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ブレイド・10月号感想 [スクエニ]

本日の更新は「最新号のお部屋」にブレイドの感想を書きました。

では、早速総評です。
面白かったのは、あまんちゅ、すみっこの空さん、ほしのうえでめぐる、神様ごっこ、など。
今月は切ない系の話が割とあって、なかなかに私好みでした。


今月で最終回となった「わんぱぐ!」。
カラーはなかったものの、きれいに大団円となっていました。
最初から最後まで安定していた連載だったので、ここで終わってしまうのが惜しいですが、こういう終わり方なら次回作は出てくるだろうな、と思うので、そこに期待したいところです。
いい連載でした。


今月からの新連載1作目「STEINS;GATE 比翼恋理のスイーツはにー」。
作者コメントからすると半年間の限定連載のようです。
コミックスで丁度1冊というところでしょうか。
ファンディスクの漫画化ということで、最初から登場人物を全て知っているのが前提の話になっていて、原作を知らない私にはちょっとわかりにくかったです。
先月まで「亡環のリベリオン」が連載されていたので、なんとかわかるかな……といったところでしたが。
話はかなり明るくハイテンションとなっていたので、これが最後まで続きそうです。
「フカシギフィリア」との掛け持ち連載となりましたが、特に絵が乱れているとかはなかったので、連載していく分には問題なさそうです。

新連載2作目「今日、カレー」。
何となく雰囲気が「すみっこの空さん」と被っているかな……と感じましたが、作品自体悪くはない感じでした。雰囲気被りとしては、「南鎌倉高校女子自転車部」と「あまんちゅ」が被りすぎている方が気になるくらいで。
その他、背景がちょっと白いかな、とか、田舎なのにカレーが売れすぎているのでは、とか、カレー万能になってるな、とか気になりましたが、今後次第でどうとでもなると思うので、しばらく様子見といったところでしょうか。

新連載3作目「コープスパーティー Another Child」。
先月の予告編が既に第1話のようになっていて、今月はその続きから始まったような形になっていました。
その分前振りが短く済んでいて、今月いきなり天神小学校に飛んで残酷描写が出ていたのはなかなかよかったかな、と。
原作のキャラも何人か出てくるようなので、その辺りどう絡んでくるか気になるところです。
原作キャラの入れ方などがバランス良さそうなので、正当な外伝作品になりそうで、期待が持てます。


新連載攻勢も今月の3本でしばらく落ち着くのかな……と思っていたら、4月号までにあと9本の新連載が用意されている、ということで、かなりビックリしました。
つい先々月まで2011年版の新連載攻勢をしていたのに、今月から2012年版の新連載攻勢がスタートという。
ということは、少なくとも10本くらいは連載が終わるわけで、ストーリー的に終わる可能性があるのが「-ヒトガタナ-」「装甲悪鬼村正」「イレブンソウル」「魔法少女プリティ☆ベル」くらいなので、6~7本は打ち切りになるのか、と。
最近のブレイドは打ち切り作品でもコミックス2巻分くらいは出すので、だったらコミックスがもう既に1巻出ている作品が危ないような気がします。
あり得るとしたら、「素足のメテオライト」「椿色バラッド」、来月コミックスの出る「CRY EYE」「ツブラな惑星」は売れ行き次第で打ち切りもあるのかな、と。
前回の新連載攻勢は割と成功したと思うのですが、果たして今回のはどうなるのか、気になるところです。


