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真剣で私に恋しなさい!A・クリア [ゲーム]

A-1からA-5を全てまとめたパッケージ版が出てからプレイしようと思ってずっと温めていた作品で、娘も小学校に入って落ち着いてきたのでプレイしてみました。

「真剣で私に恋しなさい!」の続編なので、2009年が舞台ということで、もう10年も前なのか、とちょっと感慨深かったり。
まだ誰とも恋人になっていない世界で、いろんな条件が絡み合ってこのルートに入る、というのがどの話でも割と明確だったのはよかったです。

では、ここから各攻略キャラのネタバレありの感想を。


武蔵坊 弁慶
A-1のメインヒロイン。
だらけ部に日々通っていると弁慶ルートに入る、という感じでした。
弁慶自身が最初から大和に対して好感度高めなので、割とすんなり恋人同士になっていました。
弁慶の義経に対する忠誠心とかが見える話で、全体的には王道的かな、という印象でした。

忍足 あずみ
あずみは英雄の専属執事で何年も英雄に片思いしている29歳の忍者。
そういう設定からか、無印からのサブキャラはほとんどSで陥落したのに、あずみは決して落ちませんでした。紋白ルートで同志的な存在になるところまでの話はありましたが、そこまででした。
そんなあずみとどうやって恋人になるのかと思ったら……数年がかりの壮大な話で、やっぱりそれくらいしないとあずみは落ちないんだな、と感心させられました。
紋白の執事になり、なおかつ紋白に恋心を抱かない状態にならないとこのルートに入らない、という厳しめな条件なのもよかったです。
Aシリーズの全ヒロインの中で、このルートが1番話として好きでした。

黛 沙也佳
無印ヒロイン・黛由紀江の妹。
沙也佳の見合い話が持ち上がり、それを嫌って姉のところに家出してくる場合に突入するルートでした。
大和と恋人の振りをしていたら本気で好きになってしまった、という王道な話でした。
まぁ、このシナリオは本編よりも姉妹で出てくるんだから姉妹〇を描いてくるのかどうなのか、でもキャラの性格的にそれは出来ないだろうし……と思っていたら、意外な形で実現させていたことには、わかってるなぁ、と感心しました。

葉桜 清楚
A-2のメインヒロイン。
25歳くらいになったら教えてくれると言われていた自分が誰のクローンなのかが気になり、それを探るように依頼してくると突入するルート。
A-1の中で軽く触れられていた模擬戦をキッチリ描いてくる展開で、いろんな戦略が絡み合うところは川神大戦に近い感じでした。
個人の力の強さに溺れる清楚の本体を諭しつつ導いていく展開は素直に面白かったです。
エンディングが2つ用意されていたのもよかったです。

クッキー4IS(アイエス)
クッキーシリーズの中でお世話に特化したタイプのロボット。
ロボットではあるけれど、肌の質感は人間そのもので、睡眠も食事もとるというほぼ人間に近いロボットなので恋愛をすることも可能。
108体いるISシリーズが世に解き放たれた場合に突入するルート。
アイエスは能力的には優秀だけど、誕生してからの期間が短くて経験に乏しいため、本家クッキー4にはいろいろ敵わない、という立ち位置だったのはよかったです。
話もアイエスがロボットであることの意味などが問われるもので、なかなかよかったです。
ただ、本編の中でその後の伏線として事件の黒幕がうやむやだったのは残念でした。

九鬼 紋白
Sのアフターストーリーで、紋白と結婚したところから話がスタート。
Sにあった無印のアフターストーリーはただひたすらエロ、という感じだったのですが、こちらはしっかりとストーリーがあって楽しめました。
九鬼家の入婿になって上に立つ者としてどうしていくか、というのが描かれていたのもよかったです。

李 静初
A-3のメインヒロイン1人目。
紋白の専属執事になり、なおかつ紋白に恋心を抱かないと入るルートで、あずみルートに近い感じでした。
攻略するのはあずみよりも簡単な感じになっていました。
生い立ちや昔のしがらみも話のメインでしたが、世界死んだふり選手権が実際に開催される展開で、これはなかなか見応えがありました。
アイエスルートと同様、最後が少しうやむやだったのは残念でした。

