから復活させるのかどうなのか、注目したい。

英雄教室
今月はルナリアとサラの話。
サラがあまりにも覚えがよすぎてルナリアのプライドが傷ついて……という流れで、確かにそういうのはあるかもしれないな、と思えたのはよかった。
ただ、終盤のお風呂の展開は定番かな、と感じた。

不徳のギルド
今月はエロ少なめで新キャラも出てきたりして、少し話を広げようとしている感じがした。
エロ部分は無理矢理ねじ込んでいる感じがしたので、なくてもいいのになぁ、と思わずにはいられない。

FINAL FANTASY LOST STRANGER
ミシディアでの話が一段落して次の目的地が明らかになった。
ビッグブリッジとかゴールドソーサーとか、FFを知っている人にはおっと思える地名を出してくるのはやはり上手いな、と思う。
新展開に期待したい。

裏世界ピクニック
今月も猫の忍者の話。
空魚が鳥子に説得されてちゃんと猫の忍者の怪異と向き合う展開で、アニメだとこの辺りアッサリ流されていたので、やはりこうしてじっくり描いてくれる方がいいと思えた。
次回にも期待したい。

金装のヴェルメイユ~崖っぷち魔術師は最強の厄災と魔法世界を突き進む~
今月も前回の続きという感じで、水着と次の任務の話。
コミックスだったらそこまで気にならないかもしれないが、2回連続で水着と次の任務の話でちょっと間延びしている感じがするのが残念。

おじさまと猫
今月はおじさまの息子・星鳴とふくまるの絡みがメイン。話としてあまり進まなかったのは残念。
親子関係が悪いわけではないようなので、親子の過去とかが次回以降掘り下げられるかも。
次回にも期待したい。

社畜さんは幼女幽霊に癒されたい。
今月は原点に立ち返った感じで、会社で幼女幽霊が立ち去れと言い続ける話。
何やかんやで定期的に原点に立ち返る展開があるのはいいと思う。
次号は表紙ということで、人気は継続して保たれているらしい。

たとえばラストダンジョン前の村の少年が序盤の食堂で働く日常物語
料理大会に向けていろいろと伏線を張ったりして周りを固めている感じがした。
アニメもさほど話題にならずに終わったので、料理大会が終わっても連載が続く、というのはなくなった気がする。
料理大会が最後の山場と考えてよさそう。

乙女ゲー転送、俺がヒロインで救世主!?
妹はゲームに必要のないキャラだから、何らかの形で数日中にゲームから追い出される、とのことで、その前にいろいろ観光しておこう、という展開。
観光の最中にいろいろとイベントが起きるのはお約束ではあるけれど、そうならないと話が進まないので、これはこれで問題なし。
妹がゲームから追い出されるときにまた一波乱ありそうなので、そこがどうなるか見守りたい。

恋愛グリモワール~最強童貞の勇者様が結婚しないと世界は滅亡するそうです~
今月はほぼ勇者が登場せず、仲間たちが活躍する話だった。
雰囲気的にはもう本当に終わりそうで、次回最終回予告はないので、残り2回でもおかしくはないと思う。
勇者が誰かとくっついて終わるのかどうかが気になるところ。

元魔王軍幹部、娘つき第二の人生は現代で
今月はハウレットとギルバートの戦いがメイン。
ハウレットが能力的に近距離戦が苦手でギルバートが優位になる、というのは理に適っていると思えて納得できた。
エイプリルが助けに来るというのはちょっと違うような気がしたのが残念。

18エイティーン
今月は、前回切り過ぎた妹の髪をどうにかしようとする話。
とりあえず似合うと言っておいて、じゃあ同じ髪形にしろと言われると言葉に詰まるところなど、これはあり得そうなやり取りだな、と思えてよかった。
最後のまとめ方はちょっとありがちな感じで残念。

ワンルーム、日当たり普通、天使つき。
とわ以外の天使・しうが登場して、天使側もキャラ増やすのか、とちょっと意外な感じがした。
しうは森太郎に対してかなり敵意を持っている、というのはお約束。
メインキャラはそろそろ固まったと思ったのだが、まだ増えるらしい。