その他の話題として、巻末の目次ページの隅にひっそりと「星の大サーカス」が休載になると書かれていました。今月だけの休載ではなく、無期限の休載となるようです。
作者である桜野みねねさんのHPでは、うつ病が悪化しての休載だと書かれていました。
「星の大サーカス」が隔月連載になったときから危ないとは思っていましたが、連載が立ち行かなくなるのが想像以上に早かったです。
いやもう、桜野さんに定期連載は持たせない方がいいんじゃないか、と心から思います。
前々から連載を維持していくには精神的に弱すぎるところが見えていましたが、これでもう何回目かと。ここまで同じことを繰り返しているのだから、いい加減編集部も方針変えた方がいいのでは、と。
コミックスが出ていないだけまだよかった部分はありますが、始める連載全てが全てまともに終わらないので、不定期連載にするとか、ある程度描き溜めてから載せるとか、読み切りだけ描いてもらうとか、コミックス全描き下ろしにするとか(さすがにこれは冒険しすぎか)、そういう方向にシフトした方がいいかと。
既存のファンもまた離れるんじゃないかな、と思ったりもします。
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M1号

「星の大サーカス」無期限休載ですか。5月に桜野みねねさんのチャリティー漫画の話をしたときも思いましたが、「うつ病の悪化」というのは建前で、本音としては自分の捲土重来の目論見が大きく外れたことに対しての「不貞腐れ」のようにも思えますね。
ブレイド創刊当時には編集部から「ドラフト1位指名」レベルの好待遇で迎えられたにも関わらず、(ゴーストライター起用などの自業自得の部分はあれど)いつの間にやら「その他大勢」レベルに落ち、妊娠・出産・育児で季刊連載になっている同期の天野こずえさんとの差はハンデがあったとしても縮められない(あちらの方がアニメ3期放映など、自分の作品でも無理だった事を難なく達成した)上、隔月連載とチャリティー漫画を並行連載して「出来る自分」をアピールする目的も裏目に出た、という有様ですから。
この件でマッグガーデン側も桜野みねねさんを切り捨てる事も視野に入れざるを得なくなってきたでしょうが。極楽トンボな事ばかり提案してもそれを実行する事すらできず、何かあると「作者急病により無期限休載」という手段で逃げる作家をいつまでも厚遇し続けると作家全体の士気が下がりますし、何よりこれ以上桜野みねねさんを甘やかし続けても本人のためにならない。
桜野さんも連載という形が困難ならば、一迅社に移籍してゲーム系のアンソロジーの作家になるか(20年近くオリジナルの連載も殆どなくアンソロ作家を続けてる都波みなと氏のような例もある)、ライトノベルの絵師にでも転向するか(ある意味ラノベも季刊連載のような物であり、絵さえ良ければ話はアレでも食いつく客は多い。MF文庫・スーパーダッシュ文庫・一迅社文庫辺りが狙い目だろうか(電撃文庫はシリーズも多い分絵師の確保も十全だろうから無理))した方が賢明でしょうし、何より「甘え」の許されないマッグガーデン以外の世界に触れる事で、自分の中の「甘え」を駆逐できるでしょうし。

追伸・そういえば桜野さんといえば、昔PSソフト「時をかける少女」のキャラデザに起用されかかりましたが、ソフトの開発そのものがお流れになりましたね。
あれも何故開発中止の憂き目に遭ったのかはわかりませんが…

by M1号 (2011-09-04 10:39) 

minerva

悪い意味で期待を裏切らないというか何というか……という結果が出てしまいましたね。
例のチャリティー漫画も最後まで出ていないようですし、だからといって連載を休止しているのにチャリティー漫画だけ描くのもどうかと思うので、これは続きは出ないのかな、と思ったり。

マッグガーデンも創刊当時は休載が多発してどうしようもない状態になりましたが、ここ最近は中途半端になっていた作品なども連載再開したり完結したりして何とかまとまってきましたが、桜野みねねさんだけはずっと変わらぬようで。
やる気はあるのでしょうが、どれも長続きしない感じですし。
うつ病は詳しくないので何とも言えませんが、今はやる気もなくなった状態なのかもしれません。

確かに、ラノベの絵師とか、単発系の仕事の方が合っているように感じますね。
話作りは原作に回る……というか、原案だけ作るくらいだったらいいのかな、とも。
その辺りは桜野さん次第なので、とやかく言っても仕方ないのですが。
by minerva (2011-09-07 22:41) 

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