ステイシー=コナー
A-3のメインヒロイン2人目。
前述の李と同様の立場ではあるものの、こちらは2012年が舞台でいろんなキャラの3年後が描かれていて、これまでの話とはまた違った感じでよかったです。
やはりステイシーの生い立ちや昔のしがらみも出てきますが、千花と夜の遊び友達的な関係になっているルートとかあったのはちょっとビックリでした。
話としては九鬼従者部隊の順位入れ替え戦がメインで、より九鬼従者部隊の中に食い込む話だったのも面白かったです。

松永 燕
Sのアフターストーリーで、大和が主導権を握ったルート、燕が主導権を握ったルートの2パターン用意されていたのはユーザーに手厚いな、と感じました。おそらく燕が主導権を握ったルートがメインルートだと思うのですが……
内容的にも燕が主導権を握ったルートの方が家族愛とかが深く描かれていてよかったです。

林冲
A-4のメインヒロイン1人目。
梁山泊が大和の護衛をすることになると突入するルート。
梁山泊メンバーは5人登場するので全員脱ぐかと思いきや、3人までだったのは少し残念でした。
ただ、選択肢によってはバッドエンドではない京エンドもあって、その辺りは意外でよかったです。
新キャラがかなり多かったのは話として楽しめましたが、敵が思っていたよりアッサリ敗退してしまったのは残念でした。

大友 焔
A-4のメインヒロイン2人目。
東西交流戦後、福岡の天神館に2ヶ月留学することになると突入するルート。
西方十勇士の掘り下げがいろいろとあって、その辺りを見るのが楽しかったです。
焔の花火に対する思いとかが掘り下げられていて、無難な仕上がりだったかと。
一応晴エンドも用意されていたものの、もう少し手厚くても良かったかなぁ、と思わないでもなく。

源 義経
A-5のメインヒロイン。
最上旭も偉人のクローンだと世間に公表すると突入するルート。
A-4までで存在を匂わせてきたMと暁光計画が何なのか、というのがここで明らかになるわけですが、そこまでの掘り下げはなくてあっさり終わってしまったのは残念でした。
ただ、義経と旭の最終決戦はアニメーションも取り入れた迫力ある仕上がりになっていて、かなりよかったです。
選挙戦でも複数の選択肢の組み合わせで当落が決まるようになっていたのは、ゲームらしくてよかったです。

橘 天衣
河原で素っ裸の天衣に遭遇すると突入するルート。
やたらと運の悪い天衣をどうにかまともな生活ができるようにしていく話で、降りかかる不運も考え方によっては幸せにもなり得る、という不運そのものを消すのではなく考え方を変えていく、という流れ手になっていたのがよかったです。

マルギッテ=エーベルバッハ
Sのアフターストーリーで、マルギッテが隊長を務める猟犬部隊の掘り下げがメインでした。
Sのマルギッテルートはただひたすらエロ、という感じでいまひとつだったのですが、こちらはこういう話を見たかったんだよ、という求めていた話になっていて非常に満足できました。
エロに関してはやはり多めだったのですが、マルギッテが主導権を取ろうとするものとかもあって、いろんなニーズに応えてくれる感じがよかったです。
選択肢によっては猟犬部隊とのハーレムルートに突入して、一通りプレイしてみた感じだとハーレムルートこそ正規ルートなんじゃないかな、と感じました。ここに至るまで2人と関係を持つ話はあっても、ハーレムルートってなかったですし。
アフターストーリーではこの話が1番好きでした。

最上 旭
義経ルートから分岐して、選挙で旭の味方をすることに決めた後のストーリーでした。
年上キャラで燕が主導権を握った未来よりも更に女性側が主導権を握るストーリーで、その辺り燕とも差別化できていてよかったです。

テルマ=ミュラー
マルギッテルートからハーレムルートに分岐して、フィーネ以外と既に肉体関係がある状態での話でした。
男性恐怖症のテルマが大和以外の男性とも臆さずちゃんと話ができるようになるまでが描かれていて、本編を補完する話になっていてよかったです。

武松
林冲ルートから梁山泊の蘆駿義候補になることを決めたルートに分岐した直後の話でした。
これにはストーリーらしいストーリーはなく、脇役だった生徒会長とも関係が結べるというのがわかっただけの話のように感じました。
武松の掘り下げもあまり深くなかったように見えて、残念でした。

マジコイシリーズはこれで一応完結という形らしく、あるとしてもしばらくは製作しないとのこと。プレイヤーとしても世界観を十分かに楽しめたので、これはこれで満足できたな、と感じました。

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