SSブログ

真かまいたちの夜 11人目の訪問者・クリア [ゲーム]

かまいたちの夜シリーズは全てプレイしていたので、原点回帰と謳っているし、プレイしても損はないかな、と思って買ったソフトでしたが、発売が娘が生まれた直後だったというのもあり、約10年寝かせてからのプレイとなってしまいました。

登場人物に声がついているのはやっぱり時代だなと思いましたが、フルボイスでないのは当時の限界なのかどうなのか。ただ、下手にしゃべらない分、サクサク読み進められたのはよかったです。その分、プレイ時間はかなり短かった感じでしたが。DLCは無料のものだけプレイしましたが、多分、20時間もプレイしていないと思います。
もう10年くらい前のソフトなので、ネット対戦的なものはもうプレイできなくなっていたというのもありますが、ボリューム的にはもっとあってもよかったかなぁ、と。DLCが全て無料で1本にパッケージされていたらちょうどいいくらいなのかもしれなかったです。

ミステリー編で犯人を見つけてスタッフロールが流れたら別シナリオへの分岐が発生する、というのは初代をしっかり踏襲していて、フローチャートが見えるというのもあって、あまり迷うことなくプレイできました。


では、ここからネタバレありの感想です。

ミステリー編の犯人に関しては、自分の脳内ではある程度あたりはついていたものの、犯人を指摘するところに到達できなくて最初は皆殺しルートに入ってしまいました。
予定していない11人目の訪問者がいるという初期設定を見て、予定外の人がいるとわかっているのはオーナーだけなんだからオーナーが怪しいな、と思っていて。トリックまわりがわからなかったので、指摘するところまで行けませんでした。

1周目クリア後に誰も殺さないハッピーエンドルートが出てきたのはよかったのですが、本編で最初の犯人指摘ルートを通り過ぎてしまうともうバッドエンドしかなくなってしまうのは少し残念でした。
初代では数人殺された後で犯人と対決して解決するルートもあったので、それがあっても良かったかな、と。
謎解きは割と良かったと思います。

とにかく死亡ルートの多いスパイ編と死神編はかなり雑な死亡ルートが多いな、とも思いましたが、それもそれでかまいたちシリーズの醍醐味みたいなところもあるので許容範囲だったのですが、スパイ編でみゆき死亡ルートしかなかったこと、死神編の終わり方はあまり納得できませんでした。

妖怪編に関しては、ここだけタッチが違うというかみんなキャラが違うというかノリが違うというか、スタッフロールもネタにしていたところはよかったものの、ちょっとついていけないところもありました。かなり人を選ぶ感じで、私は合わなかったです。

ビンゴ編は登場する作中小説があえてゴミみたいなレベルで書かれていたのが微妙でしたが、終わり方に関しては1番納得できるものでよかったです。

鎌鼬の夜編は純粋な犯人当てだったものの、消去法でサクッと犯人がわかってしまったのは残念でした。
犯人を特定したら自動でトリックから何から説明してくれてしまうのもちょっとどうかと。

この作品以降続編がないってことはそういうことなのだと思いますが、シナリオに参加した作家さんが7人だというのはちょっと多すぎる感じがしました。
ある程度キャラ設定の整合性は取れていたものの、やっぱり作風が違い過ぎるのが気になりました。
1本1本のシナリオがそこまで長くないので、7人も用意する必要があったのかな、と。
それを楽しむゲームだと言われたらそれまでなのですが。

nice!(2)  コメント(0) 
共通テーマ:コミック

nice! 2

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。