SSブログ

コミックスREVIEW・更新 [漫画全般]

本日の更新は「コミックスREVIEWのお部屋」に以下の作品を追加しました。

「いんてる先輩・ゆーじ・一迅社」
「うみねこのなく頃に 散 Episode6・桃山ひなせ・スクウェア・エニックス」
「楽屋裏-貧乏暇なし編-・魔神ぐり子・一迅社」
「銀の匙・荒川弘・小学館」
「執事に国境なんて・五十嵐嵐・一迅社」
「東京サマーオブザデッド・玖倉しいち・一迅社」
「博士の不可解な夜宴・木下さくら・マッグガーデン」
「蜂の巣・峰倉かずや・一迅社」
「”文学少女”と飢え渇く幽霊・高坂りと・スクウェア・エニックス」
「magico・岩本直輝・集英社」


差し替え作品
「アイドルマスター Splash Red・坂野杏梨・一迅社」
「アイドルマスター Innocent Blue・零壱・一迅社」
「アイドルマスター Neue Green・黒瀬浩介・一迅社」
「悪魔のつくりかた・木下さくら・マッグガーデン」
「うみねこのなく頃に Episode3・夏海ケイ・スクウェア・エニックス」
「屍鬼・藤崎竜・集英社」
「仕立屋工房・日丘円・スクウェア・エニックス」
「バナナのナナ・鬼八頭かかし・マッグガーデン」
「ひぐらしのなく頃に 解 祭囃し編・鈴羅木かりん・スクウェア・エニックス」


今月のお勧め作品、1作目は「執事に国境なんて」です。

執事に国境なんて 1巻 (IDコミックス ZERO-SUMコミックス)

執事に国境なんて 1巻 (IDコミックス ZERO-SUMコミックス)

  • 作者: 五十嵐 嵐
  • 出版社/メーカー: 一迅社
  • 発売日: 2011/07/25
  • メディア: コミック


「愛にトシの差なんて」の続編で、主人公が新米執事のミュンスとなっていますが、基本的なノリは前作と同じです。
坊ちゃま大好きな執事・進右ェ門、50歳の年の差がありながら進右ェ門を愛する女子高生・和沙も健在で、その他個性豊かな脇役たちが勢ぞろい。
前作が1巻だけで終わってしまうには惜しいと思っていたので、続編が出てきてくれて本当にうれしかったです。

ゼロサムの中では絵柄もちょっと傾向が違い、「ストレンジ・プラス」のように腹を抱えて笑うタイプのギャグでもなく、地味に面白いタイプのギャグ漫画です。
傾向としてはGファンタジーの「キューティクル探偵因幡」のような感じで、安定して読める小ネタの面白い作品となっています。
ガンガンJOKERの「絶対☆霊域」も近い感じだと思うので、どうも私はこういうタイプのギャグ漫画が好きなようです。

お勧め2作目は「銀の匙」です。

銀の匙 Silver Spoon 1 (少年サンデーコミックス)

銀の匙 Silver Spoon 1 (少年サンデーコミックス)

  • 作者: 荒川 弘
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2011/07/15
  • メディア: コミック


「鋼の錬金術師」の荒川弘さんがサンデーに移籍して連載しているこの作品。
北海道の農業高校が舞台で、同作者のエッセイ漫画「百姓貴族」がベースになっているような感じの作品です。
作者自身が農業高校出身ということで、話にはかなりリアリティがあって面白いです。
逃げた子牛の捕まえ方とか、実際に経験していないとわからないような小ネタが多くて楽しいです。

「鋼の錬金術師」とはまた違った方向で楽しめる作品ですが、「鋼の錬金術師」のような作品を……と思って期待していると、ちょっと違ってしまうかもしれません。
「鋼の錬金術師」とは話の方向性が違いすぎて比べる対象にはならないくらいですが、安定して読める良作です。


また、今月は割と豊作で、紹介した作品以外にもいくつかお勧めがあります。

「楽屋裏-貧乏暇なし編-」は「楽屋裏」の続編で、内容としてはほぼ一緒。
ただ、WARDで連載されている「漫画家デビューはしたれど」も同時収録されていて、個人的にはこちらの話の方が私好みです。
漫画家デビューして10年、未だ連載が持てない魔神さんの友人・井上さんの話です。
話の中で魔神さんから子猫を譲り受けてから猫漫画みたいになっていたりもしますが、それもそれで面白いです。