戦隊レッド異世界で冒険者になる
絆エネルギーとは何なのか、みたいな話はあったものの、謎解きらしい謎解きがなくてちょっと残念。
ここにきて別の異世界ヒーローが出てくるのはある意味お約束だと思うのだが、同じ戦隊の別色が来ると思っていたのが別の戦隊だったので、その辺りどう転ぶか、注目したい。

女子高生はおはようって言う
今月は授業で指されるのがわかっているけど、出された問題が確実に解けないからどうしよう、と考える話。
日にちと出席番号を結び付けて当ててくるタイプの先生、というのはあるあるな話で面白かった。
珍解答部分の面白さはいまひとつだった。

双翼の武装使い
今月は結界石を奪還する話。
敵を倒したと思ったら復活して、そこからとどめを刺すまでの流れはなかなかよかった。
下手に話を引っ張らずに敵を倒したのもよかった。
これはそろそろ化けそうな感じがする。

次号の期待

新連載に期待したい。
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M1号

お久しぶりです。
問題教師について語られていた事から、私も知り合いが遭遇したモンスターティーチャーの話をいくつかお話しします。
30年ほど前には体罰がまかり通り(「燃える!お兄さん」のように問題児である主人公を、暴力で矯正する教師とのやり取りが当たり前のように描かれる漫画もあった)、教師も必ずしも品行方正とは言い難い存在だったため、モンスターティーチャーも多数存在しました。

●元々品行に問題ある教師だったが同僚と不倫出来婚。夫は翌年左遷させられるが、妻は4年左遷を猶予してもらう。その教師の口癖が「李下に冠を正さず」。
不倫出来婚の事実が発覚した途端、親たちからの評価も地に落ちた。
●自分の功績のために問題児が多数振り割られたクラスを担任する(そう出来うるほど、暴力などでクラスを統率する手段に長けていた)。しかしより大きい功績と出世のため任期途中で他校へ転任。
教師に「裏切られた」クラスは半年もせず学級崩壊(そんな言葉も問題になる前の時代でしたが、誰が後任になっても同じでしょう。学級崩壊の元凶である前担任の責任を問えないのが腹立たしい)、市内の合唱コンクールでそのクラスが騒いだため全校失格、退場という伝説を作る。

また、塾といっても私塾の方では学校のように内申点などの抑止力がない分、生徒同士の争いもそれに伴う体罰も過激化する傾向にありました。

●塾長が問題人間そのもので、自分の子飼いの生徒といざこざを起こした生徒に容赦なく暴力を振るい、その光景をビデオカメラで録画する(後に暴力を振るった生徒に見せるという陰湿さ)。
些細な粗相でも容赦なく暴力を振るうあたり、板金感覚でぶっ叩くヤ○ザと変わらない。

そんな教師に教えられた生徒が、後に問題教師となる事も少なくないですが、あの時代と違う事は、弁護士など法律の専門家を交えて迎撃するなどの手段が取れる事です。
今はもう教師の暴力が「指導の一環」、教師の問題行動が「教師は聖職者なので批判は許されない」で済まされるものではないのですから。
「教師から受けた仕打ち」で一生の方向性を変えられてしまう事に対処しなければならないのは、多くの問題教師の犠牲者たちに学んだこと、というのが皮肉ですが…

by M1号 (2021-05-30 20:03) 

minerva

お久しぶりです。

私が出会った教師の中で最悪だったのが今回書いた小学5年生の時の担任だったので、さすがに新聞沙汰になるとか、あからさまな左遷になったとかの教師はいませんでした。
中学の部活で水を飲ませてもらえなくて3人熱中症で倒れたのは、今だったらニュースになっていたと思うくらいで。

過激なダイエットの末に倒れて1週間入院した教師に、奈良さんはダイエットした方がいいよと言われたときは、あなたに言われたくないと思ったとかありますが。
宿題を失くしたという男の子を泣くまで責めたてた担任が、実はその子の宿題を持っていたのが発覚したけど謝りもしなかったとか、なんやかんや自分の間違いを認めない教師は多かったな、とは思います。

中学はそこそこ荒れていたものの、3年間不良生徒も黙らせられる先生が担任だったので学級崩壊がなかったとか、小学6年生のときの担任は暴力もあったけど授業が抜群に面白かったのでそこまで恨みはないとか、全部が全部悪かったわけではないのですが。

今は大分時代が変わったなぁ、と思います。

by minerva (2021-06-07 11:06) 

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