楽屋裏 貧乏暇なし編 1 (IDコミックス ZERO-SUMコミックス)

楽屋裏 貧乏暇なし編 1 (IDコミックス ZERO-SUMコミックス)

  • 作者: 魔神 ぐり子
  • 出版社/メーカー: 一迅社
  • 発売日: 2011/07/25
  • メディア: コミック


「蜂の巣」は峰倉かずやさんの作品が好きなら買って損はしない作品です。
WARDで連載されている中で、作者の連載が「最遊記 外伝」に移行してしまって、そのままフェードアウトのような感じで終わってしまった、ちょっと残念な作品でしたが、内容は確かです。

治安の悪化により、死体から臓器を抜いて販売する臓器荒らしが横行するようになった日本で、臓器荒らしに奪われる前に死体を回収して正式な形で火葬する「葬迎員」の2人が主人公の話です。
この2人と、臓器売買を行う組織の総元締めである恩田との対立から話が進むかと思いきや、主人公2人と出会う前に話が終わってしまっていて、これからなのになぁ、と悔やまれます。
話は1話完結物が多いので、そこまで中途半端に終わっているというわけではないのですが。
できれば続きが読みたいなぁ、と思うわけですが、全1巻でコミックスが出たことでもう続きはないのかな、と思ったりも。

ページが足りない分はArcanaに収録された話が再録されていて、まとめて読むとやはり峰倉さんは話作りが上手いな、と感じます。

また、峰倉さんの作品「WILD ADAPTER」が10月から新装版として刊行されます。
どうも作品自体一迅社に移籍するから改めてコミックスを出し直す、ということのようで、移籍前のコミックスが6巻まで出ている中で5巻まで持っている私は(6巻の発売を知らなかった)、買うしかないのかなぁ、と思ったり。
今更移籍前の6巻を買っても、続きが出るわけでもないので。
でも、峰倉さんは現在もリハビリ中ですし、復帰後も最遊記の連載が最優先されると思うので、「WILD ADAPTER」は気長に待つしかないような気もします。

峰倉かずや短編集 蜂の巣 (IDコミックス/ZERO-SUMコミックス) (IDコミックス ZERO-SUMコミックス)

峰倉かずや短編集 蜂の巣 (IDコミックス/ZERO-SUMコミックス) (IDコミックス ZERO-SUMコミックス)

  • 作者: 峰倉かずや
  • 出版社/メーカー: 一迅社
  • 発売日: 2011/07/25
  • メディア: コミック



WILD ADAPTER 1巻

WILD ADAPTER 1巻

  • 作者: 峰倉 かずや
  • 出版社/メーカー: 一迅社
  • 発売日: 2011/10/25
  • メディア: コミック


完結作品の中での注目作は「ひぐらしのなく頃に 解 祭囃し編」。

「ひぐらしのなく頃に」シリーズの本編がついに完結し、大団円での終わりとなっています。
コミックス描き下ろしで、美代子の運命の分岐点での話が追加されている辺り、にくい演出だな、と感じました。
現在ガンガンJOKERで連載されている「ひぐらしのなく頃に 礼 賽殺し編」をもって本当の完結になるわけで、まだ正式に終わったというわけではありませんが、最初から最後までキッチリ漫画として描かれてよかったな、と心から思います。
各エピソードで作画を分けて同時連載していく形でなかったら完結までもっと時間がかかったと思いますから、この方式にしたのは正解だったのだな、と今更ながら思います。
この作品も最初からまた読み直してみようかな、と思っています。

ひぐらしのなく頃に解 祭囃し編(8)(完) (ガンガンコミックスJOKER)

ひぐらしのなく頃に解 祭囃し編(8)(完) (ガンガンコミックスJOKER)

  • 作者: 竜騎士07
  • 出版社/メーカー: スクウェア・エニックス
  • 発売日: 2011/08/22
  • メディア: コミック



nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:コミック

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0